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クレストブックスの中から堀江さんが選んだ短編集。
こういう風に集まると、クレストブックスというのが
どういう趣味で発行されているかがわかる気がする。
どれも静謐な筆致で描かれる、過去のちょっと切ない思い出。

堀江さんがあとがきで、「何かを捨てなければ、何かを得られない」
というようなことを書いていましたが(既にうろ覚え)、ものすごく共感。
そう、あれもこれも手に入れた!、手に入れたい!、というお話ではないんです。
ちょっとした幸せとちょっとした不幸せ。
それがどっちによっているかは、物語によって異なるし、
どうとらえるかも読者によるだろうな。

いくつか読んだ物語も入ってたけど、
ずっと読もうと思ってたイーユンリーの『千年の祈り』からの短編も
すごく良かった!是非、本編を読もう。


今月は本いっぱい読めたな。
現実逃避だな・・・
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のぼうの城
和田 竜
小学館 2007-11-28
評価

by G-Tools , 2011/03/29



読みたかった本が文庫になったので即買い!

戦国時代の時代小説って初めて読んだ。
これは、面白い!!
今さら私が言うまでもないだろうけど、面白い!

のぼう様という中心人物はいるけれど、
1人の戦国武将の魅力を追うのではなく、
忍城を守った武士、百姓たちの団体戦が魅力的!
まだ戦に仁や義が残っている時代、
熱き血に動かされる人々。
やってることは、もちろん殺し合いなんだけども、
そこには痛みを理解できる指導者たちがいて、
鮮やかな戦法があって、生臭さはないんだな。

こういう戦ものの時代小説で笑いながら読むのって
初めてかもしれない。
そういう要所要所に、クスリとできる温かさが描かれていて
かなり楽しいライトな時代小説でした。


映画では、大好きな野村万斎様が演じるとのこと。
のぼう様を演じるのは難しそうだなぁ。
だって、図体のでかい醜男で無表情なでくの坊だよ!
万斎さんと真逆じゃないか!!
とはいえ、コロコロ変わる表情、読めない、食えない人物を演じるには
適任という気もする。
一旦、小説の人物像は忘れて、万斎さんののぼう様を堪能したいと思う。
楽しみ??

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現実から目を背けている間に事態はどんどん悪化していた。
原発事故はかなり深刻な事態になっている。
漏れ出す放射能、汚染される大地に、もはや一個人が打つ手はない。
さて、どうしよう。
解決できる知識も技術もない。
逃げる土地も金もない。
汚染されていく大地とともに気づかないフリをして
この地で生きるしかないか・・・
何も出来ないので、このところ起きていることを自分なりに考えてみる。


なぜ、政府は安全を主張するのか?
なぜ、メディアは事実を報道しないのか?


→→ 多分怖いから。
未経験の大惨事を予想できているのに、そのあまりの重大さに足がすくんで身動きがとれないでいる。
言ってしまって引き起こるパニックを解決できる方法を持ち合わせていない。
恐怖に立ち向かう覚悟と責任を持ち合わせていないのだろう。

そもそも、真実を知ることが国民の幸せだなんて、国もメディアも考えていない。
知らないでいる方が楽というのはある意味事実。
もちろん、人にまつわるあらゆる事象を知る権利はあるし、
それを伝えるのがメディアの仕事であるはず、理想では。
でも、今のメディアに使命なんてないし、社会の公僕たるメディアは死して久しい。
だから、真実を知りたい、知る覚悟がある人は自ら知る努力をしなくちゃならない。
情報は得ようとすれば得られるモノ。


日本人はなぜ声を上げて国を非難しないのか?

→→ 期待していないから。
コロコロと変わる政権。変わらない政治。
政治家が何人いるか知らないけど、誰がやっても、何も変わらない。
有事じゃない時ですら、何も出来ないのに、
未経験の危機に直面して、突然出来るようになるわけがない。
能力のない人たちをどんなに責めてもなじっても
何も変わらないということを日本人は経験的に知ってしまっている。


あまりに平和な日本に生きていて、
あらゆることに無関心でいたことを実感する毎日。
地球上には、十分な水や食料がない土地があることも、
日々テロの危機にさらされている土地があることも、
文化的な生活が徐々に地球を汚染していることも、
知っていた。
知っていたけど、結局は対岸の火事だった。
出来ることがほとんどない無力な今こそ、
今まで享受してきた便利さや快適さを見直してみよう。

正直、この先どうなるかわからないけど、
すごく長い時間を要するかもしれないけど、
勤勉で真面目な日本人はきっと再起できると思う。
大きな負の遺産を背負うことになるけど、
きっと平和ボケしたうちらの世代よりも
もっとしっかりした若者たちが育ってくれると思う。
そして、期待できる政治家が現れてくれるといい。
また安全で平和な暮らしやすい日本であるよう
頑張らなくちゃいかん。

とは思いつつ、放射能にはなぁ打つ手ないしなぁ。
土地を捨てるしかないもん・・・
負の連鎖って広がるんだよね、対処を間違えると
あっという間に。。。

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小銭をかぞえる (文春文庫)
西村 賢太
文藝春秋 2011-03-10
評価

by G-Tools , 2011/03/27




芥川作家、西村氏の初読。
なんて言うんでしょう・・・
私小説なので、ご本人の生活を描いているわけですが、
まぁひどい男なんですよ、こいつ。
労働もせずに、好きな作家の全集作りに没頭し、
その資金から生活費まで、女に頼ってるくせに
態度は亭主関白このうえない。
罵倒するだけでなく、暴力まで・・・
要はクズですよね、男の、というより人間の。

読めば読むほど、その性格の悪さ、口の悪さに
不愉快になるんだけど、なんだけど・・・読んでしまう。
ニヤリとして読んでしまう。
結局のところ、こんな男と付き合ってる女も女だし
お互い様なんだろうし、
そういう風に人生こじらせて、もがいて生きている人の
悲哀と滑稽さが絶妙に描かれてるんだな。

とはいえ、こんな自分をさらして小説書いて
芥川賞獲ったなら、人生大逆転だよなぁ。
もちろん実力あってのことだけど。
それにしても、父親は猥褻犯、本人も中卒前科持ちって
すごいプロフィール。

人としては許しがたいタイプだけど、
読んでいくうちに好きになりそうでヤダ(笑)
こんな最低男のことなんて無視していたいのに
続々とその本を手にしてしまいそうなジレンマが・・・

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陋巷に在り〈13〉魯の巻 (新潮文庫)
酒見 賢一
新潮社 2004-11
評価

by G-Tools , 2011/03/23



ふっふっふ。ようやく読み終わりましたよ。
過去の記事を探してみたら、なんと!
読み始めたのは、2009年!!うはは。
私ってば、ひどいわね。2年越し。。
ま、書いている方は10年越しだから、いっか。

何せ13巻もあって、図書館に通ってこつこつ読んでたんだけど
忙しくなって、行かなくなって、途中で止まってました。
で、ブックオフで後半がずらーっと手に入ったもんで、
ようやく全部読めました。売ってくれた人ありがとう。

いや?後半の顔回の化けっぷりは良かったね。
ようやっと孔子もちょっと活躍したりして。
個人的には11巻の「顔の巻」あたりが好きですね。
尼丘の危機がクライマックスな感じで。


論語やら孔子伝やらを酒見さん流に解釈して、
あ?でもないこ?でもないといいながら、
物語にしているわけだけど、
いっそのこと、顔回を主役にしたモノノケ退治みたいな
シリーズものにしてくれたら、嬉しいのにな。
孔子でもいいけど。
魅力的な脇役もいっぱいいるので、
三国志みたいな面白さも作れそう。
ってか、既にあるのかな?
孔子に疎いので、よくわからん。

長かったけど、面白かったなぁ。
次はやっと「泣き虫弱虫諸葛孔明」を読むぞ!!
さてこちらは、何巻ぐらいになるのでしょう・・・

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地震、津波、放射能・・・
本当に日本はどうなってしまうんだろう。
不安で押しつぶされそうになっていた1週間。

少し落ち着きました。
それは多分一切の報道を見るのを止めたから。
目と耳を塞いでしまったんです。

あまりの惨状を前に、無力感に襲われ、
その焦燥感を攻撃力に代えて、誰かを傷つけてしまいそうで、
今思えば、ちょっと神経がやられていたんですね。
かなり参ってしまっていたんです。

テレビの仕事をしている人間なのに、テレビを消してしまった。
テレビだったらやることいっぱいあるだろって言われそうだけど、
報道ではなくバラエティ畑の人間は、災害時に仕事では役に立てない。
それどころか、自分達の仕事の意義が揺らいでしまう。
テレビだけでなくエンタメ業界に携わっている人は、
皆少なからず、似たような気持ちを味わっているのではないかと思う。
多くの興行が中止となっている。
無くてもいい仕事。不謹慎だといわれる仕事。
でも、それで日々の糧を得ているのが私達だ。
仕事をしなければ食べていけない。
でもその仕事が必要とされない生活・・・
仕事の意義から始まって、自分の存在価値まで怪しくなる。

今回の災害で思った。
ボランティアって自分の為にやるもんなのかもしれない。
自分みたいに、仕事でも金銭面でも役に立てないような人間は
カラダを使って労働で助けることしかできない。
でもこれは決して、被災者のためではなく、
この罪悪感や無力感に押しつぶされないために、
自分がちゃんと在り続けるためにやりたいんだと。
いわば、自分の治療のため。

自分が精神的にまいってることに気づいてない人もいると思う。
自分の気持ちがどうしようもなかったら、思い切って
ボランティアに参加してみるのもいいと思う。
もちろん、節電、募金、ほかにも色々できることはあるけどね。

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ぼんくら(上) (講談社文庫)
宮部 みゆき
講談社 2004-04-15
評価

by G-Tools , 2011/03/18




恥ずかしながら、宮部さんの時代小説は初めて読みました。
たまたま酒席をご一緒した方に勧められて読んでみました。
しゃばけが好きなら、いいと思いますよってことで。
こういう出会いって楽しいですよね。


最初、鉄瓶長屋を舞台にしたオムニバスかと思っていたら、
全ての事件がつながった長編でした。

町の描写や登場人物など、全体的な雰囲気はしゃばけシリーズや
陰陽師シリーズ(比べるもんでもないか?)の方が
はまりますが、ミステリーとしての時代小説もなかなかいいもんですね。

個人的には、同心の方より、甥の弓の助が良かったですね。
『日暮し』も購入してあるので、こちらも読んでみよ。

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電気も水道もガスも通っていて、
徐々に日常を取り戻しつつある東京。
でも、普通に暮らすことがなんだか申し訳なくて、
どうして過ごせばいいかわからない。
電話も通信も控えたほうがよさそうだし、
電気も最低限にして、ひっそりと家にいる。

生まれてから初めて経験する大きさの地震。
地震で避難をするのは初めてだったけど、
日ごろうちら現場の人間を代表して、防災訓練を
やってくれている事務方の社員さんたちの手際のよさに感嘆。

港区の路上は、各々のビルから出てきた大勢の人たちでいっぱい。
会社は大きいビルの6階に入っているんだけど、
壁や階段に大きなヒビがはいっていて、
避難するのもちょっと怖い感じだった。
その後は、ひたすらテレビに見入る。

津波がくる映像をLIVEで見ていた。
現実と思えなかった。
走っている車がどんどん飲み込まれていく。
届かない警告をおもわず発してしまう。

次第に増えていく津波警報に、
日本は本当に小さな島国なんだなって、
こんな狭い土地で大勢が生きてたんだなって、
思った。

夜、1時間半かけて徒歩で帰宅。
疲れていたけど、怖いからお風呂も入れない。
夜にようやくいろんな人と連絡がつく。
眠れないまま、朝。


明るくなった被災地は、予想通りの惨状。
同じような映像を何時間も見ているけど、
それでも見る。

長年築き上げたモノがなくなるのは一瞬。
それでもまた人は築き上げていくから、
今のこの惨状を記憶しておこう。
よくここまで立ち直ったねって言える日が来るのが
わかっているから。

まだまだ終わらない。
とにかく堪えて、頑張って欲しい。
こんなときだからこそ、人にも動物にも優しくあって欲しい。

photo
人生のちょっとした煩い
グレイス・ペイリー 村上 春樹
文藝春秋 2005-06-28
評価

by G-Tools , 2011/03/05





夫が家を出て行った。
子どもを二人抱えて、手元には14ドルしかない。
福祉局は、生活の困窮さを疑うことからはじめる。
頼りになり始めた男は一月ほど音信がない。
          ???『人生の関心』


女にとっては、お先真っ暗の状態が、
男にとっては、”人生のちょっとした煩い”なのか。

幸せって何だろう・・・
人生における幸不幸の尺度の違い。
日々の倦怠感。
そんなものを感じさせる本でした。





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大人気アプリ「アキネーター」がPCでも遊べるようになった。

 ⇒⇒ 日本版 akinator

「アキネーター」とは、ある人物を想像して、
質問に答えていくとコンピューターがその人を当てる、という遊び。

膨大な情報の中から取捨選択されて、ひとりに絞られるんだと思うが、
どこまでの知名度であれば、当たるのか、試してみた。
果たして、私の好きな人たちを当ててくれるのかしら?

●1人目「オクイシュージ」
  ・・・知らない人が多いかもしれないけど、ちゃんとタレント名鑑にも載ってる人!

 ▽アキネーターの答えは、1.佐々木蔵ノ介 2.堤真一

なるほどね?確かに近いかも。正解は出ず。

●2人目「田中哲司」
  ・・・オクイさんよりは若干有名か?テレビも映画もいっぱい出てるよ!

 ▽アキネーターの答えは、1.堤真一 2.境雅人

ほほぅ?正解せずとも、私の好きな人たちを出してきますね(笑)。

●3人目「大森南朋」

 ▽アキネーターは、見事一発正解!! 大河ドラマに出ているかどうかが大きな判断材料か。

●4人目「山崎努」

 ▽アキネーターは、高倉健!!質問をいくら増やしても健さんしか出ず・・・

●5人目「加瀬亮」

 ▽アキネーターは、正解!! 加瀬くんはわかるが、哲司さんはわからないのか・・・


とまぁ、私の大好きな人たちで遊んでみた結果でした。
自分の好みがまだマイノリティなようで安心しました。
いや、十分に皆さん有名なんですよ。
ただ情報でくくれない活躍ということではないかしら?



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妻夫木聡、蒼井優主演という、なんとも豪華なキャスティング。
妻夫木くんは、『キル』以来、蒼井優ちゃんは『渋谷から遠く離れて』以来、
舞台で目にすることになります。

妻夫木くんは、『キル』の時より全然上手くなってました!
声もちゃんと出てたし、動きや台詞回しがもう野田色に染まっていました(笑)
蒼井優ちゃんは、若いのに上手いね?
まぁ出てきたときから上手いけど。
松たか子や宮沢りえらと並んで遜色ない女優っぷりで、まいった。
なんでしょう、あの透明感・・・かわいすぎる。


内容は、前作『キャラクター』に引き続き、わかりやすいメッセージ。
現代の日本人に対する非難というか、そういうものを受け取りました。


※内容に触れています。観劇前の方はご注意ください!

テーマ:演劇・舞台 - ジャンル:アイドル・芸能



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