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舟を編む
三浦 しをん
光文社 2011-09-17
評価

by G-Tools , 2011/11/22




面白かった!こういう本大好き。

辞書作りに携わる人たちの物語。
言われるまでもなく、辞書作りって大変なんだろうなとは思ってたけど
それを具体的に教えてもらった感じ。
言葉の選定だけでなく、紙質にもこだわりがあって、
(言われてみれば、安い辞書は裏移りしていて読みにくい)
出来上がっているんだなぁと。

確かに、日々言葉は生まれ、変化し、衰退している。
辞書を作っている間にもその変化は起きているわけで、
そう思うと本当に果てしない作業なんだろうなと思う。

でも、言葉を愛し、辞書を愛している人とたちの熱がすごく心地よくて
やっぱり辞書っていいよね~と頷いてしまう。

どうしても電子辞書になじめなくて、いまだに紙の辞書を手放せないでいる
私みたいな人間、本読みには多いだろうな。
しかも、「好きな辞書は何ですか?」なんていう質問にも答えられてしまう(笑)。
ちなみに、「新明解国語辞典」と「ジーニアスの英和辞典」が好き。


物語の締めくくり、辞書が出来上がったときの文章が良かった。
これぞ表題だったと思うんだけど、過去の欠片を集めて、未来へ進む舟を編むと
いうような(すいません、全くうろ覚え)ことが書かれていたんだけど、
じ~んときました。
ああ、私も何か舟を編まねば・・・と焦燥感に駆られました。

しをんさんの中で、かなり好きな一作となりました。
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木暮荘物語
三浦しをん
祥伝社 2010-10-29
評価

by G-Tools , 2011/01/11




久しぶりにしをんさんの本。
今回は帯に騙されたというか、ハードルをあげられてしまったかも。

木暮荘の住人や、住人と関係ある人の話。
大家の話とか、トリマーの話とかは面白かったなぁ。

多分、ひとつめの話が一番面白くない。
だから、ちょっと読み始めてガッカリしてしまったのかも。
今思い返してみれば、結構面白かったなぁと思う。

だって、老人が妻以外の女と「セックスがしたい!!」って急に思い立って
その方法を一生懸命考えてたりとか、
駅の柱に水色のいかがわしいキノコが生える話とか、
思い出してもにやけてしまうもの。

のぞきのぞかれの1階と2階の住人とかも面白かったし、
なんで、ひとつめはあの話だったんだろう。
最後の並木の話も余計だな?なんて思ってしまう。


人が家を変えていく理由とかタイミングとかって
人それぞれだけど、それがその人たちの転機ということに
代わりはないと思う。
そういう、ひとつのアパートを通しての人間の移り変わりを
もう少し深く、感じられたら良かったかなとも思う。

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風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
新潮社 2009-06-27
評価

by G-Tools , 2010/01/07




箱根を目指す陸上部の大学生たちの小説を、2010年の箱根駅伝と同時進行で読みました。
理想と現実を味わうようで、なかなかに良かったです。
現実は小説のように簡単じゃないと、リアル映像を見ながら思い、実際に走る学生を見ながら、ああ彼らもまた毎日毎日走って、個々の才能の差やらと戦いながらも自らの走りを研磨しているんだなぁとため息がでる。
小説の中のランナーも、実際に走っていたランナーも、どちらもとても輝いていました。

この本を読む前から、箱根駅伝を観てはいたけど、ルールとか全然詳しく知らなかったから、今年はウラの模様も色々と想像しながら観れて楽しかったなぁ。
下りの6区の大変さを小説で知っていたから、転んでしまった中大の生徒に「仕方ないよ」と今まで以上に同情できたし、タスキをつなげなかった亜細亜大の生徒の思いが胸にしみて、泣けました。

同じメンバーで走れるのは一回だけ。10人に回す襷。そして、次の代へと回す襷。
そういう諸々があるから、箱根駅伝は毎年毎年が面白いんだと納得。

小説ももちろん面白かったんだけど、5区の怪物、東海大の柏原くんが今年の駅伝の全てを持っていってしまった。いやいや彼の走りはすごすぎるよね。去年も驚いたけど、今年もすごかったわ?
寛政大の神童はヘロヘロだったのに。。。
そうそう。東海大の選手は60人ほどいるそう。すごいね・・・これが現実だね。

恐らく真剣に駅伝に取り組んでいる学生諸君には、きれいごとすぎる内容だと思う。でも、走ることを大の苦手として、長距離なんて拷問としか思えない私のような人間が、「走ってみたい!」と思う、それほど走ることがイキイキと描かれていた本。どんなに苦しくてもその先には何かがあるんじゃないかと、そんな期待を抱かせてくれました。
難しいことはひとつも描かれていない、あ?しをんさんは箱根駅伝好きなんだなぁと素直に伝わってくる本でした。そして、やっぱりBL好きなしをんさんらしい世界観でもあるとチラッと思う(笑)。

あ?楽しかった。10区がやってくるのがなんだか寂しかった。走り終わらないで欲しいと思ってしまった。10人の生徒も素敵だったけど、ニラが可愛かったね。なんで犬猫の描写はあんなにも癒されるんだろう。

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神去なあなあ日常
三浦 しをん
徳間書店 2009-05
評価

by G-Tools , 2009/06/18




おもしろかった?
これまで、しをんさんのエッセーは面白いけど、小説は読みながら笑ってしまうようなものではなかった感じなんですけど、この本はクスクスしながら読みました。

突然林業の世界に放り込まれた18歳の青年・勇気が関西のど田舎、神去村で過ごす日々を描いている。横浜で高校卒業したら、フリーターしながらやりたいこと見つけよう・・・なんて考えていた、ごく普通の若者だった勇気が、担任の計らいで、ある日突然、山奥の村へと行かされる。なんか、マグロ漁船みたい(笑)。
何をするかもわからずに、半拉致状態で、山奥へ運ばれていく勇気。
最初は、逃げ出す隙をうかがいつつ、言われるがままに働いていた勇気だが、都会では経験したことのない毎日を送るうちに、村の自然に魅せられ、林業に従事していく様子がとても楽しく描かれている。

実際、しをんさんも林業を面白い!と感じたんだと思うんだけど、今まで全然知らなかった、ザ・男の世界の林業に興味津々になります。登場人物がみな魅力的な男(さすがしをんさんですね)だし、一緒に山に入る犬ノコにもメロメロです。
挿絵が入っていたせいか、これはぜひとも漫画にして欲しいと思った。

「なあなあ」な精神、要は山が相手の村人たちには、自然に身を任せるしかないという精神が根付いていて、それがものすごく心地よいんですね。横浜育ちの勇気にとっては、「それでいいのか??」と思うことがあったりしても、「なあなあ」に丸め込まれてしまう。そのゆるさと、山をちゃんと神聖なものとして大切にしているそのバランスがいいんだなぁ。

お店もない、携帯も通じない、若い子なんてほとんどいない、そんな耐えられない?と思っていた村を一日たりとも離れたくない!と思うようになった心境の変化にほっこりします。山は毎日姿を変えていて、その移り変わりを見逃したくない!と綴っていた文章にうっとりしました。
ああ、そんな風に自然を感じたことないな?と羨ましくなった。
これはスローライフへの誘いかもしれない・・・

クライマックスのお祭りシーン、笑えます。そういえば、ニュースでこういう映像観たことあるよなぁ、なんて思いつつ、あの真面目さと必死さと隣り合わせの意味の分からなさ。お祭りって結構、滑稽な面を持ち合わせてますよね。それが勇気の心情とあいまって、おかしかったわ?

面白く読み終わって、林業は従事する人が減っていて、植林した木を伐採できず放置されている山がたくさんあるというようなニュースを思い出した。手塩にかけて育てた木たちが、放置されているのがとてもかわいそうになってしまった。花粉症の私には憎たらしいだけのスギの木だったけど、ちゃんと育てている人がいるのかと思うと無下にできませんね。

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乙女なげやり (新潮文庫)
三浦 しをん
新潮社 2008-08-28
評価

by G-Tools , 2009/05/16



しをんさんは私と同じ歳。
そんな彼女のエッセイが相当らしいという噂はかねがね聞いており、このたび初めて読んでみました。結果?

そりゃあもう・・・爆笑ですよ。
なんでしょうね、この共感の具合。全然他人事と思えないんですよね。もしかして、30代の独身女はみんなこんな生活をしているの?って錯覚しちゃうほど(これは危険だ)。

風呂嫌い、ネズミキャラクターが歌って踊るあの世界を嫌悪、ananの人気投票に疑問などなどもそうですが、基本的に部屋でゴロゴロと漫画を読んでいるときが至福の時・・・なんて。
ああ、もうあらゆることが自分のことを言われているようで、嬉しいような情けないような・・・複雑な心境でございました。

ただ私はまだ未熟者で、BLの世界には疎いんです。漫画にしてもしをんさんのように白泉社の漫画に造詣が深くもありません。ああ?私なんてまだまだだなぁっと、ちょっと落ち込みました(何で?)この週末は、久々に漫画喫茶にいって『アラベスク』を読もうと思います。

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