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猫を抱いて象と泳ぐ (文春文庫)
小川 洋子
文藝春秋 2011-07-08
評価

by G-Tools , 2011/09/02



文庫になるのを待ち望んでいた本。
もう、タイトルからして好きだもの。
チェスをさす少年の話が、なぜにこういうタイトルになるのだろうと
すごく不思議だったんですが、なんかもうすごいですね。
読んで感嘆。

これまでも小川さんの描く、国も時代も不確かな幻想的な雰囲気が
とても好きでしたが、失われる物語が多く暗い印象が強かったのが、
この作品に関しては、なんとも収まりがいいというか、
自分の中でスッポリとはまりました。
抱えている暗さも込みで、スポッと。
何だ、この感想(笑)


唇が閉じられて生まれてきた少年。
大きくなることを恐れた少年。
チェス盤の下じゃないとチェスをさせない少年。
チェスという馴染みのない世界を舞台にしていても
少年の不安や喜びがこうもイキイキと伝わるものなのか。
なんか、すごく素直に読めたなぁ。
しかも泣けた。

猫とか鳩とか、控えめに人に寄り添う動物の存在がまたよかった。
これまで読んだ小川さんの作品の中で、一番好きだ。


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