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イッツ・オンリー・トーク
絲山 秋子著文芸春秋 (2004.2)通常24時間以内に発送します。

絲山さんの作品でこれが一番好き!
『袋小路の男』 『沖で待つ』 『逃亡くそたわけ』と読んだ中で、断然好き。
精神不安定な優子の過ぎ行く日と男たちを描いた 『イッツ・オンリー・トーク』 と、乗馬していた馬を死なせてから、色んなことから逃げている女性を描く 『第七障害』の2編。デビュー作とは思えないよくできた作品。
といっても、やっぱりこの人の小説は女性しか共感できないと思う。小説で描かれる女性像がストライクゾーンの女性にとって、”よくできている”と感じられるんじゃないかな。男だったら、この本読んでも感じるものは少ないんじゃないだろうか。

後書に上手い説明があって、絲山さんの作品は2つのタイプに分かれる。働く女性ものと壊れた女性ものの2つ。これはとても彼女の作品を理解するのに分かりやすい説明だと思う。
この本は確実に後者。 『逃亡くそたわけ』 に通じるものがある精神不安定を抱える女性の話。

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逃亡くそたわけ
絲山 秋子著中央公論新社 (2005.2)通常2-3日以内に発送します。

『袋小路の男』、『沖で待つ』に続く、3作品目。
この3作品は比較的似ている気がする。弱いけれどもサバサバした女性というのを好んで描かれる人なのかも。絲山さんが描く女性ってかなり男っぽいと思う。男っぽいキャラということではなくて、おそらく絲山さんご自身の性格ではないかと思うんだけど。内面はオンナなので、要は色っぽくないんだな、きっと(出てくる人がね)。

精神病院を抜け出した躁の女と鬱の男。ボロいルーチェで九州を走る。片田舎の逃亡劇はロードム?ビーの様で、和製ボニー&クライド九州編。別に誰も殺してないし、犯した罪は無免許運転、当て逃げ、食い逃げ、万引きぐらいなもんなんだけど(笑)。


沖で待つ
沖で待つ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.28
糸山 秋子著文芸春秋 (2006.2)通常2-3日以内に発送します。

『勤労感謝の日』と芥川賞受賞作『沖で待つ』の2編。
37歳にして無職。職安に通う主人公。近所の人から持ち込まれたお見合いでいやぁな思いをして、腐れる勤労感謝の日を書いた『勤労感謝の日』。
同期の男女の友情を書いた『沖で待つ』。

まずね、勤労感謝の日に不平を垂れる冒頭にバッチリ共感。あー私も思ってるよ、そういうこと。無職じゃなくたって、私は毎年思ってるわ。1年で一番憎いシーズンがGWだもの、私。まぁ、これは単に愚痴なんだけど。
ただね、この話。インパクトが強すぎ。生々しい。絲山さん、生々しいよぅ?生理の描写とか、あるあるネタだけど、書いちゃう?それ・・・
なんかね、極端なキャラなのよね。女の総合職開拓世代っていうのかな?そういう30代女性のキャラなのかもしれないけど、なんだろう。同姓として気持ちが良くないキャラだな。まぁ、嫌いではないんだけど。むしろ応援したくなっちゃうんだけどさ。
お見合いを蹴散らすのは良しとして、会社を辞めた理由がね、違和感あり。


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