Selected category
All entries of this category were displayed below.

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

photo
どこから行っても遠い町
川上 弘美
新潮社 2008-11
評価

by G-Tools , 2008/12/17



あ?久しぶりに本を読み終えたよ。疲れたときにはこういう柔らかい本がいいね。

東京の下町に暮らす人たちの人間模様。挨拶をする程度の関係から、食事を共にするような近しい関係。すごく近かったり、遠かったり・・・。所詮他人だけど、とっても大切な存在だったり、と同じ町に住む人々の関係性が色々。羨ましいような、うざったいような、ご近所さん。
角田光代さんの『トリップ』にも似た雰囲気のお話でした。

スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


photo
風花
川上 弘美
集英社 2008-04-02
評価

by G-Tools , 2008/06/04




川上さんの新作。
最近、川上さんこういう主婦の物語が多い。
どれも川上さんらしいんだけど、同時に川上さんらしくない感じがする。
特に今回は、なんか違う。毒気のようなものが少ないのかな。
”大人の恋愛小説”なんてどこかで描いてあったけど、そうかな?
ひどく子どもっぽい気がしたんだけど。

旦那の浮気がわかっても、旦那と話すわけでも、怒るわけでも、すがるわけでもなく、考えているうちに日々を過ごしていくのゆり。微妙な関係のまま、旦那は浮気相手と別れ、転勤になって、何故かそのままついていって・・・
なんだか、主人公ののゆり自身が気づいているように、彼女の鈍さにイラッとする。感情を出せない彼女に共感できないから、イライラする。
こういう風に甘ったれた女いやだ。

こういう女より、何かに憑かれているような女を描く作品の方がいいな。川上さんの作品では。今回は趣味じゃないや。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


photo
真鶴
川上 弘美
文藝春秋 2006-10
評価

by G-Tools , 2007/06/08




ほぅ・・・。久々に川上弘美さんらしい長編を堪能させていただきました。かなりいいです。地に足が着いていないような女性、川上さんの言葉を使うと”輪郭がぼやけている”女性、そんな人を書いている川上さんの作品が好きだ。ことさらこの本は”溶けてしまいたい”感じがよく出てる女性。でも、いつでもそんな彼女たちはふらりと消えてしまいそうでいて、ちゃんと戻ってくる。着いていないようでいて実は着いているのだ、足が、地に。

失踪した旦那の影を引きずったまま十何年を過ごした女、京(けい)。母親と、娘の百(もも)との女3人で暮らしている。10年近く付き合っている恋人もいる。だが、旦那の影が常に付きまとう。礼を想い、真鶴に足を運ぶ京。彼女についてくるぼんやりしたものたち。真鶴へ通うことで、礼とのつながりが濃くなり、やがてお別れをする。愛する人を思い切る過程が記されている。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


photo
ハヅキさんのこと
川上 弘美
講談社 2006-09-30
評価

by G-Tools , 2007/06/08




独り言みたいな短編集。実際エッセイを書こうとして書けず、エッセイのようなお話を書いたものらしいので、本当にあったことなんじゃないかと思ってしまうような話が多い。
川上さんの作品を好きになるきっかけになった『先生の鞄』のテイストにとても近い気がした。

ぐずぐずとした30,40を過ぎた女の描写が心地いい。
川上さんの描く女性って、なんだか面妖なのね。とろりと溶けていなくなりそうな、そんな女性。
色気はないけど、イヤらしいから不思議。
一重で長い黒髪を一つに束ねていて欲しい、そんな感じ(笑)。
そんなことを思っていたら、ああピッタリな役者さんがいたなとふと思いついた。
時空警察に出てた女優さん。江口のりこさんというらしい。
この人、川上弘美ワールドにピッタリ。あとは木村多江さんなんかも合うけどね。って、勝手にキャスティングしてしまった。
キャスティングしたくなるほど、キャラが描けてるってことかしら?
とにかく、短すぎて残念な感はあるけど、心地のいい本です。

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


photo
ざらざら
川上 弘美
マガジンハウス 2006-07-20
評価

by G-Tools , 2007/06/09




生きていくって辛いけど、泣いたり、笑ったり、食べたり、寝たり、そういう風にして生きていくしかないんだなぁとしみじみしてしまう本。
元々、雑誌『クウネル』に掲載されている短編のせいか、食べ物がいっぱい出てくる。川上さんの本はいつもおいしそうな食べ物が書かれているけど、この本はその集大成っぽい。

読んでる時は幸せな気持ちになるけど、読んだそばから内容を忘れていってしまうのも、こういう本の特徴かも。天気のいい日に布団を干しながら、窓辺でウトウトしつつ読みたい感じの本でした。


| HOME | Next


Design by mi104c.
Copyright © 2017 たまゆらのつぶやき, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。