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スティーブン・バーコフ演出によるカフカの『変身』。
グレゴール・ザムザを森山未來、父親を永島敏行、母親を久世星佳、妹を穂のかが演じる。

正直、それほど期待をして行かなかったのですが、全くもって予想外の舞台でした。
そもそもカフカの『変身』をどう舞台化するのか、あの一人称の小説を・・・と思っていたのですが、なるほどなるほど。こういう舞台にできるんですね。
パンフを見る限りだと、古くから各国でこの形で上演しているようだけど、私はこういう舞台とは初めて出会いました。
まさに、出会いです!衝撃でした。
これは芝居ではない。 芸術です。

とにかく素晴らしい!!
グレゴールの部屋を表す鉄パイプのセットのみで、小道具は丸イスぐらい。
中世のヨーロッパをイメージした衣装に身を包む4人の役者。
リズムを打つ音と効果音。
カラダと台詞と音が一体となる、リズミカルな展開。
時に象徴的に切り替わる照明。
ああ、なんて古典的な雰囲気のある舞台なんでしょう。

なにより目が離せないのが、森山未來の虫!!
言葉通り、カラダひとつで、指先、関節、表情、彼の持つ体を全て駆使して、虫を演じます。
なんておぞましい、そしてかわいそうな虫なんでしょう!
これまでも役者としての森山未來をかなり評価しておりましたが、彼は観るたびに彼の能力がまだまだつきないことを教えてくれます。今回もあれほどまでに彼の身体能力が高いことに驚きました。
ブラボーです。スタンディングオベーションをしたいくらいブラボーでした。しなかったけど・・・。
いや?いいもん見せてもらったなぁと一人ニンマリしながら帰路につきました。


いつもの悪い癖で森山未來主演だけは覚えて行ったんですけど、あとの役者知識をゼロで観ていて、母親役は上手いな?と母親の一挙手一投足にも目を奪われておりましたが、あの久世様でしたわ。大好きなんですよ?久世さん。昔、宝塚ファンの従妹に連れられて行った舞台で、当時2番手だった久世さんをその日一番の収穫だと思った日からファンです。やはり上手です。素晴らしい。ラストの方の久世さんの表情!サイコーでした。

そして、妹役。誰かは知らんが、結構いいじゃんと思ってみていたら、穂のかでした。そういえば、初舞台って言ってたな。なんでこの子がデビューしてから、あっという間に映画やら舞台やらに出るのか正直分からんと思っていたけど、なんか普段の彼女と違って、雰囲気良かったわ?
思えば、動きとか拙いところは確かにところどころあった。でも雰囲気勝ち!妹という役柄が良かったのか、私はこの役の彼女は好きだな。

唯一、この芸術的な舞台にほころびをもたらしていたのがお父さん。サリーちゃんのパパと見まがうような風貌で、一人動きがぎこちなかったなぁ。台詞もよく聞き取れなかったし。個人的な希望では、もっと粗野で破壊力のある父役が良かった。

それでも舞台としての完成度はかなり高い!
驚いたのは、リズムを刻んでいた音は生でつけているんですね。
いや?この舞台、音効さんは緊張感あるな、と思ってみていたんだけど、生で音出してましたか。なるほどねぇ。
とにかく、森山未来のグレゴール・ザムザは観ておいたほうがいいと思う。
アッパレです。本当に。

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テーマ:演劇・舞台 - ジャンル:アイドル・芸能



















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