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水域(上) (アフタヌーンKC)
漆原 友紀
講談社 2011-01-21
評価

by G-Tools , 2011/02/10




『蟲師』の作家さん、久しぶりでした。
めちゃ泣きました。
参った、参った。
やっぱり、漫画って直接来るな、涙腺に。
たまたま本屋でみつけたので、内容を全く知らずに読み始め、
上巻の中ほどから、泣きっぱなし(笑)。

ダムに沈んだ村にまつわる不思議な話。
正直、これまで現実で故郷がダムに沈むっていう話を聞いても
それほど関心を持ったことがなかった。
でも、これを読んで、そうか、そういうことか。
と改めて村人たちの気持ちを想うことができた気がする。


滝にもぐったまま行方知れずとなってしまった息子を持つ
一家が、村を離れられなかったのは当然のこと。
様々な想いがダムの底に眠っているのだ。
普段は水中に隠されている、そういう想いがダムが干上がることで
徐々に見えてくる。

”想い”が水を通して、現世と異世界を交錯する。
時も場所も離れたところの人たちが、出会う。
その邂逅は、留まっていた人たちの新しい一歩となり、
堰から流れ出す水は、新たな生活へと誘う。


滝からほとばしる水しぶき、豊かな水源、
荒くれる濁流、澱んだ緑色の溜まり・・・
どれも同じ水なのに、こうも姿を変えるのか。
水って不思議。
漆原さんの作品には不可欠な存在かも。





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