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まひるの月を追いかけて
恩田 陸
文藝春秋 2007-05
評価

by G-Tools , 2007/06/15




これは紀行文なのか?っていうくらい、ストーリー的には惹かれない小説でした。奈良の情緒ある景色、田舎の風景の中に馴染む古墳群、山に囲まれた奈良という土地の大きなものに包まれている感覚・・・そういう描写は流石だと思うけど、非日常のゆったりとした文章は退屈でもある。奈良を舞台に展開するミステリー。そのミステリーの部分がどうも惹かれなかったというのが難点。

異母兄弟の兄が失踪し、長年兄と付き合っていた彼女とともに兄を探しに奈良へ旅立つ静。しかし、旅の始まりから彼女はニセモノだったことが判明し、本当はその彼女の親友だったという妙子と、奈良の町を歩くことに。
兄である研吾、彼女の優佳利、そして妙子の3人は学生時代から微妙な三角関係を保って過ごしてきたという。その3人の関係性と自分と兄との希薄な関係性に戸惑ったり、哀しんだり、羨んだりしながら、旅は続く。兄の出現、妙子の不在、そして旅の目的、終着点。言い様によっては飽きさせない展開の数々。
でも、私にはどの展開も魅力に思えず、結局そのまま終わってしまった。うーん。誰にも共感できず、誰にも惹かれずっていうところなのかなぁ。
つい先だって読んでいた『鹿男あをによし』と図らずも舞台が被っていたのに、全く違う奈良があって、そこはちょっと面白かったかな。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学



















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