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願い星、叶い星 (奇想コレクション)
中村 融
河出書房新社 2004-10-22
評価

by G-Tools , 2009/01/12



奇想コレクション8冊目。
基本、SFなんですが、なんだかとっても哲学的な話が多かった気がします。
”地球最後の?”という設定や、タイムトラベルものがいくつかあり。

「ごきげん目盛り」
「ジェットコースター」
「願い星、叶い星」
「イヴのいないアダム」
「選り好みなし」
「昔を今になすよしもがな」
「時と三番街と」
「地獄は永遠に」

最後の「地獄は永遠に」が中篇でしたが、なんだかSFというより神話を読んでいる気分になりましたよ。サタンやら創造主やら日本人には馴染みの薄い世界でした。
「ごきげん目盛り」は狂った高性能アンドロイドの話。恐ろしいです。狂ったアンドロイドはSFの永遠のテーマですなぁ。「ジェットコースター」なんかは面白かったですね。
ベスター氏によると、未来の人間たちはとにかく退屈で、新しい刺激を求めているようでした。

SFとしてきっと王道だと思うんですが、個人的にはもうすこしウィットにとんだというか、ユーモアのある話の方が好きです。背筋が冷えるようなSFはあんまり・・・
まぁ、描かれた時代が時代なんで(1940年?50年代)、暗くなってしまうのはしょうがないですね。当時読んでいたら相当面白かったろうな、と思います。
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フェッセンデンの宇宙 (全集・シリーズ奇想コレクション)
中村 融
河出書房新社 2004-04-15
評価

by G-Tools , 2008/10/06




これまた楽しい奇想の数々でした。
どの短篇もわかりやすくて、どこかで読んだことあるような気もしたけど、どれも楽しい発想のお話でした。読んだことがあるような気がするのは、かなり前に書かれている話なので、きっとその後のSF作品の礎になっていたりするからなのでは?
まだ宇宙に対して分からないことがあった時代、こんな作品を読んだら私はおったまげるね。怖くて宇宙開発なんてやめちまいなよ!って思ったに違いない。

『追放者』、『向こうはどんなところだい?』なんて結構好きです。
前作は、SF作家たちがお酒を呑みながら談話をしている中で、一人の作家が語った話。自分が作ったどうしようもない世界に自分が何故か来てしまったという話。オチは見えているんだけど、面白い。SF作家だけに作り話だろうと信じたい他の作家たちの気持ちや、その話の後の場の雰囲気とか想像するとかなり楽しい。
後者は、火星に行って来た青年が帰郷する過程で、会う人会う人に聞かれるフレーズがタイトルになっている。皆が想像する火星と実際の火星。そして、皆が求めている体験談と現実の違い。話す相手ごとに変わっていく様子が面白かった。

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夜更けのエントロピー (奇想コレクション)
ダン・シモンズ 嶋田 洋一
河出書房新社 2003-11-23
評価

by G-Tools , 2008/05/17




奇想コレクション6冊目。
いや?これもまた期待を裏切らない一冊。しかし、これまで読んだ奇想コレクションシリーズとはかなり違う。これまで面白おかしいSFが多かったのに対して、この一冊はホラー寄りの短編が多かった。あと、ベトナム戦争と子どもを失うというキーワードがいくつか。
なんと、奇想コレクションの1回目の配本なんですね。読むたびに思う、このシリーズの編者はセンスがいい。以下7編。

「黄泉の川が逆流する」
「ドラキュラの子どもたち」
「夜更けのエントロピー」
「ベトナムランド優待券」
「ケリー・ダールを探して」
「最後のクラス写真」
「バンコクに死す」
(順番どおりではないかも)

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ふたりジャネット (奇想コレクション)
テリー・ビッスン 中村 融
河出書房新社 2004-02-07
評価

by G-Tools , 2007/10/23




奇想コレクション5冊め。
これまた、これまでの作品と違う作風。読むたびに思うんだけど、“奇想コレクション”っていうくくり、素晴らしいです。異なるジャンルの本が“奇想”という言葉のもとに勢ぞろい。どれもこれも、突拍子がなくて、ジャンルに関わらずおかしな話ばかり。そんで、表紙がどれもかわいいし、きれい!
ちなみにこの本のジャンルは“ほら話”です。
ただ、そのことに気づくのに結構時間がかかってしまった。
短編によって、全然違う感じだし、ちょっと読みづらい文章っていうのもあるかも。それは翻訳のせいなのかと思ったんだけど、解説を読むと、アメリカ南部にこだわった話ばかりらしいので、アメリカ事情に疎いというのも、わかりにくかった原因なのかな。
とても楽しい本なんだけど、描かれている背景を知っていると、もっともっと楽しい本だと思われます。自分が無知すぎて残念、絶対もっと面白いはず!とは思う。

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最後のウィネベーゴ
コニー・ウィリス 大森望編
河出書房新社 2006-12-08
評価

by G-Tools , 2007/08/03




奇想コレクション4冊目。今のところベストです!
コニー・ウィリスは『犬は勘定に入れません』 を読んだんだけど、初めて海外SFの面白さを知った作家さんでもあります。あの本でも犬やら猫がとってもかわいかったけど、この本も犬猫に対する愛があるなぁ。
4つの中短編が入ってます。長編よりもグッとユーモアが前面に来る感じでした。女性の作家さんならではの面白短編。もう電車の中でニヤニヤしっぱなしでした。

「女王様でも」
「タイムアウト」
「スパイス・ポグロム」
「最後のウィネベーゴ」

表題作以外はユーモラスなSF。表題作だけ、色んなものが絶滅している時代のちょっと切ないSFでした。
「女王様でも」は女性の月経にまつわる話。月経を止められる時代に家族の1人が自然に月経を受け入れようとうたう団体に入ろうとし、家族会議が開かれる。そこで繰り広げられる会話が面白い!いかに月経が面倒くさいか!いかにして、自分たちが女性の権利として月経を止めることを勝ち取ったのか!祖母から孫まで色んな世代の女たちが議論する。
こんな時代がいいのか悪いのか、わからないけど、改めて言われると確かに相当面倒くさいぞーと思う。”解放”して欲しいもんです。

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