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NODA・MAP第11回公演『贋作 罪と罰』を観てきました。

恥ずかしながら野田秀樹さんの舞台はお初。
噂に聞いていた通りの舞台でした。いい意味で裏切られなかったかな。
ストーリーは置いておいて、なんと言っても舞台美術がいい!舞台自体の使い方から幕やら椅子やらの使い方が巧い!私は舞台装置などが凝っている舞台が結構好きです。劇場の醍醐味ってやつ?あるからには使わなきゃ的な貧乏根性が刺激されるのよね。純粋に「ほぉ?」と感心してしまう。

まず、会場に入って驚いたのが、舞台の位置。客席の中心に設置されたステージには当然袖がない。ドリカムがこんなステージでコンサートをやっていたような・・・。舞台と客席を隔てる幕がないから、始まりも唐突だ。舞台下の四方には小道具ともなる椅子が置かれ、舞台に出ていない役者がそこに座っているという不思議な状態。舞台上の効果音も椅子に待機する役者がつけていたりもした。これ歌舞伎風なのかしら?
転換は舞台を横切る2枚の幕。幕の間でも動きやまない役者たち。
今回何故か、多用されていたのがプチプチのシート。覆ってるときは気にならないけど、踏みしめる時に”プチッ”と鳴っているのがちょっと笑えた。
幕を隔てて2つの場面が展開されるところなんかは、座っている位置によって見えかたが全然違うはずで、逆サイドからの観賞も気になるところ。
小道具の出し入れや動線あたり、相当気を使って練習してるんだろうけど、結局そういうのって観てる側はどうでもいいよなって観てる最中に考えてしまった。雑念だらけだな、私。

タイトル通り、ドフトエフスキーの『罪と罰』を幕末という時代設定で戯曲化しているこの作品。残念なことに原作はあらすじぐらいしか知らないので、全てを理解できたわけではないと思う。ただ松たか子の一本調子な台詞回しと滑舌の悪い野田秀樹とで、ストーリーは二の次でいっかと割り切って見てしまいました。それでも大好きな役者、古田新太と村岡希美、さらに結構好きな小松和重やマギーも出てて十分に堪能しました。

それにしても舞台向こうのお客さんが見えるので、泣いてる人とかいると目がいって困った。テレビとかでも客のリアクションとかはさまれるのがものすごく嫌いなのよね。自分の感情を煽られてるような気がして。私は私だけの感性で観たいの!ってね。ま、私には泣けんよ、この芝居では。
でも、機会があったらまた観たいな、NODA・MAP。

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やっぱりオクイさんは最高です。
えっ?知らない? オクイシュージさん。
恐ろしいぐらいのおバカが脳みそに詰まっている方です。恐ろしいのはバカだけじゃなく才能も詰まっていることです。
学生時代、そのステージをみて腹筋が痛くなるくらい笑い、病みつきになったパーマネントモンキース(P-M's)。
笑いあり、ダンスあり、殺陣あり、歌あり、アドリブ満載のステージは芝居という枠ではくくれない、まさにエンターテイメントなステージ。
気になった方はオクイさんのサイト「ナックルスガン」を覗いてみてください。

彼らの解散は青春の蔭りとあいまってとても寂しいものでした。
ここ数年、ソロの活動を続けていたオクイさんが、今回P-M'sのメンバーと当時の客演メンバーとともに再び舞台に出てきてくれました。
それが『脳内DISCO
楽しかったなぁ。2時間があっという間でした。
今では真面目なお芝居によく出ている久ヶ沢徹さん。
名わき女優、広岡由里子さん。アクの強い方々を引き連れて、おもちゃをいっぱい与えられた子どものように嬉々として舞台に立つオクイさん。あーそのおもちゃ私も欲しい?
今ではラジオのパーソナリティとしてファンの方も多いようですが、やっぱり生のオクイさんは格別ですな。あの目力は生じゃないとね。

久ヶ沢さんも相変わらずいいお声でほれぼれ。今知ったけど、この方スーパーエキセントリックシアター放映部所属なのね。ビックリ。
わかさんはCM以外で久しぶりにお見かけしましたが、セクシーダンス(?)が見られずちょっぴりガッカリ。
素敵なステージ、また観させて欲しいです。楽しみに次回公演されるのを待ちたいと思います。




ユーモレスク
長野 まゆみ著

この方の本は初めて読みました。
女性一人称ですすめられる文章は静かで切なくて、嫌いじゃないです。
どうも私は川上弘美とか瀬尾まいこといった女性の書く静かな文章が好きですね。

6年前に湖で行方不明になった弟の存在が濃密に残っている家族。その一家の長女周子(チカコ)が語る、弟の記憶、一つ屋根を分けた隣家との関係、そして7年目にして弟の存在にけじめをつけようとする人々。
部屋や小さな庭の描写がとても上手く、一棟を分けた鏡合わせの2軒の家のありようが、目に浮かぶよう。
度々出てくる、「弟が帰ってきたときのために・・・」と家族が用意している食器や部屋。弟の代わりに付けられる様になった食事時のテレビ。
そういう日常のささやかな行為がとても哀しい。
この家族は6年間どこへも行けず、どうにもなれず過ごしてきたんだろう。



昨夜のフィギュアは面白かったなぁ。
いつの間に女子シングルはあんなに層が厚くなっていたのでしょう。
私が注目してた頃は日本の選手って誰がいたっけな?
フィリップ・キャンデロロを楽しみにしてたのは覚えてるんだけど、女子は思い出せません。

世の中は真央ちゃんとミキティに大騒ぎみたいだけど、私は村主に驚いたね。見た目はね、持って生まれたものだからしょうがないけど、彼女の表現力はそのハンディ(失礼)をカバーしちゃってるもの。真央ちゃんは技術はあると思うけどやっぱり表現力はまだまだだと思うんだよね。
フィギュアってやっぱりファンタジーだと思うわけよ。綺麗で華やかでなきゃダメなのよ。それだけでも日本人ってものすごいハンディを背負ってると思うけど、昨日の大会を見ていてみんなのすらりとした手足とか、日本人の体型も変わったなぁってババくさいこと考えてた。
荒川はその点でとても恵まれてる。おまけに体がやわらかいから線がとても綺麗にでてました。
真央ちゃんも綺麗な体型をしているので、今後が楽しみです。

実際トリノ行きは村主、荒川、安藤で決まったわけですが、私の中での順位は、村主、荒川、恩田でしたよ。
恩田の演技を観た後にちょっとうるってきましたもん。スポーツ観て涙腺やられるなんて、数年前のチャンピオンズリーグ以来。レアルVSレバークーゼン戦ね。今大会を見ている限り、ミキティの良さが私には分かりません。何より泉ピン子に見えてしまって・・・化粧もひどいし・・・
ま、それはいいとして、オリンピックが楽しみです。

昨夜「全日本フィギュア選手権」と同じ時間帯に「M?1グランプリ」もありましたね。図らずもフィギュアの演技時間4分間と同じ漫才タイム4分間。昨夜は各地で熾烈な戦いが繰り広げられたわけだ。


バスジャック
三崎 亜記著

デビュー作『となり町戦争』で小説すばる新人賞を受賞した三崎さんの単行本2冊目です。
『となり町戦争』で今後の作品が見ものだなぁと思っていたので、早速読んでみました。

7つの短編が入っていて、表題である「バスジャック」はバスジャックがブームとなり、公式なルールまで生まれ、一種の競技みたいに行われるという非リアルな出来事を描いている。『となり町戦争』と似た読後感。この作者は非リアルを描くのが好きなようです。前書のときに”清澄な悪夢”と評されてたけど、まさに。この人の書く小説は結構怖い。ありえない出来事に対して誰も騒がず淡々と受け入れていく、その静かな怖さがいつもある。
反対にこういうところが「何を言いたいのかわからん」と思ってしまう人が多い原因かもしれないけど。

実家の猫が死にました。
20歳という大長寿でした。

8歳の頃から共に生活をしてきた猫。
ペットは家族とよく言うけれど、私にとってこの子は家族の誰よりも大切だった。小学校、中学校、高校、大学、社会人、これだけの月日を一緒に生活してきた、一番付き合いの長い友達であり、誰よりも何よりも愛しい家族。
人間の家族には生まれた時から一緒にいても愛しいという感情はない。子どもがいたら、この感情に一番近いのかな。
世界で一番愛しい子。

今年の夏を越してまだまだいけそうだなと安心してた矢先の突然の衰弱。ご飯を食べられなくなった時点で覚悟はしたけど、大嫌いな病院に居させるのも可哀想で家でずっと見守りました。家族全員が顔を見せに帰ってきた翌日ことりと息絶えました。待っててくれたみたい。
ずっと意識も朦朧としていたんだけど、最後は母親の顔をじーっと見てから息を引き取ったそうです。苦しまなくて良かった。

20年。私たち家族を癒してくれた我が家の猫。
本当にありがとう。

SN310008.jpg

一緒にいてあげられなくてごめんね。でも世界で一番お前が好きだよ。


秘密。
吉田 修一〔ほか〕著 / ダ・ヴィンチ編集部編集

ようやく入手。
レコードのようにひとつのストーリーをA面とB面から書いているアンソロジー。

12人の作家が2つの視点でつづる短編。
短編って行間が重要だったりするけど、その行間の楽しみを書いてくれているような感じだった。
作家が作家だけにどれもよくできた作品だった。
やはり好きな作品は好きな作家によるものだったけど。

気になっていた小川洋子さんの”電話アーティスト”の話。
聞いただけでは分からないこの職業。そういうことだったのね。
そんなアートが存在するとしたら、世の中の長電話奥様たちは結構なアーティストになれそうだわ。
電話がつなぐ空間って素敵。まさにAサイドBサイドが存在するもんね。
電話アーティストの叔母さんのストーリーをもっと知りたい。

グランド・フィナーレ』ではダメだった阿部和重の短編は結構良かった。
この人は偏狂的な愛がお好きなのかしら?

喫茶店とかで気軽によめる昼下がりの一冊でした。



むかしのはなし
三浦 しをん著

初めてこの作者の本を読みました。
何の前情報もなしに読んだから、構成や展開が意外でとても新鮮でした。上手い。面白い。好き。

各章に日本の昔話が前付けされているんだけど、その昔話を作者曰く”語りかえた”物語が7話。どの章も誰かが誰かに話しかける形で書かれている。
途中から隕石の衝突により地球がなくなるという出来事を軸に各章のつながりが出てきたりする。
よく読めば気づいていないつながりがまだありそう。
んー、この本一度読んだだけじゃ足りない気がする。


肌荒れが治らない。

この業界には「イヤイヤ病」なるものが存在します。
「うわぁ?もうイヤだ?明日が来るな、目が覚めるな」などという気持ちになった時、顔や体にブツブツができます。
身の周りでも何人か目撃してるので、私特有の病気ではないと思われます。

何でしょう。心理状況がもろに顔に出るんですよ。
一時期、ものすごく生理的に合わない上司とコンビ組まされたとき、顔中にブツブツができて、そのうえ物貰いが3つできて、この世のものとは思えない顔になった時があります。
その人との仕事が一段落したら、あっという間にたまご肌に戻りましたよ。なんて現金な私のお肌。

それがね、ここ数ヶ月ブツブツが消えないのよね。
何だろうね。肌の曲がり角なんて既に最終コーナーに差し掛かる勢いなんだけど、ここまで治らない肌荒れは始めてかも。やっぱり最終コーナーなのかしら。もうすぐゴール?ゴールってどこ?

なんかいい方法ないかなぁ。
ピーリングはかなりやってみたいんだけど、行く時間がない。
まぁ、女の肌荒れは恋愛不足という自説もあって、思い当たる節ありありな今日この頃。
ピーリングか恋愛か。うーん、やっぱ手軽にピーリング行っとく?


うーん。ダメでした。表題作はまだ読めた。
でもそれ以外の短編は本当にどうでもいい。
もともと受賞作とかって興味ないのだけど、ここ数年の芥川賞受賞作は合わないこと甚だしい。
久々に読んで損した気分。

表題作の「グランド・フィナーレ」
離婚で離れ離れになった一人娘へ執着する30代後半の男。
徐々に明らかになる離婚原因である”少女ポルノ”商売。
さらには彼のロリコン性癖。全てを失って1部終了。
2部。娘との接触もあきらめ田舎へこもった男が二人の小学生女児と出会ったことで、自分のやるべきことを見つける。

幸福な食卓
瀬尾 まいこ著

「図書館の神様」「天国はまだ遠く」に続き瀬尾さんの作品3冊目。
これまでで一番好き。
これまでの2冊にも優しさが溢れているんだけど、登場人物があっさりしすぎていたり、優柔不断に見えたりと気になるところがあった。でもこの本を読んで、そのブレみたいなものがピタッと焦点あった感じがした。

4人家族の末っ子である佐和子の目線でちょっと変わった家族の日常が描かれている。
「父さんは今日で父さんを辞めようと思う」 出だしからクスッとしてしまう文章。
突然父さんを辞めた父親、何にも動じずわが道を行く兄・直ちゃん、家族と離れて一人アパートで気ままに暮らす母親。朝食は必ず家族揃ってとり、相談事は朝食の席でというのが4人の決まりだった。


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昨夜、何かの番組で里見八犬伝のことをやっているのを見かけて、無性に見たくなりました。
小学生の頃に見たと思うんだけど、衝撃的だったんだよね。
真田広之のかっこよさと、夏木マリの妖怪親子の不気味さだけが記憶に残ってました。

そんな記憶を懐かしみつつ、20年後に再視聴。
いやー面白かった。いろんな意味で突っ込みどころ満載。
出演者もすごいし、特撮具合もすごいし、何より驚いたのがラブシーン。
薬師丸ひろ子、真田広之、夏木マリ、京本政樹、志穂美悦子、千葉真一、萩原流行、目黒祐樹、成田三樹夫、岡田奈々・・・
出演者の顔ぶれだけでも、心惹かれますね。
ちなみに監督は深作欣二。


ますます好きです、梨木香歩さんの作品。
既に読んでいる『家守綺譚』と対の物語と聞いて、どれどれと読み始めた。あー、あの村田さんのことかぁと言うくらい、向こうの本ではさらっと出てきた人でした。

1899年当時。トルコ文化の研究のため、トルコに渡った学者・ムラタの見聞録。話の節々に色々な世界情勢が出てくるんだけど、世界史選択だったくせにピンと来ない私・・・。
でも歴史オンチでもしり込みすることはない。
穏やかだけど、熱い思いを秘めたムラタと古代に情熱をかける友人、政情を憂う女性たち、哲学的な鸚鵡(オウム)、魅力的な登場人物の話に引き込まれます。


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