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優しい音楽
優しい音楽
posted with 簡単リンクくん at 2006. 2.13
瀬尾 まいこ著双葉社 (2005.4)通常24時間以内に発送します。

瀬尾さんの作品で一番最初に読んだのが確か『図書館の神様』だった。軽いタッチの文体で読みやすい。嫌いじゃないけど、もうひとつ何かが足りない。そう思った。今回の本は3編の話が入っているけど、まあ短編だからこの軽さでもいいかって感じかな。『幸福な食卓』を読んだ後だと物足りなさをより感じてしまうかも。

表題である『優しい音楽』が一番好きじゃない。死んだ兄にそっくりな男性を駅で見かけて近寄り、そのうち恋人になってっていう話なんだけど、なんかみんないい人過ぎて、なんか、ね。兄貴にそっくりな顔をした男と寝れん!単純にそこが違和感なのかも。この家族にとって再生のきっかけになったんだろうけど、それを担うのはそっくりな顔をした彼じゃなくてもいいはずなんじゃ?

2話目の『タイムラグ』。不倫相手の子どもを預かって、何故かその子どもと結婚を反対しているおじいさんのところへ一緒に行って、「奥さんはいい人です!」と熱弁をふるっちゃう女性。これがまた、そんな穏やかじゃないよーと内心思わずにはいられなかった。どんだけいい奴だよ、アンタ。っていう突っ込みを何度入れたことか。文章が気持ちよくて、うっかりと見逃しちゃいそうだけど、おかしな話だよ。

3話目の『ガラクタ効果』が一番よかった。収集癖のある同棲相手がある日佐々木さんというおじさんを連れてくる。その佐々木さんの存在が2人の馴れ合った関係に変化をもたらすんだけど、普通怒るし、気持ち悪いよ。見知らぬおっさんが同じ家にいるのって。でも、佐々木さんのキャラとか、佐々木さんの話すこととか、一緒に過ごすお正月とか、ほのぼのしてて、へんてこな共同生活が楽しそうに思えてくる。楽しい短編でした。
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