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力道山 デラックス・コレクターズ・エディション
ソル・ギョング ソン・へソン 中谷美紀
ソニー・ピクチャーズエンタテインメント 2006-08-04
評価

by G-Tools , 2007/06/08




監督:ソン・ヘソン
出演:ソル・ギョング、中谷美紀

尊敬する映画俳優、ソル・ギョング氏が日本の英雄・力道山を演じた作品。作品ごとに容姿・雰囲気を変えることのできるソル・ギョング。
その才能をあますことなく披露している。
だって、こんな体格じゃないもの、この人。しかも日本語での演技。
下手な日本語の映画なんてイヤだなぁと思ってたけど、その辺はあまり気にならなかった。

うちらの世代にはあまり力道山って馴染みがないから、これを見て、苦労の人だったのだなと初めて知った。在日朝鮮人で力士を目指すという行為だけでも彼の苦労は想像に易い。
戦後の朝鮮人に対する差別にめげず、たくましく生き抜く力道山。
でもやっぱり国技の前に道は塞がれ、プロレスの道へと転身。
日本にプロレス興行を広めた立役者だ。
でも、力道山は強い力道山でいることを辞められなかった。興行のための八百長を受け入れられず(というよりも国民のヒーローとして負けられなかったという方が正しいか)、生来の気性の荒さが敵を作り、ついには通りすがりにお腹刺されて死んじゃう。
なんて強くて、なんて不器用な男なんだろう。
強くならなくては生きていけなかった。強くなったら孤独になった。
ヒーローだけど、なんだか悲しい人生。

皮肉なのは、散々自分を馬鹿にしてきた日本人たちの英雄となったこと。どデカイ、アメリカのレスラーを倒すことで敗戦により虐げられていた日本人の魂を開放し、彼は日本人の国民的英雄となった。でも、そうなったことで朝鮮人であること、祖国が足かせになった。
ヒーローとなった彼のアイデンティティーはもう、”力道山”しかなくなってしまった。
いや、最初から”力道山”としてしか生きられなかったのか・・・。
そんな彼に負けることを強いるのは、死ねと言ってるようなものなんだ。そりゃできないよね。

幸せじゃなかったかもしれない。でも今も尚、その名を知る人がいっぱいいるということが彼へのはなむけになるといい。
こういう作品を日韓共同で作れる時代になったことを幸せに思う、今日この頃。
ソル・ギョングの新作が早くみたいなぁ。
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