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海 (新潮文庫)
小川 洋子
新潮社 2009-02
評価

by G-Tools , 2009/05/20




ブログを見て、小川洋子さんの本を読むのがものすごい久しぶりなことに気づく。
なんかずっと読んでた気がしてたんだけど、ブログ始める前に結構読んでたんだな。

これは短編集。相変わらず、どこの国かわからない不思議な雰囲気と、静かな世界が広がっていました。長編に比べると、不思議感は弱く、その分読みやすいかも。
「バタフライ和文タイプ事務所」が好きです。
キーボードの上に広げた手がまるで蝶のようだから・・・と付けられた社名からして素敵ですが、内容もユーモアに溢れていて面白かった。タイプライターと活字管理人のやり取りを描いていて、欠けてしまった活字を取り替えてもらうため、活字管理人とガラス越しに会話をする二人のやりとりがなんともいやらしい。
主に医学部の論文を打っているため、壊れた活字が「糜爛」の「糜」であったり、「睾丸」の「睾」だったりする。普段あまり口にしない部位の名称がバシバシ入った文章を生真面目に打っている様とか、確認のためにそんな文章を大きな声で読み上げている様が、なんともおかしい。
この短編は官能小説を描いて欲しいと頼まれて、描いたものだとか。なるほど。こんな風に官能小説を描ける小川さんが素晴らしい。

相変わらず不思議職業が出てくるけど、よく思いつくよな・・・
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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