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キップをなくして
池沢 夏樹著角川書店 (2005.7)通常24時間以内に発送します。

池澤夏樹さんの本を読むのはとてもとても久しぶり。
大学生の頃に結構読んだんだけど、最近はエッセーが多かったのでご無沙汰してました。
この作家さんはおじさんとは思えない瑞々しい文章を描くのが印象的。

「キップをなくしたら、駅の外には出られないんだよ」
子どもの頃、切符をなくすということがとても恐ろしいことだったっけ。
改札口の前であるはずの切符を探すときのドキドキ感。見つかったときの安堵感。そんな気持ちを思い出した。
大人になった今は切符をなくしたってなんとかなるのが分かってるし、そもそも切符ってあんまり手にしなくなった。

電車に1人で乗る。そのこと自体が冒険だった。
そんな時代を描いたファンタジーなのだな、これは。
キップをなくしたらどうなるんだろう?
そんな子どもの疑問から生まれる空想の世界。

「キップをなくしたら、駅から出られない」
切符をなくした小学生のイタルはそう言う少女に導かれ、東京駅構内の部屋へ連れて行かれる。そこは切符をなくした子どもたちが暮らす場所だった。そして、ステーション・キッズとしてのイタルの生活が始まる。

改札の内側であれば、どこへでも行ける。
キオスクなどの構内売店は全て無料。
職員用の食堂や浴場、仮眠室などを舞台に子どもたちの生活が繰り広げられる。そして、通学をしている子どもたちを守るという特殊な仕事を特異な能力を持ってして、こなすステーション・キッズたち。

うーん。かなり楽しそうだぞ、この生活。鉄道好きの人にはたまらんだろうね。細かいところで疑問はあるものの、まぁ作り話だからいいかと気にしない。普段、何気なく利用している所の裏側が舞台っていうのが、子どもらしい好奇心を刺激するんだね。こうなってたら、楽しいだろうなぁという子どもの空想っぽい小説なのだ。そこに鉄道好きが加わってる。

子どもの一人称で描かれているので、かなり幼い感じはするものの、ほのぼのしますよ。童話に近いかも。
鉄道好きの大人と小学生にお薦めかな。
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こんにちは。
確かに理不尽な感じはしますよね。
始めは何が起きるのかと、期待しながら読んでたのですが、途中から気持ちを切り替えて読みましたよ。
大人には物足りない本ですね。
ジブリはね、子どもの頃に出会ってよかったと思う作品ですよね。
【2006/03/18 18:23】 URL | momo #79D/WHSg[ 編集]
わ、すみませんまた誤植です・・・
>ジブリ作品しなくなってしまい、
ジブリ作品でも感動しなくなってしまい、
【2006/03/16 15:07】 URL | あんこ #79D/WHSg[ 編集]
こんにちは。
この作品、面白そうと思って買ったものの、
途中で挫折してしまいました。
童話と割り切ればよかったのですが、
なんか理不尽な理由で閉じ込められている
感じがして、それに耐えられませんでした。
ジブリ作品しなくなってしまい、
自分も汚れてしまったのだなぁと感じます(笑)
ほのぼのしたいときに読み直そうと思います。
【2006/03/16 15:06】 URL | あんこ #79D/WHSg[ 編集]














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