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家日和
奥田 英朗
集英社 2007-04
評価

by G-Tools , 2008/07/28



このタイトルが秀逸だと思う。
家好きな私はするっとこの言葉が入ってきたもん。
「家日和」ってあるよなぁ。

内容は、奥さんが出て行ってしまった部屋をどんどん自分好みの家具で埋めていくサラリーマンの快楽やら、会社が潰れて奥さんの代わりに家事をやりはじめたら楽しくって仕方がない旦那やら、ネットオークションにはまる主婦やら、家と家庭にまつわる短編集。
奥田さん独特のやさしさとユーモアでさまざまな”家”が描かれていて、なんだかんだ言っても家がいいなぁっていう仕上がりになってます。独りで住んでも、誰かと住んでも、自分の”家”はいい。
ほのぼの系でした。

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扉は閉ざされたまま (祥伝社文庫 い 17-1)
石持 浅海
祥伝社 2008-02-08
評価

by G-Tools , 2008/07/24



なんだか目を引く表紙で気になってた本。
なんとかミステリー。なんでしたっけ?犯行の様子が先に描かれるタイプの、「古畑任三郎」やら「コロンボ」やらのタイプ。

大学の同窓会で小さなホテルに集まった男女7名。その一室で事故死を装い人を殺し、密室を作った犯行。頭脳明晰なリーダーである犯人と、同じように頭脳明晰な女性。大学時代に惹かれあった二人が密室を前にして扉を開けるか開けないかの攻防を繰り広げる。大学時代のサークル仲間という、ある意味よく知っていて、それでいて卒業後のそれぞれについては知らないことが多いという状況を上手く利用して作られているストーリー。
扉が開かれないように仕向ける犯人。いかに開かれる時間を延ばすことができるのか。そしてその意図することとは?

結局、なぜ犯人である伏見は死体の発見を遅らせたいのか、そして何故旧友を殺したのか?そこへ向けて話は進んでいくんだけど、やっぱり動機を最後に持ってくるって難しいんだなと思った。それだけの時間を引っ張ってきて、動機を明らかにするのってハードルあがってるんだよね。
だからこれもまた、そんなことで人を殺すの?ってなっちゃうんだなぁ。殺す前に殴るなりして自分の思いを伝えりゃいいじゃん、みたいなね。
でもきっと、こういう本は動機をどうのいうんではなく、途中経過を楽しめってことだね。

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新感線行ってきました!! →GOEMON ROCK HP
いやぁ?噂には聞いておりましたが、すごいですね!
言っていいですか?

めっちゃいい??!!

いやぁ、いいです。楽しいです。かっこいいです。素敵です。
「舞台は派手に!」という古田節が生きてます!
歌うわ、踊るわの舞台なんて言ったら、えっ?おもろい?それ・・・って気がするんだけど、まぁ面白いのよね。意外でした。なんて言うんだろう、古田新太さんにこういう面があったとは!って感じ。もちろん、新感線のファンの人たちにしてみれば、これが古田新太だ!って事なんだけどさ。
新感線初心者の私には意外だったんですよ。
新宿コマが合ってるね。

ちょっと落ち着いて、舞台をおさらいしますと・・・
もう舞台袖に生バンドがいる時点で期待大!この人たち見づらいのにちゃんと時代劇風衣装を着てね、自分のパートがない時には動きで参加してね、素晴らしいですよ。
そんで、殺陣の時にど派手にROCKをやるわけですよ。こりゃあ楽しいさぁ。

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ゆめつげ (角川文庫 は 37-1)
畠中 恵
角川グループパブリッシング 2008-04-25
評価

by G-Tools , 2008/07/21




氏子も少なく、神官も父と兄弟だけという小さな清鏡神社。兄の弓月はのんびり屋でしっかり者の弟信行にいつも怒られているが、「夢告」の能力を持っていた。”むこく”もしくは”ゆめつげ”というこの占いは、鏡を使い夢を見て占うものだ。とはいえ、これまで弓月がやってきた夢告はいなくなった猫や失くし物の行方を占う程度のもの。しかも、ちゃんと当たったことはあまりない。
そんな夢告の能力を頼って、大店の一人息子を探して欲しいという依頼がくる。
この依頼がとんでもない事態へと発展していくのだが・・・

しゃばけシリーズの雰囲気もちょっとありますが、話自体が長いので、しゃばけよりも、ちゃんとした江戸を舞台にしたミステリーといった感じです。ストーリーがひとつなので、神官兄弟のキャラが立ちにくいけれど、やっぱりほほえましい人物像にはなっています。一人息子の行方探しが時代の変わり目を前にした武士や神官たちの生き様にまで話が及んで、面白い世界観です。
しゃばけファンとしては、どうしても物足りなさを感じてしまうけど、この神官兄弟もシリーズになったら面白そうだなと期待してしまいます。

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パルコ・プロデュース 『SISTERS』 観てきました!!
これねぇ、役者がいいのよ?松たか子、鈴木杏は言うまでもないけど、私の大好きな田中哲司さんが出てるもんだから、苦手な長塚圭史でも、すっごい楽しみに行ってきましたよ。

いや?やっぱり長塚圭史は苦手だわ?(笑)。もうセリフがイチイチ好みじゃない。
なんかこう沸々と怒りにも近い嫌悪感が湧いてくる。途中で席を立つ衝動に駆られる。
ありがちな歪んだ関係、ありがちな狂気、ありがちなセリフ・・・勘弁してよ?と言いたくなる所なんだけど、それを相殺してしまう役者の演技!上手い!!素晴らしいね。
ファーストシーンで松たか子のキャラ設定に??となったけど、その印象をあっという間に消すほど、演じきってる。杏ちゃんもギラギラしてて良かったわ?大人になったなぁ。
初めて生で観る田中哲司さんもほんっとに素敵で、ますます惚れてしまいました。
映像では悪い役や一癖ある役が多いけど、今回は狂気の中の唯一の正気で、ほっとするしかっこいいしで、本気になりそうでした(←バカです)。
うん、うん、久々に骨太の芝居を観させてもらいました。
脚本には不満たっぷりだけど、キャストと舞台美術は素晴らしい!
松たか子リスペクト、田中哲司ラブです。

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変愛小説集
岸本 佐知子
講談社 2008-05-07
評価

by G-Tools , 2008/07/15



いやいや面白い。岸本さんったら、またおかしな小説ばかり集めてきて(笑)。これまで、岸本さんが訳すニコルソン・ベイカーばかりを読んできましたが、まだまだいるんですねぇ、岸本さん好みの変な小説家たちが。なんてったって、”変愛”小説ですからねぇ。
ただタイトルを観て、ニヤニヤしながら読み始めたけど、意外にもとてもピュアな”恋愛”の物語が詰まっていて、予想を裏切られました。でもいい意味でね。

最初の一編が、木に恋してしまった人とその配偶者の話。木に恋するなんて・・・でも恋する相手が木だったばっかりに、その木を所有している人に対する嫉妬だとかあって、そういう感情がなんだか恋は盲目的な感じをすごく切実に感じさせて、切なかったりする。

ほかにバービー人形と恋愛する男の子の話や、あんまりにも魅力的な相手を思わず”丸呑み”してしまい自分の体の中で彼を感じる女性の話などキテレツな物語があったり、はたまた病に犯された妻と過ごす最後の夜を描いた世俗的な話があったりとバラエティ豊か。

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ねじの回転―February moment (上) (集英社文庫)
恩田 陸
集英社 2005-12
評価

by G-Tools , 2008/07/08



久々に恩田作品。二・二六事件にまつわるSFと捉えて日本史苦手意識バリバリの私はつい読むのを後回しにしていた本。
おもろかったわ?バリSFでした。時間を遡れる技術を発見した世界。現代の厄災から逃れるために歴史に修正をしようとする国連の職員たち。その修正点に選ばれてしまったのが、二・二六事件である。若い将校たちが国の将来を憂い、意を決して起こしたクーデター(で、あってるか?)。しかし彼らは叛乱軍とされ、処刑、親族は国賊にされてしまう。そんな事件を何度も繰り返すハメになった将校たち。

タイムトラベルものはSFでよくある話だけど、この作品が面白いのは、”歴史は自己を修正する”という理念のもと、コンピューターに入力されたとおりの歴史を繰り返し、齟齬があった場合、強制的に時間を巻き戻して、またやり直さなければならないというシステム。限られた時間の中で再生しなくてはいけない歴史。やり直させる方としては、作業にしか過ぎないが、当人たちにしてみれば、たまらない。自分たちの起こしたクーデターの結果を知った上で、闘わなくてはならない辛さ。
時間遡行システムや、当事者たちの葛藤や、うまいこと描かれています。
タイムトラベルものだと、コニー・ウィルスの『犬は勘定に入れません』もとても面白かったけど、日本史が舞台のSFもなかなか楽しかった。

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セレソンDX行って来ました!いや?噂には聞いていたセレソン、とても楽しみにしてました。
なんせ、脚本のサタケミキオさんはいま超?売れっ子の脚本家さんですし、『花男』ですね。しかも役者・宅間孝行としてもあっちこっちに出演していて、まぁノリにノッてますよね。
そんな彼が書いて、演出して、主演しちゃってのこの作品。再々演なんですって。

場所はシアターサンモール。なつかし??!!学生の頃観に来たなぁ。やっぱりちょうどいいキャパだわ。永井大とか伊藤あいことかテレビで顔を知っている役者が出てるのに、この規模。そして4,500円っていう低料金。芝居心をくすぐりますわ?
さらにさらに、私が行った日は客席が豪華!小栗旬くん、阿部力くんらが来ていて、さすが花男の脚本家!って再認識。タレント祭りみたいな日でしたよ。
とまぁ、始まる前から若干テンションアップ!

内容は幼馴染との恋を描いております。なんで、宅間さんも永井くんも学生服着てましたよ(笑)。コントにしか見えん。でも笑いがメインだから全然見られるのね。役者もみんな上手でねぇ、劇団たたきあげな潔い演技が気持ちよし。
舞台でのびのびしている宅間さんは、正直かっこよかったです。あれはモテる、絶対に。つうか、女が好きな男のパターンを上手く演じてるんだわね。バカだけど力強くて頼りになって・・・そんな永遠の理想像を上手いこと演じてるんだわ。


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