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ハル、ハル、ハル
古川 日出男
河出書房新社 2007-07
評価

by G-Tools , 2007/12/18






久しぶりの古川日出男?。装丁がかわいくって、買いたくてうずうずしていた本です。
古川氏曰く「次の段階へ来た」らしい。最後にそう書いてあった。
そうなんだ?へ?と思いながら、コレまでとの違いが分からないのであった。
ただ思うのは、どんどん走ってくなぁって。
古川さん、どんどん走ってるし、走らせるなぁって。
怖いような、それでいいような、思春期みたいな気にさせられるわ。
より闇雲さがなくなったというか、固い意志ありきで走り始めた。そんな感じですか?違うのですか?古川さん。

「ハル、ハル、ハル」
「スローモーション」
「8ドッグズ」

3編入ってます。私は表題作が好き。3人のハルが犬吠崎を目指すんだ。“誰も知らない”的な少年と家出少女とリストラ男、3人のハルが目指すんだよ、犬吠崎を。個人的に犬吠埼、好き。
「スローモーション」は日記形式で書かれる。いつかそれを読む“あなた”に向けて。だから、部分的な情報しか与えられずに知る甥と姪がさらわれたこととか、彼女が企んだこととかが、断片的ゆえに怖い。
「8ドッグズ」まさかの里見八犬伝。でも古川日出男の八犬伝。これ、長編で読みたい。
そしてどれも何故か、千葉の物語だ。暴走の、いや房総の物語。
吠えて、踊って、目指す。そういう話。かな?
脱線・・・リストラ男は板尾創路をキャスティングしたいね。ああ、勝手に映画化構想。あと少年ハルはあの頃の柳楽がいいな。うん、この3編は映画にしたいね。「8ドッグス」は誰がいいかなぁ。この役考えるのが一番楽しそう。若いときの安藤政信とか、いいな。松田翔太?もっと厚い肩がいいかな。あーキャスティングしたい、これ。

3編に共通しているのは、“警察”という国家権力や、“地域社会”?的な本来なら真っ先に気にするべき組織を全く無視しているってことかな?それが怖いんだよね。でもそれでいいんじゃないか?っていう気にもさせる。
中学生のハルは、社会に見つかってはいけなかったし、「スローモーション」のフーちゃんは自分がやらなくてはいけないことを自分でやろうとしているだけだし、「8ドッグズ」なんて、なんかいい気分だもん。やるじゃん、みたいな。犬を虐待している家は燃えていいじゃん?みたいな。
3編とも、身のまわりのすごくすごく近いところの“愛”をすごい大切にしていて、その反動が反社会的で、そんなところも怖いな。
うん。怖いよ、この小説やっぱり。なんだか落ち着かなくさせる。一緒に走りたいとは思わないな。どこかで止まって欲しいと思う。


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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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小説「ハル、ハル、ハル」を読みました。 著者は 古川 日出男 「ハル ハル ハル」「スローモーション」「8ドッグズ」 3つの中編からなる 正直、この文体はダメだったなぁ 受けつけず・・・ 短い言葉、会話 勢いとか、生きた言葉である というのはわかるけど どの... 笑う学生の生活【2011/09/11 21:51】
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