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廃墟建築士
集英社 2009-01-26
評価

by G-Tools , 2010/02/01




『失われた町』を挫折してから、三崎さんの本は読んでおりませんでした。
久々に読んでみたけど、やっぱり苦手だわ。
原因は、三崎さんが描き出す架空の世界にまったく入り込めないからだな。
不思議な世界を描いた本って、その世界観を受け入れられるとめちゃめちゃ面白いけど、入り込めないともう苦痛になっちゃうのね。今回は短編が4つだから、読みきれたけど。
ただ、「図書館」は面白かった。「蔵守」も手法としては面白かったけど、内容はそんなに・・・


「七階闘争」
町で起きる事件は七階のせいだ!ってことで、七階を排除する動きがでて、それに対して七階を守る反対派が現われて・・・とまさに七階闘争な内容。これがきつかった。その状況を楽しめないし、何に共感していいのやら・・・で、これがひとつめにあるのは、どうかと思う内容でした。どうせならもっとディテールを詰めて納得させて欲しかった。

「廃墟建築士」
廃墟とは、使われなくなって廃れていく建物という概念とは異なり、わざわざ「廃墟を作る」ことに人生をかける建築士の話。これもね面白く読める人には面白いと思うの。単純に私に合わなかったっていうだけだと思う。もう趣味の問題だね。

「図書館」
バカバカしいけど、これが一番分かりやすくて楽しめた作品。「図書館の夜間開放」といって、元々野生を持った図書館の野性を夜に解放して、それをアトラクションにするイベントを描く。要は夜になると飛ぶんですよ、本が(笑)。
バカバカしいでしょ?でも、その単純さが読みやすかった。

「蔵守」
これは、ちょっと雰囲気が違って、中身を守る”蔵”とその蔵を守る”蔵守”の話。
いつからか、そこにあったが、ついに終わりが来る蔵。その終焉を蔵と蔵守それぞれの主観で描いている。
そもそも人間が誕生する前からあった”蔵”なるものを受け入れられるかどうかだわね。
もしかして、私がその辺にある”蔵”を想像しているから違和感があるのか?いや、描写されていたのも同じようなものだったな。

ま、とにかくこれらの話の設定を受け入れられるかどうかで、楽しく読めるかどうか、変わると思う。
しばらくまた三崎さんはお休みしよう。

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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