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風が強く吹いている (新潮文庫 み 34-8)
新潮社 2009-06-27
評価

by G-Tools , 2010/01/07




箱根を目指す陸上部の大学生たちの小説を、2010年の箱根駅伝と同時進行で読みました。
理想と現実を味わうようで、なかなかに良かったです。
現実は小説のように簡単じゃないと、リアル映像を見ながら思い、実際に走る学生を見ながら、ああ彼らもまた毎日毎日走って、個々の才能の差やらと戦いながらも自らの走りを研磨しているんだなぁとため息がでる。
小説の中のランナーも、実際に走っていたランナーも、どちらもとても輝いていました。

この本を読む前から、箱根駅伝を観てはいたけど、ルールとか全然詳しく知らなかったから、今年はウラの模様も色々と想像しながら観れて楽しかったなぁ。
下りの6区の大変さを小説で知っていたから、転んでしまった中大の生徒に「仕方ないよ」と今まで以上に同情できたし、タスキをつなげなかった亜細亜大の生徒の思いが胸にしみて、泣けました。

同じメンバーで走れるのは一回だけ。10人に回す襷。そして、次の代へと回す襷。
そういう諸々があるから、箱根駅伝は毎年毎年が面白いんだと納得。

小説ももちろん面白かったんだけど、5区の怪物、東海大の柏原くんが今年の駅伝の全てを持っていってしまった。いやいや彼の走りはすごすぎるよね。去年も驚いたけど、今年もすごかったわ?
寛政大の神童はヘロヘロだったのに。。。
そうそう。東海大の選手は60人ほどいるそう。すごいね・・・これが現実だね。

恐らく真剣に駅伝に取り組んでいる学生諸君には、きれいごとすぎる内容だと思う。でも、走ることを大の苦手として、長距離なんて拷問としか思えない私のような人間が、「走ってみたい!」と思う、それほど走ることがイキイキと描かれていた本。どんなに苦しくてもその先には何かがあるんじゃないかと、そんな期待を抱かせてくれました。
難しいことはひとつも描かれていない、あ?しをんさんは箱根駅伝好きなんだなぁと素直に伝わってくる本でした。そして、やっぱりBL好きなしをんさんらしい世界観でもあるとチラッと思う(笑)。

あ?楽しかった。10区がやってくるのがなんだか寂しかった。走り終わらないで欲しいと思ってしまった。10人の生徒も素敵だったけど、ニラが可愛かったね。なんで犬猫の描写はあんなにも癒されるんだろう。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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