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1Q84 BOOK 1
新潮社 2009-05-29
評価

by G-Tools , 2009/11/30




ついに読んでしまった。
春樹、年取ったなぁ?
という思いから抜け出せないまま読み終えてしまった。
いや、悪い意味ではなく、いい意味でも悪い意味でも・・・みたいなことなんだけど。
しょうがないのは分かってるの!分かってるんだけど、毎度毎度期待しちゃうからさ。あの学生時代に読んだ春樹の文章をさ。
ま、時代も変わるし、人は年取るし、自分も年取ったし、しょうがないさ。
もう”僕”はパスタをゆでないし、朝からジャズも聴かないし、猫も行方不明にはならないけど、あいかわらず、”素敵な女の子”は出てくるし、脇に汗もかくし、いつも電話は唐突に切られるから、世界はそんなにも変わっていないのかもしれない。

でも、いい意味で、とても丸くなった気がします。文章が。これまでのしゃらかした装飾がきれいに削ぎ取られて、すごく読みやすくなった。読みやすくなった分、春樹チルドレンたちが描く本と近くなったという不思議現象(笑)。何度も伊坂幸太郎の本を読んでるのかと錯覚した。

やぁやぁそれにしても、これはものすごいラブストーリーだったのですね。
なんて強烈な愛の物語。人生の中でほんの一瞬すれ違った縁が、こんなにも人の心に残るものなのでしょうか?人はその縁のため、自分の命をなげうてるものなのですか?

もしかして村上春樹ってものすごくピュア?それとも私が汚れたの?・・・そうかも。もしかしたら、私が無視し続けている流行の恋愛小説の数々。どっかの中心でなにやら叫んじゃったりする系。これらは、学生時代に読んでいたら、一緒に泣いていたのかも??これが、”春樹チルドレン”という意味なのか?
ちょっとショック。
もう、私はむさぼる様に春樹の文章を読めなくなってしまったのだろうか。
それでもまた、春樹が書けば私は読む。だって私もまた春樹チルドレンだから。なんつって。




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『This is it』を観に、久々に映画館に行ったら、映画館っていいなって思って、また行ってきた。シネスイッチ銀座行ったんだけど、ちょっと観づらいね、ここ。空いていたからいいけど、あの座席配置で混んでたら最悪だなぁ。

で、ウォンビンが知的障害者を演じて話題になっていた本作。母親役のキム・ヘジャさんが大好きな女優さんなので、こりゃいいやと思って行ってみたんだけど、う??ん。

制作スタッフをノーチェックで行ってたんだけど、始まって数分で『殺人の追憶』と同じ監督だと分かる。撮り方が同じ。そして嫌な予感。まさか、また犯人不明のまま終わるんじゃ・・・
ま、その心配は杞憂に終わりましたが、後味の悪さはポン・ジュノらしい。彼は、映画をハッピーには撮らない人。現実の厳しさをクールに撮る人です。そして、バカな人を撮るのを得意としてますね。

はっきり言ってしまえば、ストーリーはキライです(笑)。
でも、母と子の描き方はやっぱり上手い!と思うね。本当にキレイごとじゃない。
この作品を”母の美しい愛情”だとどこかで評されているのを見たけど、そうかな?これを美しいといっていいのか?密すぎる親子の関係は、どちらかと言えば忌々しいし、歪んでるし、愚かだと思う。
ただ、そんな母親を他人は愚弄することはできんのよね・・・

人としては間違ったかもしれないけど、母として彼女は間違ったことをしただろうか?

『グエムル』の時にも思ったけど、家族がより、小さく閉じた世界だった場合、社会は成り立たないんだよね。社会性が欠如してしまうの。社会と家族。韓国映画がよう描くテーマです。

それにしても、ウォンビン。やはりいい俳優です。彼のうなだれた首筋にぞっとしたのは、私だけでないはず。
そしてラストシーンのバス。美しかったです。

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最終日に滑り込みで観に行ってきました音符、マイケルの『THIS IS IT』。
無理して行って良かった 絵文字名を入力してください

やっぱりかっこいい・・・
実際に公演があったら観られなかったんじゃないかというような、リハーサル時のマイケルの姿が新鮮。きっと公演時にはガチガチに作り込まれたマイケルしか観れない。でも、この映画の中のマイケルは隙があるんだよねぇ。それがいい絵文字名を入力してください
返しの音の大きさや、音だしのタイミング、曲のテンポ・・・細かく打ち合わせをしていくマイケルが一流のエンターテイナーの顔に見えたり、子どもに見えたり・・・真剣な姿の中に、変わらぬ無邪気さも感じました。

もちろんリハの時には、こんな風に長編につなぐなんて思ってもいないだろうから、どうしても画が少なくて編集がつらそうではあるけど、それでもおなかいっぱいマイケルが観られます。
1800円でいいの?って思うくらい、濃密な内容でしたよ。

リハから垣間見れるコンサートの演出。それが伝わる分、最後のステージに立てなかったマイケルや、ダンサー、関係者たちの無念を思わずにはいられない。ああ、きっと素晴らしいステージだったんだろうな。本当に惜しい涙

その身体の細さや、げっそりした頬に、胸が痛くもなりますが、長い手足に大きな手。マイケルがステージで映える理由が分かった気がします。色々あった身体だけど、あの手足は天に恵まれたスターのモノだと思う。そしてあの歌声。ダンスセンス。こんなにもいっぱい持っていたのに・・・

これDVD化されるのかなぁ。もっと本番で使う予定だった映像とかも入れて発売してくれたらいいのにな。

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『おくりびと』観ました。

予想以上に良かったです。
静謐な映画かと思っていたら、意外にコミカルな面もあって。
伊丹十三監督の『お葬式』を思い出しました。
そういえば、あれにも山崎努さん、出てましたね。

お葬式って、やっぱりちょっとコミカルな面があるんですよね。
どのような人のお葬式かにもよると思うけど、人の生き死にの場って、悲喜こもごも。
尊くて、神妙で・・・だからこそ滑稽で・・・という場だと思う。
これって日本独特なのかな?
信仰が薄いゆえにか、祭事が形式化していて、そこに立ち会う人たちに、どこか他人事のような雰囲気が出るのかも。

それにしても・・・
つい先日、納棺をしてきた時にも思ったんだけど、納棺師っていう職業はいつごろからあったのでしょう?映画の中では、元は親族がやっていたと言っていたけど、20年ぐらい前にじいちゃんが死んだときは、あんなに丁寧に顔を剃ったり、身体を拭いたりってしてなかった気がする。
これもまた、隙間産業、それも高齢者が増える時代だからこそ需要のあるお仕事なんでしょうかね?
なんにせよ、自分の大事な人が丁寧に扱われて、キレイに身づくろいをしてもらえるというのは、悪い気はしないもんです。


いや?久々にもっくんのマッチョな肉体を見ましたね。紙おむつしてたけど。。。
あの顔にあの身体は怖いって。でも、やっぱりもっくんは演技が上手いの。
そして、山崎努さんは、相変わらずいいね。大好き。
白子をすする山崎さんを見て、またまた伊丹十三監督を思い出した。

「人が死んだ夜にはゆでたまごを食べたくなる」のは辺見庸さんの本でしたか?

人の死に、食欲や性欲を刺激されるというのは、よく本とか映画で目にしますね。人の本能でしょうか?損なわれた命を他のもので埋めようとする本能?
人の死を扱う作品はやはり濃密。。。


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上弦の月を喰べる獅子〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)

上弦の月を喰べる獅子〈上〉 (ハヤカワ文庫JA)上弦の月を喰べる獅子〈下〉 (ハヤカワ文庫JA)
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久々の読書。
久々の獏さん。『シナン』を途中で放り出しておきながら、獏さんの違う本に手をつける。
これはタイトルから全く内容が推測ができない本。
果たして中身は・・・
驚いた??すごい本書きますな、獏さん。

勝手に名づけると、仏教SF。
螺旋蒐集家というなんとも不思議な肩書きのカメラマンと、岩手の詩人は、それぞれが幻想する螺旋の世界へ迷い込む。
螺旋をぐるぐる回るように、2本の線は1本になり・・・
たどり着いた地は、果たしてどこなのか?
現世なのか、夢なのか。

自分が何者か分からずに、その地に行き着いた男アシュヴィンは、海辺で出会った人間としばし暮らし、そして山頂の街を目指すことになる。そんなアシュヴィンの物語の合間に、”螺旋問答”なる、禅問答のような古文書的なブロックがあったりして、煙にまかれるように獏さんの世界に誘われます。


色即是空、空即是色なんて、般若心経の中の言葉が出てきたりするので、基本は仏教だと思いますが、獏さんは「天の世界を描いた」とあとがきで言ってました。
なので、これは壮大な天の物語なんです。

業を抱えた人間が死んだ後、どのように彷徨い歩くのか・・・

人はどこから生まれ、どこへ行くのか?


そんな壮大な人についての物語を描くSFです。
うーん、これで説明は合っているのか、かなり不安ですが、私はそういう本だと理解しました。

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ああ、気がつけば、前回の記事より1か月も経っている。

一応生きてる。

でも、仕事以外の記憶がない。
私、どんな風に家にいたんだろう。
帰ってきてはいたけど、家の記憶がない。

ああ、やっと終わったよ?と思った週末、祖母が急逝。
ばあちゃん・・・ちょうど会いに行こうと思ってたのに・・・
もう少し待ってくれたら良かったのに・・・
なんて、逝ってからもなお、自分本位な考えでごめん。
むしろ、先週だったら私、病院にも行けなかったよ。
ばあちゃんなりに待ってくれたんだな、きっと。
90も超えてたから、大往生なんだけどさ、あまりにも元気だったから、突然のことに驚いたよ。

「会いに来てね」 って言われてたのに、結局会いに行けなかった。
行けなかったっていうのは、いい訳だな。行かなかった、が正しいな。
これからずっとばあちゃんを思い出すたびに、それを悔やむんだろうな。
あ?あ、ごめんね、ばあちゃん。
本当に何もできない孫でした。旦那もひ孫も見せてあげられなかったよ・・・

何万人という視聴者を喜ばせることができたけど、たった一人のばあちゃんの苦しみに無頓着でした。でも、孫は孫で頑張ってたんだと、思ってくれると救われるな。

ばあちゃん、長い間ご苦労様。大好きなじいちゃんのそばにようやく行けたね。
ばあちゃんのおかあさんや、じいちゃんと、出来損ないの孫たちをどうか見守っていてください。
93年間、お疲れ様でした。安らかにお眠りください。



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