上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

photo
黄昏の百合の骨
恩田 陸
講談社 2007-04-13
評価

by G-Tools , 2007/06/08





麦の海に沈む果実』に登場した理瀬が学園を出た後のストーリー。
絶対的な権力者だった祖母が死に、祖母の遺言で屋敷に住むことになった理瀬。わざわざ留学先のイギリスから帰ってきて、癖のある姉妹と一緒に住む理瀬。
”魔女の家”と呼ばれるこの屋敷で何が起きようとしているのか?

『麦の海に?』同様の灰色のトーンの小説。前回は理瀬自身のあいまいな記憶にその不穏な雰囲気が出ていたけど、こっちは屋敷の不穏さがぷんぷんする。不穏な登場人物の中で唯一明るい世界の住人と思われる同級生の雅雪。なのに彼のまっとうさが文章全体の暗さに飲み込まれちゃって、なんだかジットリと湿った小説になっている。
従兄弟の稔や亘との関係性もイマイチ飲み込めなくて、なんだか小説の中で迷子になっちゃう感じ。
うーん。このシリーズって結構微妙だなぁ。
空気感とかは嫌いじゃないし、登場人物も惹かれるんだけど、そこを掘り下げないから、消化不良な感じがするんだよな、毎回。
終着しない結末が恩田さんらしいと言えばそうなんだろうけど、こうしてシリーズを重ねていくうちにどこかがスッキリしても良さそうなのに、読めば読むほど、この灰色の世界に迷い込んでいくようで・・・
やっぱり『三月は?』から一気に読み直すかなぁ。
スポンサーサイト

テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学





そうですね。ヨハンは存在自体が謎ですね。
何故にそんなに狙われているのか?
彼の方がよっぽどスリルな生活を送ってそうですもんね。
【2007/05/08 21:09】 URL | momo #-[ 編集]
三月シリーズの中でも、『麦の上に~』と『黄昏の~』は、主たる人物の年齢のせいか、また違う感じですよね。
『黄昏の~』は、『麦の上に~』における仕掛けがない分、同じく不穏な空気が漂っていても、割とさらっと読めてしまうような気がします。理瀬だけではなく、ヨハン側も読みたいなぁ。
【2007/05/07 22:18】 URL | つな #nfSBC3WQ[ 編集]














管理者にだけ表示を許可する


| HOME |


Design by mi104c.
Copyright © 2017 たまゆらのつぶやき, All rights reserved.

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。