上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)
神の守り人〈上〉来訪編 (新潮文庫)  神の守り人〈下〉帰還編 (新潮文庫)


待望の守り人シリーズが嬉しいことに、上下巻で出ました!
今回は、タルハマヤという神が宿る娘を守ります!

シリーズ5作目にして、バルサの人柄がますます円熟してきたというか、強くて、温かくて、寂しさを持ったバルサの魅力が詰まった作品でした。
守り人シリーズと出会ったときのような感動がありました。

チキサとアスラという幼い兄弟が売られていくところに出くわしたバルサ。思わず助けてしまったその兄弟には重大な秘密が!救うべきではなかったのかもしれない、その命をバルサとタンダは守ろうとします。いつにもまして傷だらけです。タルハマヤという血を求める神の力、それを招いてしまう身となった少女アスラ。妹を思う兄。民族間の問題や、神の存在・・・幼い二人を通して描かれることで、小さい子にも響くだろうなぁという文章。本当に児童文学としてすばらしい本だと思います。

今回は人物関係もすっきりしていて、登場する人たちも魅力的な役どころの人が多くて、とても楽しかった。特に宿場町で世話をしてくれた衣装屋のお母さん!素敵な人でした。
強いて言えば、トロガイが登場しなくて残念。
ああ、もう新作が読みたい!!


スポンサーサイト

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


どんだけ最近の世の中は休むんだよ!
よく知らないけど、祝日って年間何日あるんだろう?
あまりに世の中が休みで仕事がものすごく滞っていて、腹立つあまりにうっかり、自分の休日をかぞえてみた。あれ、2月ない・・・日曜日4日×12ヶ月=48日足すことの、正月3日ぐらいで・・・51日!!!
へこむわ・・・私ったら何のために生きてるんだろう・・・仕事のため?でも仕事って生きるためだよねぇ。何のために生きてるんだろう?314日働いて残る51日に何してんの?って話だよ。へこむ・・・。

はぁ?そんな貴重な日曜日にふらりと芝居を観に行ってきましたよっと。
久ヶ沢のあにぃが出てるからね。
G2プロデュース『静かじゃない大地』
いま、公演の概要を調べていて、衝撃!!G2って人だったの!?私、劇団名だと思ってた。うわ?恥ずかしい。しかも、G2って後藤ひろひとさんの劇団だと思ってた!
ビックリ、ビックリ。G2がやってる劇団がG2プロデュースなのね!へぇ?知らなんだ。

のっけから、佐藤アツヒロと田中美里のザ・芝居に入り込めず、照明カチカチうるせぇな?なんて、気もそぞろだったけど、福田転球さんが出てきてハッと引き戻され、久ヶ沢のあんちゃんが期待通りのリーゼントで登場してくれて、すっかり芝居に集中できました。
役者さんも皆さん上手い方ばかりだったので、そこは全然良かったんです。
内容は、まだ世間では認可されていない麻薬成分の入っている「オオヌサ」という植物に関わることになった人々のそれぞれの事情とそのプロジェクトの行き先。
要は大麻ですね。最初「オオアサ」って言ってるのかと思って、だったら大麻でいいじゃんなんて、その呼称に違和感が。
「オオヌサ」にPTSDやガン治療への有効活用を期待する人たちと、ただ麻薬として捉える人たち。実際大麻にそんな可能性があるのかは知らんが、その内容自体に興味が持てず・・・
もう時期的に、麻薬の話はおなかいっぱいというのが大きかったかも。
ちょっとタイムリーすぎちゃったかなぁ。
それに客席に子どもがいたので、その辺も変に気になってしまって。
こんな内容、子どもはどう思うんだろう・・・ってさ。職業病だね。

久ヶ沢さんのそこぬけにバカな芝居を観たいです。

テーマ:演劇・舞台 - ジャンル:アイドル・芸能


photo
犬たち
柴田 元幸
マガジンハウス 2009-04-23
評価

by G-Tools , 2009/09/19




正直に言うと、私はこの本を理解できなかったと思う。
難しい。でも、そんな難しいことが書いてあったわけでもないと思う。
書かれていることをどう理解したらいいのか・・・それが人によって違うような気がして、自分なりの解釈がつかないまま、読み終わった感じ。

ある日突然狭い家の中に現われた黒い犬。
その犬は家の中だけでなく、家の借主である「私」をも侵食していく。
受容→共存→依存→服従→逃走と変化していく犬と「私」の関係。
その犬は、恋人を表しているようでもあり、家族を表しているようでもあり、そして「私」の内面を表しているようでもある。

私を混乱させるのは、主に章タイトル。そこから何かを読み取ろうとすると、たちまち見失ってしまう。なので、タイトルについては考えるのをやめよう。
作者の描写が上手いので、犬の質感や部屋に漂う犬の存在感、そういったものがすごくリアルで、「私」の孤独や劣等感も気が滅入るほど、伝わってくる。
希望のない暗い人生に突然入り込んできた”犬”。果たして、彼女は救いの天使か、破滅の悪魔か。はたまたただの幻想か・・・

ああ、やっぱりどういう気分で読むのがいいのか、よくわからない本だ。ちなみに私は暗い気持ちになりました、と。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


warushawa

生瀬さんの舞台行ってきました。
さんまさんとキューブの役者さんがいっぱい出てる芝居。
さんまさんを舞台で観るのは初めて。

さんまさんの芝居って、ドラマもそうなんだけど、味わい深いところ、さんまさんの雰囲気が役とメチャメチャいい科学反応を起こすところと、それ演技?っていう瞬間がまぜこぜな気がします。
それをひっくるめて役者として好きな人もいるのでしょう。
私はというと・・・あれ?今流した?っていうシーンを観るとそこで気持ちがしぼんでしまいます。
今回は2箇所くらいありました。でもそれ以外はとても良かった。
さんまさんと共演の多い、温水さんだけでなく、私の大好きなコンビ(じゃないけど)山西&八十田さんがさんまさんに上手いこといじられていて、なんだか幸せでした。
さんまさんってやっぱりかっこいいなぁと実感。

最初の方、なんだかセリフががちゃがちゃして、まるでバラエティ番組についてこれないおばちゃんの心持ちになってしまった・・・置いてけぼり。

世田谷パブリックシアターには初めて行った。1階にあまり段差がついていないので、舞台の手元が全く見えなくて残念だったけど、高さがある劇場ってなんか好き。三茶で芝居っていうの、なんか新鮮。今まで、世田谷だから・・・と思って行かない芝居があったけど、今度から行ってみようっと。

テーマ:演劇・舞台 - ジャンル:アイドル・芸能


photo
電気馬
新潮社 2009-03
評価

by G-Tools , 2009/09/11





初めて読む作家さんです。
おはずかしながら、今調べていて、太宰治の娘であることを知りました。
ほぇ?そうなんですか。
つくづく、まだまだ知らない作家さんがいるなぁと、自分の無知を恥じる思いです。

で、作品は、というと10年ぶりの短編集らしいですが、いやぁ、暗いですよ。
帯には”人身売買、継子いじめ、人身御供など、伝承をモチーフに原初の親と子、男と女を描く”といったようなことが書かれています。

誰かの犠牲になる人生や、自分の”生”の意味を考えずにはいられないような話がほとんどです。親が子を捨てる、子が親を捨てる、そんな昔から、色々な地域で起きている関係性を切り取って、内面にぐりぐりと入り込んで、そしてポンと世界に放置される。そんな感じがしました。
伝承をモチーフに・・・というだけあって、言い伝えと今そこにいる人の人生とが入り乱れて、混沌としてました。なんか飛ぶんですね、世界が。
突き放されてるわけではないんだけど、連綿と続く人間の暗い歴史の中に、ズルっと引きずり込まれて、出口が見つからなくて、途方に暮れる感じ。

表題の「電気馬」は良かった。自分の解釈が正しいのかわからないけど、人から放たれる殺意。電気のように走る衝動。そんなものに意識があったのなら、こういうことではないんだろうかと思った。電気馬は常に人と人の間を走りぬけ、誰かを傷つけ放たれている。そんな様が目に浮かんだ。

ちょっと滅入るかもしれないけど、言うほど暗くもない、不思議な読後感の本でした。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


photo
マーティン・ドレスラーの夢 (白水Uブックス)
Steven Millhauser
白水社 2008-08
評価

by G-Tools , 2009/09/01






スティーブン・ミルハウザー2冊目です。
やっぱり読むのに時間がかかってしまった。
以前読んだ 『ナイフ投げ師』 とかなり類似しているので、既読感が・・・。

今度は、マーティン・ドレスラーという少年が、どんどん出世(?)していく話でした。
葉巻屋のせがれのマーティンが、⇒ホテルのベルボーイ⇒フロント係⇒支配人の秘書⇒カフェチェーンのオーナー⇒ホテルのオーナー⇒・・・・
という具合に、商才をめきめきと発揮して、世の中に新しいものを作り出していくマーティン。
彼は常に、何か新しいものを求め、決して満たされず、先へ先へと進んでいく。
世の中の人々は、はじめ彼の与える物に熱狂し、心酔する。が、やがて、マーティンの歩みは人々から離れ、気がついたときには誰も付いてきていない。

ミルハウザーは、こういう話しか書かない人なのかな?
建物がどんどん空と地下へと伸びていく様、常に変化する建物の中身、などなど『ナイフ投げ師』でも出てきたなぁ。あと、役者とか劇場とかもよく出てくるね。
ミルハウザーの描く街には、街に必要な要素としての人と物がある。
それを本物ではなく、ニセモノを使ってでも用意してしまうあたりが、恐らく一般人との差なのだ。彼にとって、目に見えるところ全てに彼の意思が行き届いていないとダメなんだ。そう、だから彼が求めている作業は、神の作業ともいえる。世界を造りたい男。

そんな彼は、「世界を造りたい」という欲望には貪欲だけど、人としてのささやかな欲望に対しては不器用な気がした。夢見てる世界が大きく、精巧なのに比べ、一人の人間としての幸せを求める姿勢はなんだか後ろ向きだ。鈍感とも言えるかも。
彼の結婚は、理解しがたい。けど、考えてみれば彼はビジュアル重視の人なんだ。だから、気が合う女性よりも、理解しがたいが美しい女性を選んでしまった。その人との共有する時間や、その時間が生み出す安堵や満足という感覚に鈍すぎたに違いない。鈍いのか、それともそういった感覚に魅力を感じなかったのか。

結局、色々なものを失う彼だが、まだ彼は若い。この先、どのように彼が再起するのかも気になるところ。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌


photo
静子の日常
中央公論新社 2009-07
評価

by G-Tools , 2009/09/01





あ??忙しかった。いや、まだ忙しいんだけど。
そんな夏の日々、読書が全然進まなかった。
読みたい気持ちと、字なんて見たくもない!という相反する気持ちを抱えて、猛暑を過ごしておりました。更新怠ってたなぁ。。。

久々に本屋で物色。欲しい本は数あれど、なんとなく井上さんをセレクト。
すぐ読めるからかな。

これは静子さんというおばあちゃんの日常です。息子夫婦と孫娘との同居。
家族は人並みにそれぞれが問題を抱えていて、おばあちゃんはいい感じに家族と距離を保っているので、そんな家族の悩みが手に取るようにわかって、ちょいちょいおせっかいをする。
そしてまた、静子さん自身も新しい世界に踏み込んだり、昔の思いを整理したりと、日々を過ごします。
人と人とが影響しあっての日常。
その中には、ハッとするような文章があったりする。

でも、静子さんへの期待が高すぎてしまったせいか、ちょっと物足りなく感じてしまった。
静子さんは、ちょっと手を出して、みんなの動きを円滑にする。その動きがもう少し粋だったらいいな、なんて思ってしまった。最初の章が良かっただけにね。

テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2009 たまゆらのつぶやき, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。