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プラネタリウムのふたご
いしい しんじ
講談社 2006-10-14
評価

by G-Tools , 2007/06/08




いいなぁ、この本。しゅてき(のだめ風)。
やさしい。暖かい。切ない。
もう何年も行ってないけど、プラネタリウムが恋しくなります。
星を見たくなります。

山あいの小さな村。おむつ工場のあるこの村には常にもやがたち込めていて空が晴れていることがない。そんな村にある一軒のプラネタリウム。恐らくほかに娯楽のないこの村の人たちは毎日のようにここへやってくる。”泣き男”と呼ばれるプラネタリウムの主は毎日工夫を凝らし、素敵な神話を素敵な声で語り聞かせていた。そんなプラネタリウムにある日双子の赤ん坊が捨てられていた。銀色の髪を持つ双子は星の名前、タットルとテンペルと名づけられ、プラネタリウムの中で泣き男に育てられることになる。
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トリツカレ男
いしい しんじ
新潮社 2006-03
評価

by G-Tools , 2007/06/08




素敵な話でした。
児童向けなようなのに、”トリツカレ男”という不気味なタイトルと挿絵に惹かれて読んでみた。

色んなものに取り付かれてしまう男、ジュゼッペ。ひとつのものにとことんはまる彼はオペラにはまって、会話を全部オペラにしてしまったり、三段跳びにはまってレストランの名物ウエイターになるだけでなく世界記録も出しちゃったりと、とにかくとことん興味を持ったことをやり遂げる。そんな様を見て街の人は彼を”トリツカレ男”と呼んでいる。そんなジュゼッペがある女の子にトリツカレてしまい、ここから素敵なファンタジーが始まる。

何かを本気でやるっていうことは必ず何かの役にたつ。
やっているときには馬鹿げたことに思えても。

そういうメッセージがこの本にはある。

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ぶらんこ乗り
いしい しんじ
新潮社 2004-07
評価

by G-Tools , 2007/06/09




いしいしんじさんの本を読むのは初めて。
最近、読書ブログでこの平仮名だけの名前を度々見かけ、気になってたところ本屋で手に取った本がなんだか魅力的だったので、初読。

未熟な語り口と平仮名ばかりの文章に子供向け?と思いきや、おかしさあり、哀しさあり、優しさありでとても良かった。大人の童話みたい。

誰よりもぶらんこに上手く乗り、頭がよく、素敵なお話をたくさん書いた弟。そんな弟が残したノートを見つけ、そのノートを読みながら弟との日々が語られる。
まず、弟の書くお話がとても素敵。なんだか怖いような話もあるけれど、そもそも童話って結構怖い話多いし。
そして弟が残している挿絵もいい。お話は上手いのに、絵はこんなか!みたいな幼稚さがなんか弟の子どもらしさを唯一感じさせるようで、いい。
絵描きの母さんと、額縁を作る父さん。このおっとり両親もいい。
なんてたって、庭の木にブランコ作ってくれる父親はいい。
そして”指の音”。犬の名前。毛がほとんど抜けているお腹に人々のメッセージを載せて走り回る”指の音”。

テーマ:読書 - ジャンル:小説・文学



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