上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

photo
神様からひと言
荻原 浩
光文社 2005-03-10
評価

by G-Tools , 2007/06/08




”お客様の声は、神様のひと声”という訓示を掲げる珠川食品。
旧体制のこの会社でお客様相談室に飛ばされた凉平が消費者からのクレームと会社の膿と向き合うサラリーマン小説。

学生の頃、お客様相談室のバイトをしてたので、描かれてる状況が懐かしかった。
謝罪はスキルなのよねぇ。だからといって謝り続けていると、心がすさんで改善する気のない会社側にものすごい怒りを覚える。まぁ、バイトなので意見を受け取ってそれを報告する通過点でしかなかったわけだけど、社員として働いている会社でこの役割はかなりしんどいよな。

電話のコチラ側の状況を描くのがうまい。
本当に謝るときにはアタマさげてたもんな、私も。そんでもって、とっくに出てる答えをわざと引き伸ばして、努力の姿勢を見せてみたり、とかね。
荻原さんならではのユーモアを持って、ダメな会社とダメな社員たちが描かれていて、予想を裏切らない楽しい話。さらにいつもこういう苦情電話に泣かされている人には、すっきりさせてもらえるいい小説。

企業の場合、神様のひと声はお客様の声かもしれない。でもどんな人にも”神様のひと声”となる言葉がある。それはきっと悩んでる時、見失ってる時、ふやけちゃってる時・・・その人の重要な場面でのひと言。そういうめぐり合わせを言いたいのかなぁ。他人からの言葉に耳を傾けるべきときがあるってことよ!
スポンサーサイト

テーマ:ブックレビュー - ジャンル:小説・文学



















管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 たまゆらのつぶやき, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。