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かたみ歌 (新潮文庫)
朱川 湊人
新潮社 2008-01-29
評価

by G-Tools , 2010/08/24




久しぶりに朱川さんの本。

東京のとある下町。
アカシア商店街のあるこの町は、不思議な現象が起きる町。
どうやら覚智寺という小さな寺が、この世とあの世をつないでいるらしい。
そのせいか、この町では、死者がよく現われる。

防げなかった死、伝えられなかった想い、ただ会いたいという焦がれ・・・
生きるものの想いと死んでしまったものの想いが行き交う町。
死にまつわる様々な想いが色々な方法で伝えられる。
そこに恐怖や畏怖はなく、ただただ切ない気持ちがある。

朱川さんの得意分野ですね。
朱川さんという作家さんは、不器用な語り口で書き進めることがよくある。
読まれることを意識しない、文章を生業としない、普通の人の想いを素朴に記すためだろうか。
これは、書き手としては結構難しい作業なんじゃないかと思う。
書ける人が、文章を下手に書くって難しいよな?
この本は、この町に暮らす人々の不思議なお話がオムニバスのように入っているので、
その数だけ、文体が変えてある。
さらりと読める本だけど、書くのはそうであるまいと勝手に感心してしまう。

話によっては、泣いてしまうので、電車で読むのは要注意。
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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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朱川湊人 『かたみ歌』(新潮文庫)、読了。 亡くなった者たちとの行き来が起こる、とある東京の下町でのお話。 それぞれのお話が、古本屋の主人と関わり合いながら語られていきます。 不思議な出来事... 観・読・聴・験 備忘録【2011/05/10 01:04】
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