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  『OUT

ちょっと前にHDDレコーダーを購入したので、この年末年始は録画しまくり。いやーいいね。W録機能。便利だわー。
というわけで、テレ東の深夜にやっていたのを観ました。

深夜の弁当工場で働く4人の女性。そのうちの一人が夫を殺してしまったことから、思わぬ事件を引き起こしていく。パート仲間が殺してしまった夫をバラバラにして捨てた3人。そのことをきっかけに死体処理の仕事が舞い込んできたり、ヤクザに追われたり。平凡な主婦達が日常からずれていくストーリー。

まずキャストがいい。好きな役者ばっかり。
しっかり者だけど、家庭は崩壊している主婦マサコに原田美枝子。ギャンブルにはまったダメ夫を持つこれまたダメ妊婦に西田尚美。ブランド物を買うため借金を重ねる絵に描いたようなダメ女に室井滋。彼女らの上司であり、原田美枝子演じる主婦から信頼されている主任に倍償美津子。さらに殺されるダメ夫は大森南朋!ちょっとしかでなかったのが残念。消費者金融の男、香川照之。いいね、いいね。こういう配役。

深夜の弁当工場ってのが職場だけあって、幸薄そうな女たちが集まってるのね。主任は要介護の婆さん抱えて、立ち退き要求されてるし、西田は妊婦なのに、旦那はギャンブルで貯金使い果たすわ、暴力振るうわ、本人も喫煙、飲酒、ジャンクフードとダメ母っぷり大発揮。本当、こんな女は子供なんて産むもんじゃないってつくづく思うわ。室井は数社の町金から借金してブランド物買いまくり。唯一まともに見える原田も旦那はリストラ、子供は口をきかない状態の家で黙々と家事をこなしてる何のために生きてるのかわからない主婦。
ダメ妊婦・西田が殺した夫の死体処理を押し付けられた原田。警察に通報すれば済むものを何故か、自分で処理しようと主任を呼んで、お風呂場で死体をバラす。血がつかないようにと時代遅れの水着きて、ゴミ袋で作った作業着着てシャンプーハット被って解体するんだけど、滑稽なんだよね、この姿が。呼ばれた主任が「そんなの着たくないわよ!」って拒否するのそこ?みたいなね。その後ももう一人解体するんだけど、「老人は脂肪が少なくて楽だわ」っていう会話しながらお茶の準備したり、「活き活きしてました」なんて言われちゃったり、そこには焦燥感も罪悪感もないんだよね。
むしろ、疑いかけられて怒ってるヤクザ佐竹の方がまともなんじゃないかって思うくらい、この女たちは自分のことしか考えず、死体をバラしてる。
結局、佐竹を殺してしまった主任が自首することになって、あとの3人は逃避行。オーロラ目指して、清清しくエンド。

こんな説明じゃなんだそれって感じだけど、実際そうだから仕方ない。彼女らの不幸とか行き着く先とか、そういうことはどうでもいい感じがしたのよね。普通に娯楽映画として楽しかったから。『ファーゴ』みたいで。
主婦が犯罪に巻き込まれていくスリルみたいなのは全然なくて、あまりに淡々とそして滑稽に犯罪を犯していく女たち。
あまりにステレオタイプな女たちが気になるけど、結局彼女らの個性なんてどうでもいいのかもしれない。まさに喜劇と悲劇は紙一重な映画でした。私は喜劇と観たけど・・・

原作は言わずと知れた、桐野夏生さんですが、まだ読んでません。
聞くところによると原作とはかなり違う内容らしいので、原作も気になります。早々に読んでみよう。


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