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ベーコン
井上 荒野
集英社 2007-10
評価

by G-Tools , 2008/08/14




初めて読む作家さんでしたが、川上弘美の初期の頃の雰囲気があって、結構好みのタイプでした。おいしそうな食べ物が描かれている本が好きな方にはいいかも。
特に”食”と”性”があわさったときの、あのいやらしい感じ(といってもこの小説自体は別にいやらしくはないんだけど)が好きな人にはいい。このラインでいやらしいのは辺見庸の『ゆで卵』だわ。こちらも好きだけど。

短編のタイトルは全部食べ物の名前で、恋愛模様とそれらの食べ物が絡んでいい悲哀を出しております。人生の大きな転換期、気持ちが揺れ動いたとき、食べた食べ物を通してその向こうにいる人たちに思いを馳せる、そういう話。向こう側にいるのは、恋人だったり、父親だったり、母親だったり、かならずしも恋愛相手ではないけど、男女の感情が織り成す人生の変わり目を描いております。こんな風に自分の人生の中に何かしら感情を呼び起こす食べ物があったらいいなぁと思う。
反対に自分が作ったものが、誰かの人生に影響を及ぼしていたらいいな、とも思う。
なかでも「クリスマスのミートパイ」は、ミートパイに対する印象に共感できたなぁ。海外の絵本やアニメで出てくるミートパイって、一体どんな代物なのか・・・子どもの頃ミートパイには憧れたもんだわ。クリスマスの日にそんな夢のようなミートパイに出会えるって、幸せだわ。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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