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母恋旅烏
母恋旅烏
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.14
荻原 浩著双葉社 (2004.12)通常24時間以内に発送します。

明日の記憶』に続いて荻原浩さんの本2冊目。
へぇ??ほ??ふぁ??
っていう感想(笑)。なんだそりゃって感じだけど、あの作家さんがこういう文章をねぇ?で、「へぇ?」。
中盤あたりであの作家さんが、こういう話をねぇ?で「ほ?」。
で、最終的に「ふぁ?」。
要約すると、あの本を書いた作家さんが、こういう本を書くんだ・・という驚きだぁね。
何度か、奥田英朗の本かと錯覚してしまった。
それだけ、コミカルな文章で人物描写も愉快。
でも、ケラケラ笑って読んでると、ふと胸をギュッと抑えられるような切なさに襲われる瞬間があって油断ならない。

ストーリーは、元大衆演劇一家がレンタル家族という仕事をしているところから始まる。
会社を興しては潰しているダメ親父・清太郎、そんな夫に逆らわない母親・美穂子、いじめられっこで学校にろくに行ってなかった引きこもり長男・太一、元ヤンで旦那に死に別れ、娘1人を持つ長女・桃代、そして知恵遅れの末っ子・寛二。
バラバラの家族がレンタル家族の仕事をしている時だけ仲の良い家族になれる。だから寛二はこの仕事が結構気に入っている。
けれど、またもや親父がレンタル家族業を独立して始めてしまい、失敗する。次第に離れていく家族。そして窮地に立った清太郎は大衆演劇に戻る。

レンタル家族を通して家族再生するのかなぁと思いきや、あっさりバラバラになる家族。芝居を再開して、家族再生するのかなぁと思いきやうまく行かない巡業。
気持ちいいほど、予想とは違う方向へ進む物語。
後半、演劇に戻ったあたりからが面白い。まさに滑稽という言葉がはまる。
ラストの方に意外なこともあるけど、なんか、応援したくなる家族。
家族の愛とかそんなのは全然だけど、嫌いなんだけど気になる感じとか、そういうの結構共感できるかな。

この人の本はもうちょっと読んでみようと思う作品でした。
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