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PK
伊坂 幸太郎
講談社 2012-03-08
評価

by G-Tools , 2012/05/12



伊坂本、久々~
変わらぬ、スッキリした文章と複雑な伏線。
やっぱいいですね~

今回は、短編をあとからつなげたようで、
ちょっと強引な感じが。
そのせいなのか、電車できれぎれに読んだせいなのか、
読み返さないと、スッと入ってこない関係性があった。

でも、いつも目にしている光景の裏側で
もしかしたらこんな出来事があるのかも・・・
という日常の中の事件性は、いつもの作品とかわらず
ドキドキワクワクさせてくれます。

ワールドカップ最終予選も始まることだし、
緑が映える季節だし、6月に読むにはいい本かもしれない。

長篇が読みたいなぁ、伊坂本。
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マリアビートル
伊坂 幸太郎
角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-09-23
評価

by G-Tools , 2010/12/19




私の中の伊坂の原点、『グラスホッパー』
殺し屋ばかりが出てくる物騒な小説なのに、
殺し屋それぞれに魅力があって、エンタメ小説として伊坂作品に
ずっぽりはまったきっかけでもあります。

そんな殺し屋たちの狂想曲が本当に久しぶりに帰ってきました!
今回は、東北新幹線に殺し屋たちが集合してしまうという
なんとも恐ろしくてこっけいな物語。

新しい殺し屋”果物”、”天道虫”。
なじみ?の”スズメバチ”に”押し屋”
さらに伝説の「寝起きが不機嫌だという殺し屋」まで
出るわ、出るわ。
みんな魅力的なんだよね?

グラスホッパーからの時代の経過。
その間の社会の変化といいますか、子どもが子どもらしくない時代を
表してか、くそ生意気なガキが登場。

この数年、伊坂作品の中にしばしば描かれるテーマ
”本当に悪いやつは、悪いやつに見えない”

今回もそれが濃厚です。
そのせいか、胸がムカムカする部分も多々あるけど、
後半、悪いやつを嗅ぎ分けられる人の登場で
ようやく溜飲がさがりました。
やっぱそこはね、ちゃんとしてもらわないと
後味悪くなるからね。

この本を読んだ後、グラスホッパーを読み直してみた。
グラスホッパー、やっぱり面白いわ?
同じように描いても全然違うもんだね。
今回の本は、諦めとか達観とか、そういう気配が濃厚かも。
時代かね。。

それにしても、”槿”は長いこと仕事を続けているのね。

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バイバイ、ブラックバード
伊坂 幸太郎
双葉社 2010-06-30
評価

by G-Tools , 2010/09/18




またまた地味だけど何故かモテる男の物語だ。
とはいえ、もちろんそれが小説の核ではない。

星野一彦は、なんらかの事情により返せない借金を抱え、
それが原因であるバスに乗せられ、
どこかへ連れて行かれることになった。
どこで何をさせられるのかわからないまま、
その日までの間に、身辺を整理することにする。
それが、付き合っていた女達との別れだった。

一人一人との出会いの場面、そして別れの場面。
監視役の繭美、推定180cm180kgの怪物みたいな女と
彼女と結婚することにしたという理由で、それぞれの女と別れていく。

それぞれの女とのエピソードをどれだけなぞっていっても、
結局星野ちゃんの生態がわからない。

これは50人の読者のために書かれた短編なのだそう。
50人の元に、郵便で小説が届くんですって。
世の中に出ていない小説が、それも伊坂幸太郎の書いた小説が
自分家のポストに届く、そういう企画から本になったそう。
選ばれた読者は幸せだったでしょうねぇ。
素敵な企画だわ。

ま、そういう企画ありきなので、星野ちゃんの生態がわからないと
文句を言っても仕方ない。
出会いと別れ、そして新たな希望。
それがあれば十分なんだと思う。


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オー!ファーザー
新潮社 2010-03
評価

by G-Tools , 2010/05/24




これぞ伊坂ワールド!!面白かった?
久々に伊坂さんらしい作品でした。
というのも、かなり前に書いていた物語の単行本化だそうで。
本人があとがきでも述べていたけど、彼の”得意分野”であり、初期の作風であるといえる一冊。
最近の作品も嫌いじゃないけど、やっぱりこのヒーローイズムと軽快な展開は楽しいわ。
しかも、今まで一番気持ちよく読める一冊じゃないかと思う。

4人の父親を持ち、なんだか何でもできちゃう鼻持ちならない高校生の由紀夫。
妙にまっすぐな友人たちのせいで、色々なトラブルに巻き込まれていく。
ギャンブル好きの鷹、超モテ男の葵、いかつい中学教師の勲、インテリの悟。
四者四様の父親に囲まれ、親の庇護の下から、歩き始めるお年頃。
大人の社会を垣間見たとき、由紀夫は父親たちの愛を知る。


洒落た文章、モテる男、音楽のスパイス、そして伏線。
伊坂アイテム満載です。
きっと思うところあって、最近では得意技のあれやこれやを禁じ手にしているのでしょう。
でも、いろんな作品があっていいと思うんだけどな。
『あるキング』みたいな作品も、今度みたいな作品も、どっちも描いて欲しいな。
「あ?面白かった」っていうのが、伊坂幸太郎の本の感想として一番だと思う。
だから、黒澤ストーリーをお願いします・・・



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SOSの猿
中央公論新社 2009-11-26
評価

by G-Tools , 2009/12/31






う?ん。
前回の『魔王』に続き、これまでの伊坂エンタメ作品にくくりにくいストーリーでした。
いや、思いっきりエンタメ作品なんだけど、なんだかすっきりしない。
日常の落とし穴的な恐怖というか、そんな怖いことがすぐそばで起きてる可能性あるの!?っていうそれこそ隣の部屋では何が起きているか分からない、そういう自分の世界に置き換えるととんでもなく恐ろしい事態をさらりと描くよね?っていうところは相変わらず。

思えば、伊坂作品って軽快な文章につい忘れがちだけど、結構黒いんだよね・・・いや灰色?
伊坂さんが一貫して書いているのって、社会のグレーゾーンなんだな。
今回の作品でも言っているように、たとえば「必ずしも暴力は悪いのか?」とか、「100%悪い人とか、100%いい人とかっていない」っていう、すべての大人が答えに窮するような、グレーな社会通念。
それを今回は、でっかい猿が突きつけてくるわけですよ、大人たちにね。

因果関係を探るお仕事の五十嵐さんだとか、悪魔祓いを副業とする二郎君だとか、面白キャラは出てきて、面白いのは面白いんだけど、いかにせん、『西遊記』が分からん。
『西遊記』、読んだことないし、ドラマとかで見たこともないんだもん。
何で猿の話なんて面白がって見なきゃならんのだ!って幼い頃に先入観を持ってしまったので、いまだによく知らない。『ドラゴンボール』別だけど。
だから、散りばめられた『西遊記』アイテムが全くピンとこない。
そのせいか、物語がややこしくって。
それに最近ちょっと文章がくどくなった気がする。
俯瞰的な描写も、村上春樹の『アフターダーク』みたいであんまり好きじゃない。

空き巣の黒澤が懐かしい今日この頃です。黒澤は今いづこ?

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