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ユージニア
ユージニア
posted with 簡単リンクくん at 2006. 5. 1
恩田 陸著角川書店 (2005.2)通常24時間以内に発送します。

うかつだった。てっきり、新大陸かなんかの話だと思っていた(笑)。
読み始めたら、怖い怖い。ああ、こっち系の話だったか、恩田陸・・・と自分のうかつさを反省しながら、なるべく人がいっぱいいるところで読んだ。
こっち系というのは、私が括るところ、恩田陸の『Q&A』。
一つの事件を多角的に、そして関係者の主観で描くことによって、事件の姿を見せていくという、外堀から埋めていく感じ。
徐々にしか見えてこない事件がじれったくもあり、そしてジワジワと分かってくる怖さがある。
こういう本は彫刻に似てる気がする。一本の丸太を外から削っていく。削っていく人が違えば、当然出来上がる形が異なる。
最後の一刀を振るうまでは形が分からない。
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沖で待つ
沖で待つ
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.28
糸山 秋子著文芸春秋 (2006.2)通常2-3日以内に発送します。

『勤労感謝の日』と芥川賞受賞作『沖で待つ』の2編。
37歳にして無職。職安に通う主人公。近所の人から持ち込まれたお見合いでいやぁな思いをして、腐れる勤労感謝の日を書いた『勤労感謝の日』。
同期の男女の友情を書いた『沖で待つ』。

まずね、勤労感謝の日に不平を垂れる冒頭にバッチリ共感。あー私も思ってるよ、そういうこと。無職じゃなくたって、私は毎年思ってるわ。1年で一番憎いシーズンがGWだもの、私。まぁ、これは単に愚痴なんだけど。
ただね、この話。インパクトが強すぎ。生々しい。絲山さん、生々しいよぅ?生理の描写とか、あるあるネタだけど、書いちゃう?それ・・・
なんかね、極端なキャラなのよね。女の総合職開拓世代っていうのかな?そういう30代女性のキャラなのかもしれないけど、なんだろう。同姓として気持ちが良くないキャラだな。まぁ、嫌いではないんだけど。むしろ応援したくなっちゃうんだけどさ。
お見合いを蹴散らすのは良しとして、会社を辞めた理由がね、違和感あり。

ついにバルサが決勝進出!!ヤッター!
って、突然にサッカーの話題なんだけど、昨夜は絶叫の夜でした。
お隣さん、ごめんなさい。だって叫ばずにいられなかったんですもの。

言えね、わたくしサッカーのクラブチームの中で一番好きなのがバルサなんだけども、2番目に好きなのがミランなんですよ。
その2チームがチャンピオンズリーグの準決勝でかち合っちゃったもんで、複雑な心境でゲームを見てたわけ。
どっちも好きなんだけど、でも今年はバルサに勝って欲しくて、バルサを応援してたんだけど、ついついミランの選手にも気持ちがいっちゃって、複雑だったなぁ。

町長選挙
町長選挙
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.26
奥田 英朗著文芸春秋 (2006.4)通常24時間以内に発送します。


伊良部シリーズの新刊!
思わず本屋の棚を2度見しちゃった。全然知らんかった。まだシリーズが続いているなんて。グリーンの表紙がとってもキレイ。

相変わらず面白いなぁ。
今回はちょっと前に世間を騒がせた著名人たちをデフォルメした患者たち。
球界のドンと普段着のIT社長、40過ぎてより一層美しさを増す女優Kさん・・・
彼らがこうだったら面白いなぁと思いながら、伊良部のように「ぐふふ」と思わず笑ってしまう箇所がいっぱい。

3冊目にしてようやく伊良部を可愛く思えた。
そしてミニ白衣の看護婦、マユミちゃんの素性も色々と出てきましたよ。
もっとたくさんの話をくれ?となってしまうのが、このシリーズの読後感。
本当に楽しく読めるシリーズです。




終末のフール
終末のフール
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.21
伊坂 幸太郎著集英社 (2006.3)通常24時間以内に発送します。

地球に小惑星が衝突するまで、あと3年。
残された日々を生きる8人のストーリー。
ちょっと前に読んだ三浦しをんの『むかしのはなし』でも隕石がやって来たのを思い出す。
これまでの伊坂氏の作品とはちょっと違う感じ。
これまでの登場人物って、結構超越してるというか、すかしているというか、我関せず的なクールな人が多かったけど、この本はもう少し人間っぽいかなぁ。
厚みのある話が書きたくなったのかな、と思う一冊でした。

母恋旅烏
母恋旅烏
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.14
荻原 浩著双葉社 (2004.12)通常24時間以内に発送します。

明日の記憶』に続いて荻原浩さんの本2冊目。
へぇ??ほ??ふぁ??
っていう感想(笑)。なんだそりゃって感じだけど、あの作家さんがこういう文章をねぇ?で、「へぇ?」。
中盤あたりであの作家さんが、こういう話をねぇ?で「ほ?」。
で、最終的に「ふぁ?」。
要約すると、あの本を書いた作家さんが、こういう本を書くんだ・・という驚きだぁね。
何度か、奥田英朗の本かと錯覚してしまった。
それだけ、コミカルな文章で人物描写も愉快。
でも、ケラケラ笑って読んでると、ふと胸をギュッと抑えられるような切なさに襲われる瞬間があって油断ならない。


ガール
ガール
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.10
奥田 英朗著講談社 (2006.1)通常24時間以内に発送します。

中年サラリーマンの哀愁を描いている『マドンナ』と対照的に30代半ば独身OLたちの哀愁を描いている本。
マンションを買おうか悩む女性、”女性管理職”としての働き方に大いに悩む女性、いつまで”ガール”でいられるものかと悩む女性・・・
自分よりはちょっと上の世代の話だけど、きっとこの先彼女たちの抱える悩みを自分も持つんだろうなぁとしみじみしてしまった。
それにしても、奥田氏。
男性なのに、なぜこれ程までに三十路女の心情が描けるの?
同僚との間の微妙な嫉妬、若い後輩への劣等感・・・
こんなに女性の機微を見破ってる男性がいるかと思うとちょっと怖い。

中身はこんな女性5人のストーリー。
『ヒロくん』 女性の管理職に大抜擢されるも、部下に同年代の男性がいて、ひとすじ縄で行かない。涙が出るほど悔しい思いをしながらも夫ヒロくんに支えられ・・・
『マンション』 同じ独身の友人がマンションを買ったことで心揺らぎ、マンションを買おうと守りに入った途端、いつもの自分でいられなくなった・・・。
『ガール』 自分はまだまだ若いつもりでいた。”よくやるよ”と思っていた先輩の姿がわがことのように思えた瞬間、”ガール”ではいられなくなった。
『ワーキングマザー』 シングルマザーで仕事をする女性が母親を武器にせずに働くことがポリシーだったのに・・・
『ひと回り』 イケメンの新入社員の教育係になった女性。ついつい恋心が募って我を忘れた行動に出てしまい・・・



レヴォリューションNo.3
金城 一紀著講談社 (2001.10)通常2-3日以内に発送します。

最高!
とにかくいい!!終始笑いっぱなしだけど、ちょっと泣いてしまったりの青春小説。

読み始めてしばらくして、登場人物が『フライ・ダディ・フライ』と一緒なことに気づいた。そういえば、『フライ?』の裏表紙に3部作って書いてあったっけ。でも、あっちでは娘の復讐をする父親が主役だったから、”ザ・ゾンビーズ”の名前は出てこなかったんだよね。愛すべき少年たちはちゃんといたけど。

で、こっちの本は少年たち主役の冒険譚。
「野生の王国」「ジュラッシクパーク」などのあだ名が付けられるオチコボレ高校。オチコボレ遺伝子を持つ男はアタマのいい女とくっつけばいいという生物教師の言葉に感銘を受けた学生たちは”ザ・ゾンビーズ”なる集団を結成する。彼らの最大の目的は、チケット制で難関不落と言われるお嬢様学校の学園祭に突入すること!
くっだらな?い(笑)。でもこの戦いっぷりが若くておバカで愛しいんだよ。ヘラヘラ笑ってるようなダメな子たちだけど、仲間意識とかにちょっとジーンと来ちゃうのよね。
とにかく読んでいて気持ちがいい本!



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