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青年のための読書クラブ
桜庭 一樹
新潮社 2007-06
評価

by G-Tools , 2008/01/30




むむ!これは・・・微妙だ。
ストーリーは面白い。でも、ちょっと馴染めない感じもちらほら。
何が馴染めないかっていうと、“ぼく”という一人称。女子高の話なので、女の子が“ぼく”って言うの。“ぼく”とか“きみ”とか。これが、うすら寒い。昔っから苦手なのよ、この世界。女子高は私にとって、もっとも未知で、畏怖する世界。入ってみたいなんて米粒ほども思ったことないし、興味がない。そんな女子高が舞台だったもんだから、読みたい気持ちと背筋がゾワゾワする感じに挟まれて、複雑な読書になった。

パリの禁書を扱う店から始まった“読書クラブ”が都内名門カトリック系の女子学園に引き継がれ、その読書クラブでは部員によって学園の裏の歴史がこっそりと記録されていた。各時代の出来事、描くにあたいする学園のエピソードの数々。
表面だけとらえると、極めて少女漫画的な世界。そのせいで、少女たちの描写やセリフが私を落ち着かなくさせる。
だけど、語ろうとしていることは興味深くて、面白い。この扉の先には自分の好きな世界があるのに、そこへたどり着く道のりが自分の苦手なものに溢れている・・・そんな感じの話。
苦行のようだった(笑)。

この学園を創設した修道女マリアナがパリから日本へ渡り、学園を創設するにいたったストーリーが一番面白かった。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学


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氷菓 (角川スニーカー文庫)
米澤 穂信
角川書店 2001-10
評価

by G-Tools , 2008/01/23




初めて読む作家さん。
文章が若い。若いのに古くさい。面白い文章を描く人だと思った。不安体とも言うかも。
私はどうも変な名前の登場人物というのがあまり好きじゃないのよね。単に読みづらいからだけど。森博嗣さんの本に手を出しにくいのもその理由だったりする・・・。
とはいえ、軽いミステリーで登場人物もキャラが立っていてストーリー自体は読みやすい。

内容は学園ミステリー。人は死なず、ちょっとした謎解き。
教室の鍵がかかってしまった謎とか、文集が消えた謎とか、平和な謎だ。
高校の古典部という部活に入ることになった折木奉太郎くんがなんだか謎をよく解くのだな。
ほかに怪物級の好奇心を持ったお嬢様の千反田と、折木の親友、福田くんと折木、福田と同じ中学だった伊原の4人しかいない古典部。
これはその後古典部シリーズとなっていくシリーズものの1作目であり、米澤さんのデビュー作だそう。ここから始まってどんな話を紡いでくれるのか、楽しみな感じ。この本は古典部結成と折木くんの目覚め的な章なので、続編に期待。

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イラクサ (新潮クレスト・ブックス)
アリス・マンロー 小竹 由美子
新潮社 2006-03-29
評価

by G-Tools , 2008/01/23




カナダの作家さんの短編集。
カナダという国をあまり知らないけど、この本に描かれている舞台はなんか閉鎖的で退屈で埃っぽい。何て言うんだろう。人生ってそんなに劇的じゃないし、享楽に満ち溢れてない。ありふれて退屈な人生の中で微妙に揺れ動く女心とでも言おうか、それが描かれている。
静謐で話としては面白いんだけど、どうも読後感が・・・。老いとか病気とか、抗えない時間の流れを受けてとめていく感情の流れ、女同士で抱く微妙な嫉妬や優越感とかがね。それがちょっと気を滅入らせる。私が男っぽいからかな。
この作家さんの描き出す女性たちが生々しくて、痛い。そんな風に見ないで欲しい。いずれは自分たちもそうなるかもしれないのだから・・・この本で描かれる女性から目を背けたくなる自分がいた。なんだか落ち着かなくさせるの。でも何十年後かに、これを読んだら泣いてしまうかもしれない。そんな気もする。

翻訳のせいか、原文がそうなのか、ちょっと文章が読みにくい。物事の説明の仕方が文章の流れを止めてしまうので、読むのに時間がかかってしまった。
アメリカ文学、カナダ文学、海外の文学作品はどうもとっつきにくいんだけど、やっぱりたまに読むといいなと思う。エンタメ作品ばかり読んでいては得られないものが描かれているからね。
何かを感じてもそれを表現する力を持たない自分が愚かしい。

この中では最初の短編『恋占い』(何故この訳なのかな?)が面白かった。でも他の短編とはかなり毛色が違ってた。友人も家族もいない冴えない田舎女が手紙のやりとりだけで男の元へと旅立つ。雇用主の家の家具をごっそり持ち出すというかなり大胆な行動まで起こすが、その手紙自体が子どもたちのいたずらで・・・というなんだか痛々しい女の話なんだけど、成り行きが面白かった。

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桜庭一樹さん、獲りましたね、直木賞。
発表の前に『私の男』を本屋で探したんだけど、売り切れてた。
で、違う桜庭さんの本を買ってきた。どちらも早く読みたいなぁ。
桜庭さんと言えば、会社の近くの本屋(リ○ロ)で男性作家のコーナーに置かれているのがずっと気になってます。教えてあげようかいつも迷う。直木賞受賞を受けてようやく間違いに気づいてくれるでしょうか。本屋なのに作家のこと知らないんだね。

で、気になるのがやっぱり伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』。豊崎さんの予想したように、次の候補になるのでしょうか。伊坂さん、これで獲らずしていつ獲る?って感じですもんね、今のところ。


ついに家にこたつが導入されて、寒い日々、こたつでぬくぬくと本を読んだり、DVDを観たりして幸せな冬時間を過ごしています。ビバ!こたつ。散らかさないように気をつけないとね。
そんでこたつでやっと「のだめカンタービレ」のSPドラマを観ましたよ。
面白かった。一夜目は千秋の指揮者コンクール、二夜目はのだめの初リサイタルと、漫画にして何冊分かのエピソードを上手くまとめてましたね。まさかヨーロッパでの話までドラマ化してくれるとは思ってなかったし、それほど期待してなかったんだけど、楽しく見れました。よいよい。
あと気になるのは、やはり鹿男ですな。1話目ではまだ判断できず。蔵之介さまの変な髪形ばかりが気になる。

初!劇団☆新感線、観劇??!
「いのうえ歌舞伎・號『IZO』」を観に行ってきたよ。
念願の新感線とはいえ、古田さんが出てないよ?(泣)。いのうえ歌舞伎だし、脚本家がいつもの方と違うらしく、これはいつもの新感線じゃないよ?と一緒にいった新感線ファンの人たちが言ってた。
・・・そうなんか。ある意味良かった。
「これぞ!新感線!」って言われたら、多分もう新感線は観なかったな。普通に楽しく観劇したけど、好き?って問われたら、う?ん・・・な感じだったな。
そもそも時代劇をあまり観慣れてないので、判断も評価も難しい。
時代劇って『浪人街』、『写楽』、『座頭市(哀川翔の)』ぐらいだ、観たの。だから反対にとても期待していたのだよ、新感線の舞台に。でも王道じゃないらしいので、次も頑張ってチケット取るぞ!

好みじゃないけど、だけども、だっけど♪
池鉄と山内さんが出てたので、そこは大満足!!いや?真面目な芝居をしてる山内圭哉さんを初めて観ましたが、声が素敵だしやっぱり上手いし、ますます惚れたわ?。そんでもって、池鉄!!生で見られるの久しぶり!!やっぱ大好き!!池鉄の坂本龍馬、えがった?。一人だけ楽しそうだったし。そうそう、この舞台もう少し笑いどころ作ってあげた方がいいと思う。こなせる役者そろってるんだし、ストーリーもすごくちゃんとしてるんだから。遊びがないと新感線ファンは物足りないんじゃない?

お母さんは「赤毛のアン」が大好き (角川文庫)   お父さんは時代小説(チャンバラ)が大好き (角川文庫)


吉野朔実さんの作品は漫画しか知らなくて、tunaさんのブログで初めて本好きの漫画家さんなのだと知りました。その吉野さんが描いている本にまつわるエッセイ。10年以上前のモノなので、中で紹介されている本も結構古いですが、なかなか興味深かったです。
本を読む友人たちとの間で交わされる会話や、行動、本を薦めたくなる衝動など、わかる??と共感しまくり。

『お父さん?』の方が先で『お母さん?』が後なんですけど、反対に読んじゃった。吉野さんのご両親は揃って読書家なんですね。それが羨ましかった。家の父親も「本を読め」を決まり文句のしつけ言葉にしてたぐらいだけど、父の本棚に入ってる本にあまり面白い本がなかったのを記憶している。趣味が違うのよね。反対に母は全く本を読まない。漫画も読まない。人生何が楽しいんだろうと思うけど、あの人はおしゃべりが生きがいに違いない。吉野さんのご両親は2人で図書館に行くらしい。そんな夫婦になりたいもんだ。

私は子どもの頃、遊びに行った友人の家にあった書庫がとても羨ましくって、いつかこういう家に住みたいと思ったものだ(確か父親は大学教授だった)。図書館も好きだけど、自分専用の本がいっぱいあるという、なんとも言えない幸福感。東京に暮らしている以上、なかなか難しいけど、とりあえず部屋の壁一面は本のために費やそうと思っている。ただ、最近気になってきたのが本の値段。本って何気に値上がりしてません?ちなみにこの本なんかものすご?く薄い文庫なのに、500円以上する!びっくりしたよぅ。
確かに図書館行った方がいいかもなぁ。

それにしても・・・吉野さんの描く漫画って陰のあるというか、簡単に言えば暗い話が多かったので、吉野さんに対してもくら?いイメージがあったんだけど、この本では全然だったな。心理学とかがお好きなんですかね?心理カウンセラーとか、ちょっと神経まいっちゃってる人とか、よく出てくるんですよね。勝手になんかトラウマがあるんだろうって思ってたくらい(笑)。意外だなぁ。でも太宰治が好きだったってなんか納得。

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京都へ行ってきた。森見さんの本を携えて。
行ってから気づいたのは、京都へ来るのがかれこれ11年ぶりだということ。
古都とはいえ、11年の月日でやはり町は変わりますなぁ。
四条あたりの栄えっぷりに驚きました。あとマンションがすごい増えてたなぁ。
古い建物と新しい建物が混在していて、それはそれで面白かった。
新しい建物の方も気を遣って建てている感じだったしね。

一日目は着くのが遅くなってしまったので、四条烏丸をうろうろして、鴨川歩いて、先斗町を覗きました。この辺で狸鍋が喰われたり、偽電気ブランが飲まれているのだなぁとしみじみ。
先斗町はいいなぁ。あそこにあるだけでおいしそうだもん。
そして二日目は、見たい寺を取り込みつつ、森見の旅にしてみた。
まずは南禅寺。ここ11年前にも来たけど、やっぱりいい!!壮大さといい、静寂さといい、自然さといい、寺としてかなりいい!
そして南禅寺から始まる哲学の道へ。この季節なので、枯れ木に迎えられ寂しい感じでしたが、桜の季節にはきれいだろうなぁと、『<新釈>走れメロス』に思いをはせ、思いをはせてるうちに哲学の道を全部歩いてしまって、まぁ疲れたわ。
で、意外にも初見の銀閣寺へ行って、その後あの鴨川デルタ地帯を横目に下鴨神社へ。
ここでついに糺ノ森!かの李白翁が風邪で寝込んでいたり、古本市で不思議なことがあったり、狸の下鴨一家が住んでいたり、のまさに森見作品に欠かせない舞台のひとつ!
まぁだから何?ってことなんだけど、色々なことを思い出しながら見て回りました。

1泊2日では、あまり観れなかったけど、今度またゆっくり来ようと心に決めて京都を後に。ふたばの大福が食べられなかったり、加茂のみたらしが食べられなかったりと悔いも残るし(笑)。今度は嵐山にも行きたいし。鹿男の舞台、奈良にも足をのばしたいし。
それにしても京都はお茶するところが豊富だったなぁ。学生たちは楽しかろうね。

ねこのばば (新潮文庫)ねこのばば (新潮文庫)
畠中 恵

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しゃばけシリーズ第3弾。
「茶巾たまご」、「ねこのばば」、「産土」、「花かんざし」、「たまやたまや」の5話。
いやぁ、深い!妖怪の世界は深いなぁ。第一弾では、ファンタジー色が強かったんですけど、徐々に人の世の世知辛さやら、妖怪たちの切なさやらがじわりじわりと強くなってます。
また前回、仁吉の昔話があったのに対して今度は佐助の昔話があったり、幼馴染、栄吉の妹おりんちゃんの嫁入りの話など、色々な人間(あやかし?)模様があって相変わらず楽しいです。
「ねこのばば」では、伝説の妖怪・猫又も出てきたりなんかして、ねこキチとしてはニンマリ。家の子もいっそのこと猫又にでもなって生き続けてくれたら良かったのに・・・
それはさておき、「ねこのばば」なんかは、現代社会に通じる、理解のできなさというか、そういう人がいることの不安が描かれていて、なんだか哀しい。妖を理解できないのは当たり前だけど、人を理解できないのは、とても恐ろしいこと。

今回は猫の小丸も気になったけど、やっぱり私は鳴家が一番好き。かわいいわ?。家にもいるんだったら出てきて欲しいぐらい。

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しゃばけ (新潮文庫)   ぬしさまへ (新潮文庫)


なにやら、ファンタジーづいてます。
年末に出先で手に取った『しゃばけ』が面白くって、続けて『ぬしさまへ』まで読んじゃった。それでも気持ちおさまらず『ねこのばば』に手を出してます。
いやいや、止まらない。描かれている江戸の世界が心地よくってなんとも幸せな気分。
『陰陽師』を一気読みしたときの感じです。

江戸の廻船問屋長崎屋の若だんな・一太郎は病弱な一人息子。両親に溺愛され、過剰な庇護の下暮らしている。この家には一太郎が5歳の頃よりそばにいる2人の兄やがいる。仁吉と佐助は今では店の手代としても立派に家にお仕えしているが、この2人にとっても何より大事は一太郎。だって、一太郎を守るために遣わされている妖(あやかし)なのだから。
この2人の妖がいるからなのか、一太郎の周りには妖がいっぱい。“鳴家(やなり)”という小鬼や付喪神など、一太郎は常に妖に囲まれている。
生まれた頃より病弱で床にいてばかりだった一太郎にとって、家の中に彼らがいるから退屈もしないし、外の情報を聞けたりする。だから一太郎は妖たちにとても優しい。




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明けましておめでとうございます!!
ブログを始めて、3回目のお正月が来ました。だからといって何があるわけではないです(笑)。
いやぁ、年明けてから、撮りためていたお笑い番組をかたっぱしから見てるんだけど、さすがにみんなネタがかぶってきて飽きてきた。何度見ても笑えるネタってそうはないからなぁ。
そろそろ撮りためたドラマ&映画の連続視聴を始めようかな。
連休が1年に1回しかないのに、それが正月だから海外へ行くのも混んでて面倒だし、つい家に引きこもっちゃうんだよね。でもこれも相当幸せ。今日休んで明日も休めることの素晴らしさ!来週になったらどっか行こうっと。

今年もあんまりイヤなことがなく過ぎますようにっと。


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