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パフューム スタンダード・エディション
ベン・ウィショー.レイチェル・ハード=ウッド.アラン・リックマン.ダスティン・ホフマン, トム・ティクヴァ
ギャガ・コミュニケーションズ 2007-09-07
評価

by G-Tools , 2008/09/29




天才的な嗅覚を持った男グルヌイユ。18世紀、汚いパリの魚市場で産み落とされた男。社会の底辺でしぶとく生きる彼は念願かなって香水の調合師となり、多くの人間を虜にする香水を生み出す。しかし、彼が調合したかったのは、乙女の香り。人間の香りをどう保存すればいいのか?その方法を追い求めて次々と乙女たちを手にかけるグルヌイユ。そこに悪意はなく、ただひたむきにただひたすらに彼の挑戦は続く。そして、奇跡の香水がもたらした結果は・・・

全く度肝を抜かれるストーリーですね。そして”香り”をテーマにした映画を撮ろうというその心意気にも驚かされます。でも、市場の汚さやそれに反するラベンダー畑など、映像から匂いを感じとれるよう苦心して映像を撮った努力が伝わってきます。

結局グルヌイユが12人の乙女から抽出した香りが人の心を動かす奇跡の香水となったわけだけど、この体臭を持たず、優れた嗅覚を持った男は一体、何のために生まれてきたのか・・・彼の使命はなんだったのだろう?なんとも不思議な話。
単なる匂いフェチが考えたのかな(笑)。
ただ、グルヌイユが見つけた香りの抽出法は、何も殺さずとも出来る方法だったのが、引っかかる。気絶させればいいじゃん・・・暴れたり叫ばれたりしなければ出来る方法なのに。。

グルヌイユ役のベン・ウィショー。ただならぬ雰囲気を持っています。シェイクスピアが似合う男。
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テーマ:映画感想 - ジャンル:映画


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ナイロン100℃が15周年だって。変わらず続いていることに感謝ですね。
今回は別キャスト2本立てです。ホワイトチームとブラックチームに分かれています。
まずは大倉孝二さん主演のブラックチームを観て来ました。ホワイトは来月行きます。

何よりも先に言わなくてはならんのが、もはやナイロンの芝居に不可欠!上田大樹さんの映像ですね。いやいや本当に天才?だよね、彼。毎回毎回楽しみで仕方がないです。ナイロン以外の舞台へ行っても彼の作品だとすぐ気づく自分が誇らしいほどです。
今回もすんばらしかった!!あれ、どうやってるのかね。
バグる芝居って新しいよなぁ。
今回の内容が、脚本家の頭の中の虚構の世界と現実が行ったり来たりする話なので、その転換にも効果的に使われてます。
ナイロンの舞台美術と上田さんの映像ってすごく相性がいいですね。クオリティが高くなっていってるし。いつもオープニングで私のテンションはMAXになってます。今回は、切り絵も使われていて、それが魚喃キリコの画みたいで、個人的にすごく好きでした!

で、内容はというと、今回はナンセンス度がかなり低かったです。普通にいい脚本でした。タイトルの『シャープさんフラットさん』の持つ意味が素敵でしたね。ああ、そういう言い方をすれば、世間とずれている人も救われるなって。”面白い”ことと”異常”なことの紙一重なところも、違う視点から括られてとても救われる。結局、芝居をやっている人間、ナイロンを好んで観に来る人間、み?んなこっち側の人間でしょ?24時間テレビ観て笑っちゃうようなさ。
笑うことを不謹慎と言われると、生きていくのは結構難しい。そういう人間って他にもいっぱいいるのかもなって思ってちょっとほっとした。
「世の中に笑っていけないことなんてないんだ・・・」って。うん、うん、そうだね。そう思ってうちらは生きてるよね。

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きみはポラリス
三浦 しをん
新潮社 2007-05
評価

by G-Tools , 2008/09/22




しをんさんが綴る、恋愛小説短編集。さりげなくBLを入れ込んできてます(笑)。好きなんですね?。最初と最後の短篇がそれに当たるんですけど、この物語をもう少し読みたい気持ちになります。寺島と岡田の物語を年代ごとに書いてほしいなぁ。
「私たちがしたこと」というちょっとハードな短篇が結構好きです。好きなのに一緒にいられなくなる。そういうことがあるんだなという、白夜行みたいな話。こういうの切ない。間違いなく自分にとって一番大切な存在なのに、一緒に暮らしていけないなんて。近親相姦みたい。絆が強すぎて、一緒にいるとざわついてしまう感じ。

ほかにも色々な愛の形あり。軽めのものが多し。
ところでこのタイトル、恋愛小説を小ばかにしたように感じるのは私だけかしら。小ばかっていう表現じゃないな。好きだからこその遊び心というか、あるあるネタというか、う?ん難しい。なんかニヤッとしながらつけてる感じがするなぁ。

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容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
東野 圭吾
文藝春秋 2008-08-05
評価

by G-Tools , 2008/09/16



直木賞受賞作。映画化を前に、今さら、ガリレオシリーズだと知りました(恥)
それにしてもドラマを観てから読んでしまうと、どうしても湯川学のイメージを福山が邪魔をする。もっと変な人がいいです。そもそも佐野史郎さんをイメージして描いてたんですよね?湯川って。福山じゃかっこよすぎてなんだか、ね。

で、このなかに出てくる”ダルマ”の石神。柔道部顧問で数学だけを愛する中年男。これがなんと映画では、堤真一って!!いや、そりゃキャラを大切にする映画の気持ちも分かるんだけどね、分かるんだけどさ、ここまで原作のイメージを塗り替えられるとちょっと・・・だってモテない男、それも”ダルマ”って風貌の男が堤真一ってどうなの?!私が堤さんを好きだから、こんなにひっかかるの?
石神は美女と野獣の野獣的存在だと思ったんだけどなぁ。哀しき醜い化け物。
どっちかっていうと、塚地。堤じゃなくて堤下?若すぎるかなぁ。

内容はタイトルズバリで、殺人を犯した美しき親子をモテない独身男がかばってあげる話なんだけども、この石神が湯川の大学の同窓生で、数学の天才VS物理の天才の構図になるわけだ。ただ、さすが東野圭吾。湯川がトリックを明かしていくにつれて、このタイトルの重みがズシリときて、哀しみもズンとくるのだね。なんだかおとぎ話のようでした。

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「象の消滅」 短篇選集 1980-1991
村上 春樹
新潮社 2005-03-31
評価

by G-Tools , 2008/09/12




すごく久しぶりに村上春樹の古い小説を読みました。この中に入っている短篇はどれも高校生か大学生の時に読んだものです。社会に出、30歳を越して改めて読んでみると、かつて読んだときとはまた違った印象です。昔よりも良いです。学生の頃、一番好きな作家は村上春樹だったけど、その頃の自分に読めていたのか、不安になるほど、印象が違う。
でもきっと共通して感じたのは、何て洒落たフレーズなの!!と思うところが、あちらこちらにあることかな。私は年をとったけど、村上春樹の小説は色褪せないのだ。改めてビバ!村上春樹!

そもそもこの本は、アメリカで発売するために選ばれた短編集で、それをまた日本語に訳したという本です。だから、アメリカ人にも伝わる春樹氏の良い短篇がギュッと入っているわけですね。そのせいか、気のせいか、米文学の翻訳本を読んでいるような気になります。
”スパゲッティをゆでる僕”に久々に出会えてすごく懐かしかったなぁ。スパゲッティ、猫、ジャズのレコード、わき汗(笑)、村上ワールドの必須アイテム。

この本の感想を書いていて、ブログを始めてから村上春樹を読んでいなかったことに気づいてビックリ!!学生時代の自分の読書感想、読んでみたかったなぁ。と、いいながら内容にはほぼ触れずに終えようとしている私。だって、どの短篇も面白くて、あえて取り上げて書ける内容がないんだもん。

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