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沼地のある森を抜けて
梨木 香歩著新潮社 (2005.8)通常24時間以内に発送します。

なんて壮大な物語。そしてなんて感想を書くのが難しい小説なのだろう。
全然書ける気がしない。

ぬか床から始まる物語は、梨木さんが得意とする異世界(異質だけれど、どこか懐かしくて優しい世界)の話へ展開するのかなと読んでいると、話は途中からさらに大きな世界(いや、とても小さな宇宙かな)へと進んだような気がする。『家守綺譚』で掛け軸の向こうにあった世界のように、ぬか床の底には違う世界があるのかと思った。
人と人ではないもの。
この本では、その境がどんどんあいまいになって、最終的にはひとつになってしまった。ぬか床から発生した生命。それはこちらの世界とあちらの世界をつなぐもの。


それにしても、これまでにはないほど”愛”が描かれていたような気がする。ジェンダーを超え、人を超えたところで、感じる雌性と雄性。
それは、ジェンダーなどという感覚ではなく、個体と個体がひとつになる必然なのか。

初めて「個」として、他者と交わろうとした「僕」。他者と融合した時、最後に見た灯台の光はもしかして・・・えっ?そういうことなの?とちょっとうろたえる。

最後まで気になったのは、大潮を目指し島に戻ってきた人々は結局、島に戻ってきてどうなったの?またひとつの生命の源となってしまったのか?
フリオはどこへ?光彦はどこへ?


いやいや、本当に感想にならん。
本が難しいということではないの。どうまとめていいかがわかりませんの。
どうもすみません。

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