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きつねのはなし
森見 登美彦
新潮社 2006-10-28
評価

by G-Tools , 2007/09/13




数日前に読み終わったものを既に思い出せなくなっているのが怖いわ。おぼろげな記憶を頼りに・・・
これまでの森見さんの作品とは一味違った感じ。京都の幻想的な舞台は変わってないんだけど、コミカルさがなくて、ホラーに近いほうの幻想的な話でした。
狐のお面、胴の長いけもの、骨董品屋の芳蓮堂・・・これらのアイテムを絡めて紡がれた、ちょっとゾッとする話。狐憑きなのか、得体の知れない獣の仕業なのか、ふっと違う世界に引き込まれる人々。
骨董品屋に入ったときに感じるあの身構える感じや、骨董品や図書館の古い本とかに手を触れるのをためらう感じっていうの?古いものってどんな時間や人の手を経てきているかがわからないので、なんか不気味さがつきまとう、その感じが濃い本。

不可思議なことを描いているのは同じなのに、『夜は短し歩けよ乙女』と全く違う印象を作り出していて、この作家青年のチャレンジ精神というか、作家としての前向きさを感じますね。
例えば、画家が同じ対象物を何枚も何枚もアングルや手法を変えて描くように、この人は同じ事象を繰り返し描いている気がします。
いつ、このモチーフから離れるのか、それも楽しみです。

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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学





こんばんは。
つなさんはこれが初・森見だったのですね。
私はこれが初だったら、ここまで森見さんを読まなかったかも・・・。
『新釈・走れメロス』は骨太な感じがしましたよ。
【2007/09/18 21:15】 URL | momo #-[ 編集]
momoさん、こんばんは。
そうですねえ、京都以外を描く森見さんって、いま一つ想像出来ないかも。
でも、「【新釈】走れメロス」は、そういう意味では京都からは離れているのでしょうか?
現在、図書館の順番待ちなのですが、こちらも楽しみです♪
*トラバいたしました。
【2007/09/16 22:18】 URL | つな #nfSBC3WQ[ 編集]














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