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LOVE
LOVE
posted with 簡単リンクくん at 2006. 6.28
古川 日出男著祥伝社 (2005.9)通常24時間以内に発送します。

初めて古川氏の本を完読しました。といっても、『gift』を挫折して2冊目だったんですけど。
いやいや、すごい!ものすごいな、古川さん。新しさで言えば、舞城と出会った時のような衝撃ですよ。

この本は、地図と時刻の2つの軸で描かれる小説である。しかもその地図はとても狭い!鳥瞰のような視点で描かれる街のストーリーは、あの失敗したと噂される村上春樹の 『アフターダーク』 を彷彿とさせる。が!断然成功しているのは、コッチ。五反田・目黒・白金という、品川区、目黒区、港区の一部分を舞台に進行する話を読んでいると、首都高の高架、目黒川、道路道路、ビルビルと、3Dの街中をアタマが駆け巡る。
ただし、それはこの舞台となっている土地が私の生活圏内で、その街の様子が想像できるからでもある。土地勘のない人は東京都の地図を持って、読んでみると面白いのかもしれない。
話の内容としては、街に生きる人たちの出会いとか、出来事。些細なこともあれば、そんなブラックな社会が?という内容もあり。
ちゃんと説明するのは、難しいけど、確実に言えるのは、街を歩いて、愛して作ったんだなっていう点。
猫好きにはとてもわかりやすい、街の細部。猫を探しながら歩く人間は普通に街を歩いている人間とは違う視点を持っている。猫が潜んでいそうな、路地、階段、車の下・・・そういうところを知らず知らず見ながら歩いている。そういう場所が描かれている。
”街”を描いている本だと思う。

トバスコなんて言う、都バスを乗り継いで街をうろついている小学生が登場したり、猫を見つける大会とかが密かに行われたりする。鳥瞰的でありながら、目線が低くて楽しい。かつて通学路の猫地図をアタマの中に持っていた私にはとても楽しい話だった。
探猫者(たんびょうしゃ)なんていう言葉まで出てきて、わー私もなってるかも、とうかれた。

楽しかったなぁ。知らない街を歩くときのドキドキとか、入ってはいけない所に入りたくなる衝動とか、素敵な裏道を見つけたときのちょっとした幸福感とか、そういう気持ちと近しい。散歩をしたくなる本でした。
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こんにちはー。
そうです、そうです。「ベルカ~」の方です。
私は「ベルカ~」を読みたいと思って、でも以前挫折したから、どうしようっかなぁと先送りにしていたのですが、これを読んで、やっぱり読んでみようと思いました。
「LOVE」は特に読みにくいとは感じなかったけど、確かに集中しにくい文ではある気がします。
「gift」の時は全然集中できないというか、入り込めなくて途中で止めちゃったんですよ。
絶対大丈夫とは言い切れないかなぁ・・・
【2006/07/07 15:50】 URL | momo #79D/WHSg[ 編集]
こんにちは。
古川 日出男さんって「ベルカ吠えないのか」が去年有名になった人ですよね。始めて古川さんの本を読んで、私も挫折しました・・・。きっと私も「gift」は駄目ですね。
『知らない街を歩くときのドキドキ』ってとっても楽しいですよね。引越しは面倒なんだけど、行ったら行ったで結構楽しむタイプなので。探猫者って言葉にとても惹かれます!
ベルカ~では文体が読みづらいのもあって挫折したのですが、「LOVE」は読みやすいですか?
【2006/07/06 00:50】 URL | あんこ #79D/WHSg[ 編集]














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