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押入れのちよ
荻原 浩
新潮社 2006-05-19
評価

by G-Tools , 2007/06/08




いよいよ奥田英朗と朱川湊人との境があいまいになってきたぞ。読みすすめる中で、誰の本であるかを見失う。奥田英朗式ユーモアと朱川湊人的怖さがあいまって、荻原さんという特徴を見失う。
でもバツグンに面白い。表紙の怖さに怖気づいてはいけない。

全部で9編の短編が入っているけど、割と最近書かれている前半の2話がバツグンに良かった。
『お母さまのロシアのスープ』と『押入れのちよ』。
そのほかの短編は結構ホラー。ブラックユーモアもあり。だけどどれもあまり気持ちのいいものではなかったな。
『お母さまのロシアのスープ』は笑う話ではないけど、よく出来てる。
『押入れのちよ』は幽霊の話だけど、全く怖くない。気持ちがほっこりする話。
一人称ならではの展開が結構あって、その上手さが秀でてるのが『お母さまのロシアのスープ』。一人称の主観を通しての世界と、彼女らを取り巻く世界との相違。細かい描写も上手くて、唸る一編でした。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学



















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