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行ってまいりました、新感線
今回は、原点回帰だ、初期の笑いオンリーだ、と色々と前もって
耳に入れて行ったので、予想通りの感じでしたよ。
新感線の後期からしか見ていない私には、お得感ありました。

今回、私が一番ググッと惹かれたのは、古田さんの登場シーンです。
バカうけです!
韓流を意識したアシンメトリーな髪型。
清らかなハーモニー。
さわやかなステップ。
K?POPな感じで歌いきったあとの
村西透口調(笑)。
ナイスですね??

昭和の男子学生と現代の男子学生混合の下ネタの数々。
いわば、下ネタの古典とモダンが乱れ打ち。
いい大人が高い金払って、見に来る芝居とは思えない感じ(笑)。
でも、好きな人は好きだよね?
もちろん私も好きだけど。
RXとか見慣れてしまっている人にはキツイかもね。
男性向きのネタだと思う。

ちょっとスリムになったからか、古田さんの殺陣が切れてました。
絶対かっこよくないのに(←失礼)、惚れてしまうと思ってしまう
古田さんの魅力って、なんでしょうね。
オレは面白い!っていう自信?
大勢の舞台女優を抱いてきた経験?
舞台俳優の魅力って不思議だなぁ。

今回は、スケ番刑事をやりきった坂井真紀も良かった!!
汚れた舞台の一服の清涼感(笑)?
その日暮らしの・・・も笑えました。

あ?くだらない人生って素敵!
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テーマ:演劇・舞台 - ジャンル:アイドル・芸能


photo
ミノタウロス (講談社文庫)
佐藤 亜紀
講談社 2010-05-14
評価

by G-Tools , 2010/10/09




佐藤さんの本、2冊目。

ロシア革命のあおりを受けた激動のウクライナという、
日本人にはあまり馴染みのない舞台背景。
一代で地主に成り上がった父親を持つヴァシリ。
ひと言で言えば、ろくでなしのボンボンだ。
受けられる教育をありがたいとも思わず、
これといった信念もなく、甘えた生活を送っていた。
しかし、めまぐるしく変わる社会情勢の中で、
家族を失い、家を失い、自分をも失う。

今日は赤でも、明日は白かもしれない、何を信念として
活動しているのか、もはやわからなくなっているような
混沌とした社会情勢。
兵士と盗賊の区別はなく、略奪と殺戮が日々繰り返される。
ヴァシリは社会が作り出した怪物だったのか?
それとも、怪物に成長しやすい社会だっただけなのか?

ミノタウルス。
このギリシア神話に登場する牛頭人身の怪物は、
ミノス王の妻が雄牛と交わり出来た子だ。
この息子を王は迷宮に閉じ込め、生きた若者を食餌として送り込んでいたという。
自分の子かどうかすら怪しく、生まれながらにして目を背けたくなるような獣。

ヴァシリは、この時代に生まれたミノタウルスなのであろう。
人の形をした怪物が、怪物としての本性を表し、人ですらなくなっていく
その様は、不穏で不愉快で、気持ちを落ち着かなくさせる。
けれど、怪物はヴァシリだけだったのか?
ヴァシリの周りを見渡してみれば、ヴァシリのような人間は山ほどいて、
その差は紙一重な気がする。

人の命や気持ちがこうもあっさりと踏みにじられると、
なんとも不安な気持ちになりますな。
流れ出た鮮血は、数時間もすればただの汚いシミとなり、
数日経てば、その跡すら消えてしまう。
人の存在とは、なんと瑣末なものなのか・・・

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