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終末のフール
終末のフール
posted with 簡単リンクくん at 2006. 4.21
伊坂 幸太郎著集英社 (2006.3)通常24時間以内に発送します。

地球に小惑星が衝突するまで、あと3年。
残された日々を生きる8人のストーリー。
ちょっと前に読んだ三浦しをんの『むかしのはなし』でも隕石がやって来たのを思い出す。
これまでの伊坂氏の作品とはちょっと違う感じ。
これまでの登場人物って、結構超越してるというか、すかしているというか、我関せず的なクールな人が多かったけど、この本はもう少し人間っぽいかなぁ。
厚みのある話が書きたくなったのかな、と思う一冊でした。
各章のタイトルが韻をふんでるあたり、伊坂さんらしいなぁと思って目次を読んでニヤリとした。少々無理やりっぽいけどね(笑)。
「終末のフール」
「太陽のシール」
「籠城のビール」
「冬眠のガール」
「鋼鉄のウール」
「天体のヨール」
「演劇のオール」
「深海のポール」

舞台は相変わらず仙台。
8年後に地球は小惑星の衝突により滅亡しますという発表がされ、世の中は秩序も何もあったもんじゃない状態になった。その発表から5年が経って、世の中の混乱が何故か落ち着いてきた時分。
生き残った人々のこの5年間の話とこれからを思う話。
あと3年しか生きられないのに、子どもを生むかどうか悩む夫婦や、父親が残した本を4年かけて読み終え、さて今度は何をしよう?というときに恋愛をしようと思い立つ女の子の話などなど。

8年って微妙だよね。あと3ヶ月で地球が滅亡しますって言われたら、世の中って混乱したまま終わっちゃうと思うけど、8年後って言われたら、どうしたらいいのか途方に暮れるわね、きっと。
8年食いつながなきゃいけないから、豪遊するわけにもいかないし、死ぬのが分かってるのに働くのもバカらしいし。
だから、本にでてきたように自殺したり、暴動が起こったりして人がいっぱい死ぬのは分かる気がするなぁ。みんなどうしたらいいかわからないんだもんね。でも自殺はまだしも殺されるのはイヤだな。

文中にああ、これって伊坂さんが全部の作品を通して書いてることだなぁって台詞があった。世界がめちゃめちゃになってる時にうどん屋を始めたホームレスの男性がなんでうどん屋やってるのかって問われたときに答えた言葉なんだけど、「どうせ生きるなら愉快に生きたい」こんな感じの台詞だったと思う。
思えば伊坂さんの作品の登場人物の生き方ってこんな感じだよね。理由はどうでもよくて、愉快に生きた方がいいじゃん的な。

もっと個々のストーリーを掘り下げて読みたくなっちゃうから、作品としては、My伊坂ランキングには食い込んでこないけど、楽しめましたよ。
それと集英社の特集ページが結構凝っていて面白い。
未読の人も覗いてみてはいかがでしょう。
伊坂幸太郎『終末のフール』公式ホームページ
→ http://www.shueisha.co.jp/hillstown/

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そうなんですよ。
デザイン飽きたんですけど、雰囲気変えずにいい代わりがなくて・・・自分で作れないものですから。
「ヨール」は笑いましたね。私も「冬眠のガール」好きですね。伊坂さんが苦手とするらしい恋愛話。
今後も読んでみたい感じでした。
【2006/04/24 14:47】 URL | momo #79D/WHSg[ 編集]
おお、デザイン変わられたんですね。このデザイン私も好きです、が、一瞬どなたかと思いました(笑)ごめんなさい。
サブタイトルには確かに少し無理がありましたね。「ヨール」って、それかい、みたいな(笑)でも、とても好きな作品集です。櫓のお父さんと、冬眠のガール(これもタイトルから作ったかのようなお話でしたが)のキャラが好きでした。
【2006/04/23 02:03】 URL | ざれこ #79D/WHSg[ 編集]














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終末のフール発売元 本を読む女。改訂版【2006/04/23 02:01】
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