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対話篇
金城 一紀
講談社 2003-02
評価

by G-Tools , 2007/11/16





甘い。金城さんってこんなに甘い本を書く人でしたっけ?春樹っぽくもあり、伊坂っぽくもあり。ま、そもそも伊坂が春樹っぽいんだけど。

”死”にまつわる3つの愛の物語が対話という形で語られる。金城さんの作品は好きなんだけど、”死”をとらえた物語って私的には抵抗がある。本多某やら市川某のように、”泣かせる”話は好きじゃない。
とはいえ、文章もこ洒落てるし、登場人物にも惹かれちゃうので、やっぱり金城さんの描く世界は好きなんだな。全体的に感傷的な話だけど、3つめの「花」がいいな。
老年の弁護士と動脈瘤を抱えた青年が、国道を運転して鹿児島まで行く話。かつての妻から託された遺品を受け取りにいくためなのだが、道々その弁護士の人生が語られる。鹿児島にたどり着いたときの男泣きがいい。

この作品の4年後に映画篇を出しているけど、私は映画篇の方がずっと好き。4年のうちに金城さんがいかに巧くなっているかも、読み比べてみるとわかるかも。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学



















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