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天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)天と地の守り人〈第1部〉ロタ王国編 (新潮文庫)
上橋 菜穂子

天と地の守り人〈第2部〉カンバル王国編 (新潮文庫) 天と地の守り人〈第3部〉新ヨゴ皇国編 (新潮文庫)

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ついに最終章となってしまいました。
ずっと読んでいたいシリーズではありますが、
これまでのチャグムとバルサの冒険が大団円を迎える
すばらしい冒険譚となっております。

登場人物それぞれが、これまでなかった苦しみに立ち向かい
新たな生活へと足を踏み出す、新しい時代を迎える、
そんな時期を生き生きと描いています。

国と国が戦うということ、
これまでの生活が一変すること、
そういう戦争についてをすごく身近に感じられる、
本当にすばらしい児童小説だと思う。

大地と人の関わり方の描き方もすごく好きです。
人があれやこれや必死に生きている足元には
人間にはどうすることもない大地が息づいているという
当たり前だけど、見失いがちなことを
すごく自然に感じさせてくれる物語です。

これで、バルサの物語が読めなくなるかと思うと
ものすごく寂しいですが、
また違った物語をきっと紡いでくれると期待して待っていたいと思う。

また『精霊の守り人』から読み直そうかしら。

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獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)
獣の奏者 1闘蛇編 (講談社文庫)

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獣の奏者 2王獣編 (講談社文庫)

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いや?もうすっかり上橋菜穂子ファンです。
面白い!!まいった、まいった。
ファンタジーって年齢関係なく楽しめるのね?

上橋さんのファンタジーは本当に大人が楽しめる!
今回は、守り人シリーズ以上に大人向けだと思う。
獣と人との関係。獣を操ること。獣の力を人が利用すること。
そういう今ある社会にも投影できるテーマで、ぐいぐい読ませます。
例えば、オオカミを飼いならせられたら、とか、鳥に乗って飛べたら、とか、そういう誰しも一度は憧れるような、意思の疎通ができない動物たちを思うように動かす魅力に溢れています。
その反面、人の言うことを聞くようになった動物の不自然さ、哀しさもまた、しっかりと描かれております。

小説の中では、”闘蛇”という竜のような獣と、でかい鷲(←私のイメージ)のような”王獣”と呼ばれる架空の獣が登場して、獰猛そうなこれらの獣の弱肉強食な力関係と、それらの獣たちを操る人との力関係が物語の軸となっています。
そこに、民族の歴史や政治が絡んで、まぁ一気読み必須のスペクタルとなってます。

エリンが王獣の子どもと意思疎通するシーンがいい。
ふわ?とした温かい感じに包まれる。

続編が単行本では出ているそう。早く文庫化しないかなぁ。


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狐笛のかなた (新潮文庫)
新潮社 2006-11
評価

by G-Tools , 2010/02/02




守り人シリーズの上橋さんの和風ファンタジー。
やっぱり面白いですわ?上橋さんの描くファンタジーは。

コチラの本は、<聞き耳>という人の思ったことが聞き取れる能力を持った少女小夜の物語。
小夜が生きるのは、戦国の時代。そして国同士の戦いに”呪い”が用いられる世だった。
力を持つ呪者がいて、彼らが使う霊狐(れいこ)と呼ばれる狐がいる。
森の近くで祖母とひっそりと暮らしていた小夜だったが、祖母を亡くし一人生活をするようになったある日。
市場で出会った男に強い想念を引き起こされ・・・
その時から次々と明らかになる小夜の素性。
小夜の母のこと、父のこと、この国のこと。
そして自分の持つ能力の意味を知った時、大切な人が敵だと知る。

まだ幼い少女と、ひたむきな少年の出会いの物語。

ああ、こんな素敵な話、子どもの時には出会わなかったなぁ。
子どもの話だと思って読んでいると、ラストがちょっとショックだけど。

なんかね、森の匂いとか、梅の香り、川の音、そういった自然を感じることもできる話でした。


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神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)
神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)  神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)


待望の守り人シリーズが嬉しいことに、上下巻で出ました!
今回は、タルハマヤという神が宿る娘を守ります!

シリーズ5作目にして、バルサの人柄がますます円熟してきたというか、強くて、温かくて、寂しさを持ったバルサの魅力が詰まった作品でした。
守り人シリーズと出会ったときのような感動がありました。

チキサとアスラという幼い兄弟が売られていくところに出くわしたバルサ。思わず助けてしまったその兄弟には重大な秘密が!救うべきではなかったのかもしれない、その命をバルサとタンダは守ろうとします。いつにもまして傷だらけです。タルハマヤという血を求める神の力、それを招いてしまう身となった少女アスラ。妹を思う兄。民族間の問題や、神の存在・・・幼い二人を通して描かれることで、小さい子にも響くだろうなぁという文章。本当に児童文学としてすばらしい本だと思います。

今回は人物関係もすっきりしていて、登場する人たちも魅力的な役どころの人が多くて、とても楽しかった。特に宿場町で世話をしてくれた衣装屋のお母さん!素敵な人でした。
強いて言えば、トロガイが登場しなくて残念。
ああ、もう新作が読みたい!!


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虚空の旅人 (新潮文庫 う 18-5)
上橋 菜穂子
新潮社 2008-07-29
評価

by G-Tools , 2008/10/16





”守り人”シリーズがいつの間にか”旅人”になった。
と、おもったらバルサを主役とした物語を”守り人”とするなら、今回の物語は外伝にあたるだろうということで”旅人”になったとのこと。
そう。今回はバルサが出てこない。真ん中あたりでそれを確信したとき、ちょっと寂しかったけど、今回の物語もかなりよかった。個人的には1冊目の次に好き。

今回はチャグムの物語。
隣国の新王即位の儀に呼ばれ、新ヨゴ皇国の皇太子として海の国サンガルを訪れる。自国とは全く違う風土と王族たち。儀式の期間に持ち上がる事件の数々。その裏で動いている陰謀。かつて”ナユグ”の世界を見たことがあるチャグムだからこそ、理解し力になれる事件。

海の民や、王家の女たちが絆を保持するサンガル諸島の情勢など、これまで険しい山の中で展開していた物語が今回は海の国を舞台にしていたことで、また新しい世界が描かれていて、すごく楽しい。素敵なファンタジーでした。

読んだあと、バルサが懐かしくなってまた『精霊の守り人』を読んだら、やっぱり1冊目はいい!次の文庫化は夏だそうで。待ち遠しいです。

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