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静子の日常
中央公論新社 2009-07
評価

by G-Tools , 2009/09/01





あ??忙しかった。いや、まだ忙しいんだけど。
そんな夏の日々、読書が全然進まなかった。
読みたい気持ちと、字なんて見たくもない!という相反する気持ちを抱えて、猛暑を過ごしておりました。更新怠ってたなぁ。。。

久々に本屋で物色。欲しい本は数あれど、なんとなく井上さんをセレクト。
すぐ読めるからかな。

これは静子さんというおばあちゃんの日常です。息子夫婦と孫娘との同居。
家族は人並みにそれぞれが問題を抱えていて、おばあちゃんはいい感じに家族と距離を保っているので、そんな家族の悩みが手に取るようにわかって、ちょいちょいおせっかいをする。
そしてまた、静子さん自身も新しい世界に踏み込んだり、昔の思いを整理したりと、日々を過ごします。
人と人とが影響しあっての日常。
その中には、ハッとするような文章があったりする。

でも、静子さんへの期待が高すぎてしまったせいか、ちょっと物足りなく感じてしまった。
静子さんは、ちょっと手を出して、みんなの動きを円滑にする。その動きがもう少し粋だったらいいな、なんて思ってしまった。最初の章が良かっただけにね。

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あなたの獣
井上 荒野
角川グループパブリッシング 2008-11-29
評価

by G-Tools , 2008/12/24



前に読んだ『ベーコン』が面白かったので、2作目。と手に取ったところで、あら直木賞とってた人なんだ!と気づく。芥川賞の方しか記憶になかったのです。そうか、そうか。

一人の男。それもどうしようもない男の一生の愛について。こういう本、最近多い気がしますね。最近じゃないけど、川上弘美の『ニシノユキヒコの恋と冒険』とか、ほかにも最近読んだものにあった気がするんだけど、思い出せない。

この櫻田哲生という男を理解するのはとても難しい。なんだろう。なんなの?なんでこんな恋愛しかできない男になってしまったの?きっと、幼少期の継母の存在が大きいんだろうけど、それがこんな風に女の間でフラフラとしていて、存在感のない男を作り出しちゃうのかねぇ。
晩年の彼なんか、もう病気だよね、あれ。怖いわ?孤独だわ?
つうか、彼の人生って一体・・・

読んでいて気づくと自分の中でタイトルが『わたしの獣』になってるんだな。一人の男と何人かの女の関係性だから、”わたしの”の方がしっくりくるの。だけど ”あなたの”ってなっていることを考えてみる。そうするとね、ちょっと怖い気がする。いるの?こういう獣が此処彼処に?それとも近くの人の心の中に?う?ん、それは怖い。できれば出会いたくない。

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ベーコン
井上 荒野
集英社 2007-10
評価

by G-Tools , 2008/08/14




初めて読む作家さんでしたが、川上弘美の初期の頃の雰囲気があって、結構好みのタイプでした。おいしそうな食べ物が描かれている本が好きな方にはいいかも。
特に”食”と”性”があわさったときの、あのいやらしい感じ(といってもこの小説自体は別にいやらしくはないんだけど)が好きな人にはいい。このラインでいやらしいのは辺見庸の『ゆで卵』だわ。こちらも好きだけど。

短編のタイトルは全部食べ物の名前で、恋愛模様とそれらの食べ物が絡んでいい悲哀を出しております。人生の大きな転換期、気持ちが揺れ動いたとき、食べた食べ物を通してその向こうにいる人たちに思いを馳せる、そういう話。向こう側にいるのは、恋人だったり、父親だったり、母親だったり、かならずしも恋愛相手ではないけど、男女の感情が織り成す人生の変わり目を描いております。こんな風に自分の人生の中に何かしら感情を呼び起こす食べ物があったらいいなぁと思う。
反対に自分が作ったものが、誰かの人生に影響を及ぼしていたらいいな、とも思う。
なかでも「クリスマスのミートパイ」は、ミートパイに対する印象に共感できたなぁ。海外の絵本やアニメで出てくるミートパイって、一体どんな代物なのか・・・子どもの頃ミートパイには憧れたもんだわ。クリスマスの日にそんな夢のようなミートパイに出会えるって、幸せだわ。

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