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困ってるひと
大野 更紗
ポプラ社 2011-06-16
評価

by G-Tools , 2011/12/16



人生って何が起きるかわからんなぁ~としみじみ思う本。

ビルマの難民救済活動に精を出す1人の女子大学院生が突如病気になり、
自分自身が”難”を抱えることになった経緯を書いた本。
彼女がかかったのは、超難病。
原因も治療法も未知の世界。

発病から、治療をしてくれる病院探し、
医療制度との格闘、必死の退院・・・という経緯を
ものすごくライトなタッチで書いてます。
彼女の性格もあるけど、人ってあまりの思わぬことを前にすると、
その一つ一つをこういう風に観察してしまうんだろうか。

闘病記にならないように・・・と心がけて記されている
不運な女子の病気との出会いは、明るく笑い泣きの毎日だけど、
でも絶対笑えない一瞬一瞬も行間から感じられました。

東日本大震災もだけど、同じ歳のバリバリ働いていた同僚が
ガンで逝ってしまったり、と個人的にも”生きる”っていうことを
考えずにはいられない年だった。
自分があまりに無為に生きているんではないかと、自省の念に押しつぶされそうな毎日。
私、生きていてもいいですか?っていう問いは、
この更紗ちゃんが言うならまだしも、私なんかが言っちゃいけないな。

親や友人に多大なる負担をかけながらしか生きられない更紗ちゃん。
きっとこの重荷に堪えられなくなる時もあるだろうし、
なぜ、自分が・・・ということも絶対考えるだろうし、
それこそ死にたくなる瞬間なんてしょっちゅうあるはず。

でも、病院から出て、こうして本を書いて、生きてる。
果てのない治療を続けていかなきゃいけない。
仕事なんていつできるかわからない。
それでも、前へ踏み出した。

すごいな。



困ってるのはよくわかった。

ちょっとずつでも困ることが減るといいなと思う。


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