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小銭をかぞえる (文春文庫)
西村 賢太
文藝春秋 2011-03-10
評価

by G-Tools , 2011/03/27




芥川作家、西村氏の初読。
なんて言うんでしょう・・・
私小説なので、ご本人の生活を描いているわけですが、
まぁひどい男なんですよ、こいつ。
労働もせずに、好きな作家の全集作りに没頭し、
その資金から生活費まで、女に頼ってるくせに
態度は亭主関白このうえない。
罵倒するだけでなく、暴力まで・・・
要はクズですよね、男の、というより人間の。

読めば読むほど、その性格の悪さ、口の悪さに
不愉快になるんだけど、なんだけど・・・読んでしまう。
ニヤリとして読んでしまう。
結局のところ、こんな男と付き合ってる女も女だし
お互い様なんだろうし、
そういう風に人生こじらせて、もがいて生きている人の
悲哀と滑稽さが絶妙に描かれてるんだな。

とはいえ、こんな自分をさらして小説書いて
芥川賞獲ったなら、人生大逆転だよなぁ。
もちろん実力あってのことだけど。
それにしても、父親は猥褻犯、本人も中卒前科持ちって
すごいプロフィール。

人としては許しがたいタイプだけど、
読んでいくうちに好きになりそうでヤダ(笑)
こんな最低男のことなんて無視していたいのに
続々とその本を手にしてしまいそうなジレンマが・・・

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テーマ:読んだ本。 - ジャンル:本・雑誌



















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