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みんな元気。
新潮社 2004-10-28
評価

by G-Tools , 2010/05/11




久々に舞城さんの本?
これは好きな方だわ。。
古本屋で手にして、パラリとめくったら、止まらない気配。
これはいいかも・・・と思ってお持ち帰りしました。

短編集ですが、表題作が一番よかった。あとトトロの話。
あとタイトルごとに入る舞城さんの挿絵が素敵。

訳わかんない感じのストーリーは相変わらずだけど、これはかなりわかりやすい部類だと思う。
なんだかいいたいことも、めぐりめぐって伝わってくるし、舞城ワールドが気持ちいい。

表題作なんて、ある竜巻の日に、空飛ぶ一家がやってきて、勝手に家族を交換してしまう話なんだけど、なんじゃそりゃ?!って敬遠せずに読むと、なかなかに楽しい。舞城さんの独特な文体から、一生懸命な家族たちが浮き彫りになってるし、なんだかちょっとホロリとしてしまったりする。
他の短編も、家族の話が多かったかな。
どんなにわけわからんくても、そばに理解者がいるっていいよな?って思う話とか。

この本を読んで思ったのは、舞城さんの頭の中のこと。
いいこととか、やなこととか、哀しいこととか、色んな世の中への思いが頭の中にうわ?って、それこそ竜巻のように回っていて、そのうずまきから糸の先端を引っ張り出して、ピラピラピラ?ってやってるかのように、言葉が出てきてる感じがする。
そんで、その渦巻きがこっち側にきてるときは、めっちゃ共感するし、向こう側の渦巻きのときは、ちんぷんかんぷんだし、みたいな。そういう距離感を感じる。
古川日出男の本が、疾走小説なら、舞城王太郎の本は、渦巻き小説なのだ。
どっちも勢いがあって好き。

久々に舞城ワールド堪能。面白かった。




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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


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山ん中の獅見朋成雄
舞城 王太郎
講談社 2007-03-15
評価

by G-Tools , 2007/06/08




凝りもせず、舞城。だって舞城ラブなんだもの。
これは、舞城ワールドで一番サラリーンとした本かも。意外っちゃぁ意外。物足りないような、これぐらいでいいような・・・惨殺シーンがあまりなくてよかった。でもヒトは喰ってた(笑)。

獅見朋成雄(しみともなるお)くんは中学生。代々、背中に立派な鬣(たてがみ)が生えるという不思議な家系。そしてオリンピックに出られるほど足が速い。でも、陸上ってランニング着るし、鬣見えちゃうし、だからオリンピック出ないで友人の中年男と遊ぶ!って思春期にありがちな優先順位の混乱をきたしてしまう。
そんな迷宮思春期真っ只中、何故か書道家の友人(中年男)モヒ寛と相撲をとって、山ん中で追いかけっこしていたら、突然馬に出会う。山に馬?と思って、追っていったらモヒ寛がアタマ潰して倒れてる!モヒ寛に暴行を加えたのはお前じゃないの?っていうあらぬ疑いかけられて、馬の存在が確かめられれば、疑いも晴れるやろってことで、1人山の探索が始まる。山の探索をしているうちに、不思議な部落にたどり着いて、そこでは不思議な文化が展開されていて・・・

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


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九十九十九
舞城 王太郎
講談社 2007-01-12

by G-Tools , 2007/06/08





途中で挫折。。。残念です。
うーん。舞城さんはやっぱりギリギリのラインなんだなぁ。
『阿修羅ガール』で好きかな?と思って『煙か土か食い物』でうわぁ?この人すごい?と思って、『世界は密室でできている』までは舞城ワールドにうっとり。『好き好き大好き超愛してる』で、あれっ?ってまたぐらついて、この本にたどり着いたところ、初挫折。
ある意味、恋愛上手な作家さんみらくるはあとなんつって。いけずな方。

さて、じゃあなんでこの本がムリかっていうと、
一つ;舞城さんの一番の魅力、脳みそを犯されるようなスピード感あふれる文章じゃない。
二つ;人の殺し方がえぐすぎる
三つ;セックス描写が多すぎる
四つ;構成が複雑すぎる!

やっぱりさ、舞城さんの小説にはあの疾走感を求めちゃうのよね。あの脳みそのしわまで活字がしみ込んでいくような、脳内アドレナリンでっぱなしになる感じ。あれはやっぱり麻薬なのさ。だから、一度味わったあの感覚がないと物足りないんだよな。
っていうのが、一番残念なところ。
元々、殺し方はひどいほうだけど、これはね、数が多いだけに厳しい。それにもまして、セックスにまつわるエトセトラが多いこと。別にそれも悪いわけじゃないけど、目玉取り出した眼窩にナニを突っ込んでブレーンセックスって!!・・・ギブアップ。ひと目見ただけで失神するほど美しい九十九十九の行く末は気になるけど、ひとまずやめる。
また会う日まで、さよなら九十九十九。

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