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母の家で過ごした三日間
Francois Weyergans 渋谷 豊
白水社 2008-03
評価

by G-Tools , 2009/03/30




おもしろかった?!
前金をもらっているのに一向に新刊を出せずにいる作家さんのウダウダな日々。書こう、書こうと机に向かうも、思考はあちらこちらへ。書こうと思っていた小説のこと、かつて訪れた国、かなり多くの女性との甘い時間(笑)、さらに督促を受けている税務署とのやり取り・・・つらつらと書き連ね、その思考の脱線ぷり、切羽詰っている割にはのん気な彼が相当面白い。あと彼のしょうもない浮気性っぷりも。

でまぁ、ウダウダしているうちに、本のプロットは描かれていくんだけど、その登場人物もまた書けずにいる作家で、その作家が取り組んでいる小説の主人公も作家で・・・とつながっていくのね。読んでいるうちに果たしてこの女の人はどこの世界の人だったかしら?となる。
『母の家で過ごした三日間』という本を書こうとしているのに、当の彼はしばらく母親の家によりついていない。新刊を出せないことが後ろめたく、顔をだせないでいる。
ママンや姉たちにかわいがられて育ったようなおぼっちゃんぶりがあちらこちらに垣間見えて、本当だったら、仕事しないくせに浮気ばっかりしているこんな男はどうしようもないはずなのに、なんだか憎めないキャラクターがたってます。

結局、この作家さんはこれで一冊書けたわけだ。あとは、書こうと思ってこちらも前金をもらっている『火山』と『様々な情事』が気になりますな。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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