- 2009-04-27│
- Category:作家(森見登美彦)│
久々モリミー。新婚のモリミー。
全て手紙の形で書かれている本。
京都の研究室に飛ばされた大学院生守田一郎が、文通武者修行と称して、いろんな人と交わす手紙の数々。
これぞ、森見独りよがり文学の骨頂とも言うべきか。文通の片方の手紙だけなので、独りよがりにも拍車がかかっております。
友人、小松崎の恋の悩み相談、大塚緋沙子なる羽貫さんみたいな強烈な先輩との応酬、妹への強がり、家庭教師をしていた小学生への教え、さらには森見登美彦との不毛なやり取り、そういう人たちとのやり取りを通して、遠くはなれた京都で起きていること、守田のいる能登での生活が見えてくる。それぞれの手紙の時差や、相手によってニュアンスの変わる文章など、なかなかに面白い。
形として面白い。
でも、やっぱり手紙なので、ある程度の量で区切られてしまい、自然勢いはなくなってしまう。全様がちょっとずつ見えてくる面白さと引き換えな感じ?
好き嫌いがあるかも。



確かに、装丁は作品に合っていてとてもいいですよね。
つなさんが書いてたように、大文字山への招待状もかわいらしいというか、こ憎たらしいというか、ニヤリとしている守田を想像できますよね(笑)。
私は、シビアな妹が結構気になる存在でしたよ。
モリミーのブログ、面白いですよね。でも、トークライブのお知らせで初めてモリミー実物を拝見して、ちょっと・・・・これからもモリミーのイメージはクマのぬいぐるみのままにしようと思いました。