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うつせみ
ジェヒ キム・ギドク イ・スンヨン
ハピネット・ピクチャーズ 2006-08-25
評価

by G-Tools , 2007/06/08




監督:キム・ギドク
出演:ジェヒ、イ・スンヨン

公開時に見そびれていた作品。なんとなく、キム・ギドク作品を放っておけない私。
ひどく退屈だったり、ひどく傷ついたりと観るほどに好きなのかなんなのか、わからなくなる監督だ。

この作品は、ストーリーを聞いた時からとても気になっていた。
他人の留守宅を転々としながら暮らす男と、夫から虐待を受けて家にこもっていた女の出会い。
影のように生きる二人。
他人の家に上がりこみ、その家の洗濯物を洗い、壊れている物を直し、ご飯を作って他人のベッドで眠るテソク。そんなテソクが家にいるのを知りながらも何の行動も起こさないソナ。そして帰ってきた夫からの仕打ちを見逃せず、ソナを連れ出すテソク。
そして、テソクとソナは二人で空き家を巡る。徐々に心を開く二人。
世間とは相容れない二人は二人の絆を深めていくが、ついに不法侵入が見つかり、逮捕され・・・
すごいことに、テソクは一言も言葉を発しません。ソナも後半の2シーンくらいしか話してない。
でも、二人の感情がヒシヒシと伝わる。テソク役のジェヒの表情は見事。
ちなみにこのテソクがテソクという名であることすら映画の中では分からないし、この男の子がなんでこんなことしているのかもさっぱりわからん。でも、そんなことはどうでもいい。静かな時間の流れと触れ合う二人の気持ちが美しく描かれていて、いい。

原題は「空き家」、そのまんまだ。で、邦題の「うつせみ」。この世に現実に生きているという意味と抜け殻という意味がある。これは映画のラストにある言葉を受けてのタイトルだと思う。
この世が本物かどうかは誰にも分からない・・・というような言葉でラストを締めていた。ということは、このストーリーが、この二人が、本当かどうか分からないっていうことでもある。だけど、ひたすら人の目につかぬよう、影のように生きている二人にはピッタリの言葉だと思う。
さらに英題は「3iron」。コレは結構エグいタイトル。話中、テソクがソナの夫に、夫がテソクに振るうアイアン。このアイアンに何を象徴させるのか・・・
私としては邦題が一番好き。うつせみという言葉はその意味とは裏腹に幻想というイメージがある。幻想・・・この映画にピッタリだと思う。
最後にジェヒ、いい。この映画の後にドラマで大ブレイクしてるけど、眼が印象的。
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