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名探偵は密航中
若竹 七海
光文社 2003-03-12
評価

by G-Tools , 2007/06/08




コージーミステリー?って言うんでしたっけ?こういうの。
軽快なタッチのミステリー。若竹さんの著書の中ではこの分野が一番好きです。
ヨーロッパへ行くのに、汽車か船かの手段しかない頃。横浜から倫敦へと向かう郵船・箱根丸。長い航路の途中で、このでっかい船に乗り合わせた人々に起きる事件の数々がオムニバス形式で描かれています。一緒に航海しているような時間軸で、色々な謎解きを楽しめる、ロードムービーならぬ、クルージングミステリー?なんじゃそれ(笑)。我ながらセンスのないネーミング。まぁ、そんな本です。
一等から三等に分かれる客室、多国籍な船客、乗る人がいれば降りる人がいる。そういう長い船旅の情緒が上手い具合に織り込んであります。
旅が終わってからの、最後の展開まで、上手に構成されていて、最後まで楽しめる。
特に好きなのは、やっぱり猫が出てくる章かな。
猫嫌いのうるさい婆さんがいるため、猫のために一等の部屋をひとつとってしまったお金持ち夫婦。が、その部屋は殺人事件が起きた部屋で・・・三毛猫ホームズさながらの名探偵っぷりを発揮する猫。しかも、お茶目っぷりがかわいい。

しっかし、2ヶ月弱の船旅でこんなに事件が起きる船があったらえらいこっちゃだわ。それでも乗ってみたくなる船でした。こんな風に港港に停泊して地球の向こう側まで行くのも楽しそうだなぁと飛行機嫌いの私は長旅に思いを馳せてしまう。汽車っていうのも素敵だけどね。居住スペースでは断然船の方が広いし、ひとつの社会が出来上がるから面白そう。
アガサ・クリスティの汽車ミステリーとか好きな方はきっと楽しめるんじゃないかな。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学



















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