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夏の名残りの薔薇 (文春文庫 お 42-2)
恩田 陸
文藝春秋 2008-03-07
評価

by G-Tools , 2008/08/21




恩田さんらしい世界観でした。戯曲っぽい。
山奥のクラシックホテルで開かれる密やかな集まり。そこにうごめく歪んだ感情と関係。そしてこの年、ひとりひとりの記憶の改ざんが行われる。何が起きて、何が起きなかったのか・・・

空気の作り方はさすがです。まるでそこのホテルに居合わせたような感覚を味わえる。でもこの作品を面白いと思うかどうかは、好みでしょうね。退屈だと思う人もいるだろうし、心酔する人もいるだろうし。そういうある意味完成された世界を作るところが恩田陸という作家さんらしいと思う。

恩田さんの作品には、古い建物がよく出てくる。人の歴史と愛憎がしみ込んだ家具や壁が意思を持っているかのようで、そこにいると誰かに見られている感覚に襲われる・・・みんな何かしらの秘密を抱え、何かに怯えたり、誰かを憎んだりして過ごしている・・・そういう空間がよく描かれている。
なぜか読んだ後に遣り残しているような気持ちにさせられる。この感覚は何でしょう?
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ベーコン
井上 荒野
集英社 2007-10
評価

by G-Tools , 2008/08/14




初めて読む作家さんでしたが、川上弘美の初期の頃の雰囲気があって、結構好みのタイプでした。おいしそうな食べ物が描かれている本が好きな方にはいいかも。
特に”食”と”性”があわさったときの、あのいやらしい感じ(といってもこの小説自体は別にいやらしくはないんだけど)が好きな人にはいい。このラインでいやらしいのは辺見庸の『ゆで卵』だわ。こちらも好きだけど。

短編のタイトルは全部食べ物の名前で、恋愛模様とそれらの食べ物が絡んでいい悲哀を出しております。人生の大きな転換期、気持ちが揺れ動いたとき、食べた食べ物を通してその向こうにいる人たちに思いを馳せる、そういう話。向こう側にいるのは、恋人だったり、父親だったり、母親だったり、かならずしも恋愛相手ではないけど、男女の感情が織り成す人生の変わり目を描いております。こんな風に自分の人生の中に何かしら感情を呼び起こす食べ物があったらいいなぁと思う。
反対に自分が作ったものが、誰かの人生に影響を及ぼしていたらいいな、とも思う。
なかでも「クリスマスのミートパイ」は、ミートパイに対する印象に共感できたなぁ。海外の絵本やアニメで出てくるミートパイって、一体どんな代物なのか・・・子どもの頃ミートパイには憧れたもんだわ。クリスマスの日にそんな夢のようなミートパイに出会えるって、幸せだわ。

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暑い・・・。毎日、駅に行くまでに体力を消耗してしまう。
塗ったファンデーションが電車に乗る頃には落ちてる気がする。
でも途中で工事とかしてるの見ると、あちらの方が大変そうなので、頑張って駅まで行こうと思う。

通勤途中にみかけるお気に入りの猫をここ数ヶ月見れない。飼い猫だから家で涼んでるんだろうけど、さすがにこの暑さは毛ものたちには地獄なわけで、ちょっと心配。
ちゃんと生きてるかしら・・・野良たちは大丈夫なのかしら?

週明けにどんどん黒くなっていく同僚を見ていると、すげぇなって思う。なんでこの暑いのに屋外で遊べるの??そもそも夏休みなんてここ数年とってないんだけど、休みだったらず?ぅっと家にいるぞ、私。クーラーで体を壊そうとも外には出るまい。もうほんっとに暑いのダメ!!
あ???お願いだから地球よ、冷えて。一応28度設定は守ってるからさぁ・・・
あ?暑いの辛いよ?体温36度ないんだよぅ、私。体温より暑くならないでおくれ・・・
あ?8月つらい。

何故か、妻夫木くんの映画を続けて見た休日。ファンでもないのに。

『どろろ』はね、まぁまぁでした。
角川映画が好きだった私には、結構好きなラインなんだけど、なんか惜しい感じがした。化け物たちのクオリティがね、微妙。もっと安っぽくするか、リアルにするか、どちらかにして欲しかったなぁ。リアルなCGがあるかと思えば、「ぬいぐるみ!?」的な瞬間があったりで、ちょっと残念。思い切ってニセモノ感満載でやるのも結構楽しいのに。ビバ!『里見八犬伝』
百鬼丸役の妻夫木くんはかっこよかった!長髪時代劇、大好物なんで(笑)。
どろろの柴咲がねぇ、イマイチ。彼女の顔は時代劇に向かないと思う。

『憑神』は、お金払ってみてたら、腹立ったろうなって出来でした。
ひどい。なにも心に残らず、かといって笑ってみられたわけでもなく、ただ時間が惜しかった。頑張ってくれ、日本映画よ。

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