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蛇行する川のほとり (中公文庫 お 70-1)
恩田 陸
中央公論新社 2007-06-25
評価

by G-Tools , 2008/03/15




なんだか、まぶしい本だったなぁ。
真夏の日射しや、陽があたる川面、少女たちの汗(って書くとちょっとやらしいけど)、男の子たちの視線をまっすぐに受けられない感じ・・・
これでもかってほど、失われた時間を感じさせられてしまった。そもそも夏休みとか合宿とかの雰囲気自体、遠い思い出だもんなぁ。帰りたいような、帰りたくないような、不安定な日々。きっと人生で一番美しくて醜い時期。

美術部の毬子は、舞台の背景画を仕上げるために、合宿に誘われる。それは、ただの合宿ではなく、特別な時間になるはずのものだった。というのも、学校で有名な二人の美少女、香澄と芳野に誘われたからだ。香澄の自宅で1週間ほどの合宿。有頂天になる毬子に水をかけるように突如現われて警告をする少年。にこやかに近づいてきた美少年。楽しみな気持ちと同時に得体の知れない不安が広がる。何故、毬子は香澄の家に呼ばれたのか?

何かが始まりそうな夏休み。少女が1日にして少女でなくなってしまう思春期。そんな一瞬一瞬を鮮明に描いていて、その一方で川のほとりで起きた過去の事件の真相が徐々に明らかになっていく。今回はミステリー部分よりもやっぱり少女たちの描写が良かったかなぁ。
色々なジャンルを描く恩田陸作品の中では、好きな方に近いかなぁ。ただミステリーだと思って読むと物足りないだろうな。
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テーマ:読書感想文 - ジャンル:小説・文学



















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