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痺れる (光文社文庫)
沼田 まほかる
光文社 2012-08-08
評価

by G-Tools , 2012/11/06



がつがつとまほかるを読んでいる。
これは短編集でした。
タイトル通り。

痺れます。

まほかるの本をホラーとくくるのはためらいがありますが、
恐ろしいという感情を喚起するという意味で”ホラー”という
言葉を使うのが正しければ、この本は見事にホラーです。

倫理的にダメだと分かっていても、
根の深いところでうずいている欲求。
それも女の欲求。
そういう光を当ててはいけない、
あったと気づいてはいけない欲求を
明るみに出してしまっている数々。

目を背けたいけれど、
目が離せない。

侮辱したいけれど、
のどもとに何かがひっかかる。

毎度毎度、なんとも言えない気持ちにさせてくれますね~
まほかるさんは、醜い女の一面を描きながら、
その向こうにある男の醜さを明らかにする手法の方と思います。
人間の深みにはまりたい方にお薦めです。

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アンドロイドは電気羊の夢を見るか? (ハヤカワ文庫 SF (229))
フィリップ・K・ディック カバーデザイン:土井宏明(ポジトロン)
早川書房 1977-03-01
評価

by G-Tools , 2012/09/22



映画『ブレードランナー』の原作として有名なSFです。
1970年代に書かれているのに、一向に色あせない近未来の話。
アンドロイドと人間の関係性は永遠のテーマなんですな。
近代化、機械化が進むにつれ、よりいっそうこのテーマは重みをまし、
真実性を帯びていくはず。

タイトルの秀逸さにも感服。
果たしてアンドロイドは夢を見るのか?
人が人として証明される要素とは何か?
人と機械を隔てるものを、こんなにも前から
しっかりと捉えていることがすばらしいですね。

アンドロイドが巧妙に人を装う時代。
本物の動物の貴重性。
人間の愚かさだけが、人間たらしめるという皮肉。
でも、だからこそ人間が愛おしいのか・・・

勝手にSF回顧シリーズとなりました。

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きのうの世界(上) (講談社文庫)
恩田 陸
講談社 2011-08-12
評価

by G-Tools , 2012/08/29



久々に恩田陸さんの本を読んだ。
恩田さんはいろんな本を描ける方ですね。
今回のように水周りのお話、結構あるような気もします。


独りのサラリーマンが失踪後、遠く離れた町で他殺体で見つかった。
その事件の経緯を追いながら、この町の秘密が徐々に露見していく。
キライじゃないんですけど、ちょっとなんじゃそりゃという結末でもありました。

個々の意志に関係なく、もっと大きなものに動かされているんだという世界観。

個々の意志が意識しないところで大きな動きを生み出す、
という世界観は、恩田さんの作品によくありますね。
人は、自分の無意識のところで世界に関わっている、というような。
ある意味、とても怖い考え方ですが。
バタフライエフェクト、桶屋理論です。
この本はまさにその理論を小説化したような感じでした。
ドキドキハラハラ系ではないけど、落ち着いて読める本でありました。

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意外にも(?)初、大人計画!!

今回は、オクイシュージさんをはじめ、小松和重さんなど
好きな役者さんが満載で、これは見逃せない!!と
意気揚々と行って来ました。

いや~圧倒されてしまいました。
久々に舞台を見ながら戦慄が走るというか、口が開いてしまうというか、
全身で舞台を受け止めてきました。
全身でないと、受け止めきれないパワーなんです。
斜に構えて観られるような舞台ではありませんでした。
個性的な役者さんたちの個々のパワーに
音楽、ダンスが加わって相乗効果で、SOパワフル!!

とにかくすばらしかった!
大竹しのぶの凄さをまざまざと見せ付けられた。
やはり大竹しのぶは舞台で生きるんだと今更ながら実感。
そして、阿部サダヲも。
テレビで見慣れた阿部サダヲは彼のほんの一面でしかない。
まさに、怪優たる阿部サダヲが爆発。

もちろん、古田新太、多部美華子、松尾スズキ、平岩紙と名優ぞろい。
どこを観ても、すさまじいパワーが炸裂してた。
本当にごちそうさまです!って感じ。


それにしても、オクイさんの消耗が甚だしい。
持っている力をすべて出し切って臨んでいるのが分かる。
燃え尽きて沢尻エリカみたいになったらどうしよう。
でも、こんなオクイさんが新鮮で、ドキドキした。

こんなにも役者さんたちをフルパワーで挑ませている松尾スズキ、恐るべし!
そして、日本の演劇界、本当に捨てたモンじゃない!!
こんなにもクオリティの高い舞台、久しぶりでした。
楽しかった~!!


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三宅弘城さん、初主演!らしい。
ちょっと意外ですね。

三宅弘城、田中圭、満島ひかり、市川美和子などなど
魅力的なキャスト陣!!
これは面白くないわけない!
と期待いっぱいで行って来ました。

予想裏切らず~

なんか久々に安心して笑えるお芝居を観た気がします。
構えずにただストーリーに身をゆだねて観られるっていいですよね。

舞台を初めて拝見する、田中圭、満島ひかりのご両人。
田中圭さんは磐石といいますが、やりやすい役のようで
気持ちよく演じてるな~って感じで観てるほうも気持ちよかった。
満島ひかりさんは、もうかわいすぎ~
華奢な体も、小さいお顔も、あと声もすごいかわいかった。
まいった~
私は初日に観たんだけど、声持つかな~とちょっと心配にはなった・・・

あとの役者の皆様はもうベテランなので、何も言うこと無しで
すばらしかったですね。
三宅さんは緊張してたんでしょうか?若干の固さがww
でも執事の役なんでそれもまた一興って感じでした。

満島ひかりさんの明菜ちゃんがめっちゃよかった


こういうお芝居を芝居初めての人とかに観て欲しいなぁ~って思う。
ただ楽しくて、役者さんがきらきらしてて、扉をくぐるとこういう世界があるんだ!ってことを知ってほしくなっちゃうな。
芝居が好きな人が書いて、芝居が好きな人が演じてる、そういう初心を思い出させてくれるお芝居でした。
いい時間を過ごせて良かった

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